見出し画像

夏の日のつれづれに

台風一過で一気に日差しが戻ってきた。

残暑と呼ばれる季節になったのにもかかわらず、日本列島はまだまだ夏ざかり。猛暑としての様相を呈している。ちなみに残暑の時期とは立秋(8月8日頃)以降のことらしく、もう本来では過ぎ去っている。

なのにこの連日の暑さは一体何なのかとぎんぎんと照り付けてくる太陽をにらみながら思った。眩しいのでこれくらいにしておいてあげよう。


夏というのはかつて30℃を超えると真夏日と呼ばれ、特に暑い日とされていたはずだった。それが気が付けばあれよあれよと気温が上がっていき、気付けば40℃を記録する地域があるくらいの異常な暑さとなってしまった。

猛暑の上には酷暑という名称も生まれた。猛暑とは35℃以上の気温の日で、酷暑は40℃以上の日とのこと。私が住んでいる地域は今の時点で猛暑日となる。




今はこれを書きながら外の風景をぼんやりと眺めている。目の前でひらひらと揺れるカーテンが夏の暑さで大分やられた風を連れてくる。

絶対エアコンの方が涼しいと思うが、換気も必要なのでこの時間は仕方がない。10分程度は開けておかなくては。何ともぬるい風が部屋を満たす。そろそろかなと思い、空きっぱなしだった窓を閉めようと立ち上がった。


するとホーホケキョと鳥の声がしてきた。ウグイスだ。なんて季節外れに鳴いている個体なのか。普通は春から初夏までらしい。この暑さで何か生態系が狂っているのかもしれない。

例えばここらにいるウグイスがオスメス比率がかなり差ができていて、繁殖期間の間にパートナーを見つけることのできなかったオスがまだ婚活中で必死なのかもしれない。こんなに暑いのに頑張っているのか。






そして私も頑張っている。何が頑張っているかって、よくある学校仕事育児介護…ってもうそのレベルじゃなくて、この暑さの中で今生きているっていうことだ。生きているだけで偉いっていう言葉、今までぴんときていなかったけど今なら言える。

今この異常な暑さの中で耐えて生きている人みんな偉い。みんな生きることに頑張っているんだ。辛いのはみんな一緒だよとかそういうことは言わない。でも現在みんなの上に降りかかる暑さという要素だけは少なくとも同じだと思うんだ。

よく漫画でも同じ敵に出会った時に共闘するライバルがいる。私はそういう展開が大好きだ。NARUTOならナルトとサスケだ。ドラゴンボールなら悟空とベジータみたいな。


なんのはなしですか。






夏の暑さだけでなく地震の恐怖におびえ、台風や豪雨で避難していた方もいるくらいに荒れに荒れている現在の日本列島。少しでもリラックスできる時間を取ったり、好きなことをできる機会を大切にしていきたい。

みなさんもどうかご自愛下さい。

この記事が参加している募集

読んで下さり本当にありがとうございます。サポート頂けると励みになります。いつも通りスイーツをもぐもぐして次の活動への糧にします。