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便利な時代の温かさ

どんなことだってディスプレイの向こう側で完結する、この時代に
どうしてもかさばるものが、まだまだ存在してる

できる限りの効率化を求める、この便利な時代に
効率の悪そうな、かさばるものが、たくさん手元に残ってる

それは人間と同じように歴史を積み重ねて、時とともに変化していく
よくもわるくも、古くなっていく
古ぼけた色、古いにおい、びっしりとかぶった埃

ディスプレイの向こう側に見ることができるものはきっと、永遠に同じ場所で、新しいままで、変化することなく存在し続ける
なんてありがたい話だろう
なんて便利な時代なんだろう

ただ10年後、20年後、それを眺めたとき
手にとってあたたかさを感じられるのはどちらだろう

手軽さとか便利さとか、そういうものを超えたところにある何かを感じる力、本当は誰もが持っているはず




※ Twitterでは、写真と短めなことば、発信してます→@arinkolog
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