レモン精油の効果効能とオススメブレンド　アロマテラピー

自分用の覚え書きも兼ねて精油の効果効能や私の気に入っているブレンドなどを記しています。

今回は、レモンについてまとめました。

精油の基本データ

本から得た情報をまとめています。私の感じたことは引用の形で記しました。

原料植物名
レモン

科名
ミカン科

主な抽出部位
果皮

精油抽出法
圧搾法

香調
シトラスノート
シャープで透明感のある香り

かすかな甘さと苦みを感じる柑橘の香りです。レモンを絞ったときのように爽やかで甘さと苦みをわずかに感じる香りがします。

香りの持続性
トップノート

香りの強さ
弱

柑橘の精油は全体的に香りが弱いです。しかし、その中だとレモンはやや強めの香りがします。

成分（一部）
オクタナール、シトラール、リナロール、リモネン、β-ピネン、γ-テルピネン、デカナール

注意事項
光毒性あります。精油成分にフロクマリン類（ベルガプテン）が含まれているため、肌に使用する際には注意が必要です。

精油の特徴

心への作用

リフレッシュ効果があり気持ちを落ち着かせてくれます。

・不安感を和らげる
・集中力を高める
・気持ちを落ち着かせる
・緊張を軽減させる

身体への作用

白血球の働きを強化するので風邪予防に効果があります。

・抗ウイルス作用
・抗真菌作用
・殺菌作用
・免疫賦活作用
・血行促進作用
・鬱滞除去作用

肌への作用

ニキビや吹き出物の予防に役立ちます。

・抗菌作用

こんな時に使いたい

・眠気を飛ばしたい時
・集中したい時
・頭をクールダウンさせたい時
・元気が出ない時
・心がバテている時

気に入っているブレンドの組み合わせ

レモン×サイプレス

心を落ち着かせて集中力を上げるレモン精油と散漫した意識を落ち着かせて集中力を取り戻すサイプレス精油のブレンドです。

レモン1：サイプレス1でよく使用しています。

ゆったりとした気持ちで集中して作業に取り組みたいときに使うことが多いです。

レモンを増やすとよりフレッシュで爽やかなブレンドになります。私が普段使用しているブレンドレシピよりもレモン2：サイプレス1のブレンドの方が万人受けする香りかもしれません。

サイプレスを増やすとよりウッディで落ち着きのあるブレンドになります。「気分を上げて集中したい」ときよりも「ゆとりのある気持ちで集中したい」ときに適したブレンドだと思います。

レモン×ジュニパーベリー

どちらの精油もむくみを除去する作用があります。マッサージオイルとして使用するのに適したブレンドです。

ただし肌に使用する場合にはフロクマリンフリーのレモン精油を使った方が安心です。通常のレモン精油には光毒性があるため日中の肌への使用には不向きです。

私はレモン2：ジュニパーベリー1でブレンドしています。甘さの少ないスッキリとした香りです。

レモンを増やすと爽やかさと軽やかな甘さが増します。ジュニパーベリーは癖のある香りのためレモン精油を増やした方が使いやすいかもしれません。

ジュニパーベリーを増やすとウッディで辛口な香りになります。松脂のような独特の香りのため人によっては苦手かもしれません。しかしジュニパーベリーはお酒のジンの香りづけに使われているため、ジンが好きな方はジュニパーベリーが多めのブレンドの方が気に入ると思います。

写真はフリー素材ぱくたそ様よりお借りしました。

参考文献
『アロマテラピー検定　公式テキスト　1級・2級』　日本アロマ環境協会編（日本アロマ環境協会）
『アロマブレンドデザイナー　公式テキスト』　日本アロマ環境協会編（日本アロマ環境協会）
『おもしろくて役に立つあたらしいアロマテラピー事典』　木田順子著（高橋書店）