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山を歩く

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アルプスの女王 燕岳に挑む②

アルプスの女王 燕岳に挑む②

※前編も公開されてるのでこちらも良かったら読んでみてください。

消灯が20時半だったためか夜中の3時ごろに目が覚めて眠れなくなった。
日の出が5時36分だったため、まだ起きるには早い時間だったが、星空が見たくて外へ出た。
この日は風がほぼ無く、外は相変わらず霧が立ち込めていてた。
それでも外には眠れない人たちが数人いて、一緒に空を眺めていた。
本来であったら、山の上から見る満点の星空で、街の明か

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アルプスの女王 燕岳に挑む①

アルプスの女王 燕岳に挑む①

猛烈な暑さだった今年の酷夏も終わりを告げ、急に秋の空気へと変わった。
友人からの誘いを受けて、ずっと登ってみたいとは思っていたがなかなか挑戦できずにいた燕岳(つばくろだけ)に一泊二日で挑戦してきた。

前日準備

今回は燕山荘という山小屋で一泊する計画を立てていたので、一泊二日分の荷物パッキングすることになる。また山頂の夜の気温は6度まで下がると聞いていたので、それに備えての防寒着などの準備をして

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世界一の岩壁を見に行こう

世界一の岩壁を見に行こう

ゴールデンウィークも終盤に差し掛かる頃、
新緑と残雪、そして巨大な岩壁を見に谷川岳の一ノ倉沢にトレッキングをしてきた。

世界一の……

山の中でもいろいろな世界一はあるが、谷川岳は世界一遭難者をだしている山という負の称号をもっている。
世界一の標高を誇るエベレストよりも多くの人がこの山では遭難しており、魔の山とも呼ばれている。
そんな魔の山でありながら、高い人気を誇り、
たくさんの人たちがこの山

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尾瀬で食べるということ(後編)

尾瀬で食べるということ(後編)

そもそも尾瀬とは

なぜあんな山奥に平らな湿地ができたのか。

今から数万年前に燧ヶ岳が噴火し、川が堰き止められ尾瀬沼が誕生したと言われている。
やがて周囲の山々から土砂が流れ込み自然の堤防が形成され、水捌けの悪い土地が湿地となり、水生植物が繁茂する様になった。この植物たちは低温のため枯れず腐らず水中に堆積し泥炭層となり数千年以上の年月をかけて現在の湿地になっていったという。
泥炭層は1年に1mm

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尾瀬で食べるということ(前編)

尾瀬で食べるということ(前編)

ー尾瀬では人が遭難すると、
その夜山小屋でステーキが振舞われるそうです。ーそんな噂を聞いてから尾瀬への関心が強まっていた………。
嘘です。

そんな噂とは関係なしに今年の夏はどうしても尾瀬に行きたいという衝動に駆られていた。
至仏山に登った時に山の麓を歩いたことがあったが、山の上から尾瀬を眺めたときに、尾瀬の広さには驚いた。ほんの一角を掠めただけだった。
それから一度は尾瀬の湿原を歩いて夏の清々し

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GW 終盤 山のすヽめ

GW 終盤 山のすヽめ

ゴールデンウイークも終盤に差し掛かり、まだ山に行けてなかったので黒斑山〜駒ヶ岳ルートを縦走しました。
天気も良く風もなくとても良い山行になりました。
昨年は全然山に登れてなかったので黒檜山に登ること自体は4〜5回目でしたが過去1で辛かったです。今回の登山をきっかけにまた山に登れるように体を鍛えようという思うきっかけになりました。

群馬県前橋に位置する赤城山は複数の山の総称で、その中でも黒檜山は赤

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