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Brighten up the day!! 【7】 : 2021年10月の嗜好まとめ🍁🎃

1ヶ月のうちに感じたことを綴るコーナー・Brighten up the day!! の第7回。「今週の1曲」の1ヶ月分まとめを軸に、様々な事を記します。


【今週の1曲:2021年10月分 🎧🎶】

(42) THREE1989「When I fall in love」 (2019)

先月のnoteでも触れたと思うけど、この曲もSpotifyにあった「秋に聴きたいJ-POP」というプレイリストに入ってて知った1曲ですね。

THREE1989、とは"西暦1989年生まれの3人"で構成されたユニットらしく、"70年代, 80年代, 90年代のサウンドを取り入れ、ダンスミュージックを織り交ぜた、現代的かつ懐かしさを感じる楽曲が特徴"とのこと (公式サイトより引用)。

まさにこの紹介の通りで、パッと聴いただけでもう"あっ、大好き…"ってなるようなキラーサウンドが心を鷲掴みにする。大袈裟な表現抜きで、本気で"人生の秋うたベスト5"に入るかも。

後にも書くけど 今月の頭にちょっと用事があって三重を散策する機会があって、その時に 田んぼ道を歩き 遥かなる山々を眺めながらこの曲を聴いたのだけど、その瞬間が忘れられなくて。何度も思い返したくなる秋の一瞬。思い出と共に深く記憶に刻まれる、確かな名曲だと思う。


(43) CAPSULE「Starry Sky」 (2007)

もはや音楽に詳しくなくても知らない人はいないであろう偉大な音楽家・中田ヤスタカ先生の、2001年より活動しているユニット・CAPSULE(カプセル)。今年デビュー20周年 & 6年振りに新曲を出したらしく、その影響もあってか Spotifyを開くたびに自分のホームのトップにCAPSULEがオススメで表示されるようになっていたので、これはもう聴くしかないな…と思い、押して聴いてみた。

…めっちゃくちゃ好き……!! 良い…!! 個人的にはPerfumeのファンとして長らくこの方のサウンドを耳にしてきたけど、そのルーツを分かってなくて、見えてなかった部分が今になって見えてきて、とても驚いたと同時に、これまで聴いてなかったなんて、何て勿体ない!!と悔しくなった。

知らなかったけど、2001年頃のデビュー当初は アコースティック寄りの渋谷系音楽を主にやってたんですね。その辺りの曲も良いし、作風がどんどんデジタルサウンドに潜っていって、そのキレの絶頂かと思える 2006年のアルバム「FRUITS CLiPPER」と、2007年のアルバム「Sugarless GiRL」… この2作が特に好みすぎて今月ほんとにリピートしすぎ。音のカッコ良さはもちろん、ボーカルを務める こしじまさんの歌声も超・素敵。

そんなこんなで聴き込んでいた「Sugarless GiRL」の中でも 一際"おっ!"となった1曲が、2曲目に収録されている楽曲「Starry Sky」。Wikiのタイアップに"日本テレビ系『密室謎解きバラエティー 脱出ゲームDERO!』エンディングテーマ"って書かれてるのを見て、遠い記憶がザーーッと蘇った。あ、知ってるわ。この曲 聴いたことある!!!

「DERO!」、懐かしい。大好きだった。10年前、自分は当時 中学生で、学校から帰ったら必ずテレビを付けて、19時代のバラエティーとか夢中で見てた (特に日テレ)。その頃はとにかくテレビに夢を抱いてて、将来はテレビ局に就職したいな~とか考えてた。厳しい世界だもんな…、今はとてもそんなこと思わないのだけど。

そんな懐かしい記憶が蘇ったりもして、素晴らしい音楽にも出会えて、何だか一石二鳥な感じがする。「Starry Sky」の話題からは逸れるけど、「Sugarless GiRL」の表題曲の歌詞も、今の自分の気持ちを代弁してくれてるようで好き。名曲!


(44) PUFFY「トモダチのわお!」 (2012)

ある日 突然 PUFFYが気になり出して、Wikiでその目覚ましい活躍を調べたりしてた。PUFFYも今年 記念年で、デビュー25周年なんですってね。音楽好きを名乗る割には意外とこの方達についてはノーカバーで、2人をモデルにしたアニメが全米で大ヒットして 世界を股に掛けるグループになったとか、そういう歴史 全然 知らなかったな。

PUFFYの曲の魅力といえば何と言っても楽曲提供アーティストの豪華さで、奥田民生さん、井上陽水さん、草野マサムネさん、トータス松本さん、椎名林檎さん、志村正彦さん、真島昌利さん、甲本ヒロトさん、吉井和哉さん、斉藤和義さん 等…今年のアルバムにはtofubeatsさんもいて驚いた。

今回 選曲したい2012年リリースの「トモダチのわお!」は、石野卓球さんが参加した1曲。これ、めちゃくちゃ好きなやつ。"テレビ東京系アニメ「しまじろうのわお!」エンディングテーマ"とのタイアップが付いており、電気グルーヴの名曲「ポポ」を彷彿とさせる"子供向け・爽やか電グルワールド"が楽しめる貴重な1曲になっているのである!



(45) I Don't Like Mondays.「モンスター」 (2020)

今年ハマりにハマって聴きまくっているバンド・I Don't Like Mondays.の最新アルバム「Black Humor」から、「モンスター」をチョイス。

ハロウィンの時期ですね。今 自分の中で最もホットで、かつ"ハロウィンに合いそう"=「ホラーチック×ダンサブル×キレキレ×ロック」の発想で完全に頭の中 この曲になった。アイドラの曲って本当どれも良いんだよな~。曲ごとに雰囲気が全然 違くて、自分がハマったきっかけの曲は 疲れた現代社会人に捧ぐ応援歌だったり 悲哀に満ちたラブソングだったりしたけど、この「モンスター」はこれまた それらとは全く違う、異彩を放ってる1曲で。

歌詞が表すメッセージ性とは何か…?  想像を膨らませつつ展開する、ミステリアスでグルーヴィーなサウンド。心が躍って 疲れが癒える。本当 良いな~~このバンドの曲。リリース間隔も早い方だし、まだまだどんどん沼れそう。

【Topic】秋ドラマ、開幕!

豊作揃い! 期待値がめちゃくちゃ高かった豪華・秋
ドラマ作品が次々スタート。1週間の中に楽しみがたくさんあって、本当に良いです、今。

◾︎ 恋です!~ヤンキー君と白杖ガール~ (日テレ / 水曜 夜10時)

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10月の第1週からスタートしただけに惹き付けられるのも早かった「恋です!」。"顔に傷のあるヤンキー青年の黒川森生と、弱視である女子高生の赤座ユキコの恋愛"が描かれている本作では、"弱視"とは、障害を持つとはどういうことか?というテーマが深く掘り下げられていて、とても勉強になると共に、辛いことの中にも一筋の希望の光が差したり、人の優しさに溢れた世界が描かれていたりする各週のエピソードに、毎回 涙してます。

今期は本当に、過去1 "ドラマを観よう!!"ってモードに入ってるので、いつも以上に事前に色々チェックしてたんだけど、何かもう直感でこの作品はグッと惹かれた感じかな。水10枠のドラマをちゃんと観るのも多分 初めてなんだけど。これはめちゃくちゃ良い…。今期1の作品だと思いますよ。


◾︎ 日本沈没 ー希望のひとー (TBS / 日曜 夜9時)

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スタッフ陣で選びました!!①。結構、1年くらい前から発表してたかな?  2021年10月期の日曜劇場で「日本沈没」やります、って聞いて、これまたTBS 凄い作品やるんだな~って今年ずっと頭にあった。そしてスタッフが、2000年代の日曜劇場として凄まじいインパクトを残した硬派な作品「官僚たちの夏」「華麗なる一族」の橋本裕志さん脚本、同じく「官僚…」を監督した平野俊一さんが演出。これは豪華だな…!と。期待しかなかった。

個人的に「官僚たちの夏」が本当に好きなドラマでね、内容も難しく、重たく、かなりしんどい作品なんだけど、胸に迫るような豪華キャスト陣の怒涛の演技と 1950年代の街並みを完全再現したセット、ド迫力の演出に惹き込まれて、またこんな作品が観れたらな、ってずっと思ってた。

なんだけど、日曜劇場というと2013年の「半沢直樹」で新たな歴史を作った福澤克雄さんの «"半沢"然とした演出»が定着して以降、なかなか2000年代までの雰囲気を持ったドラマがなくなっちゃったなって印象を抱いてた。「半沢」をちゃんと観てないので あくまでもイメージだし、貶してる訳でもないんだけど、なんとなく「半沢」はポップな演出で、エンタメ感 溢れる雰囲気があったと思う。僕がまた観たい!!と思ってた日曜劇場の作品としては、もっと(良い意味で)堅苦しくて、激しくて、重い作品を求めてた。おかしな注文だけど。

そんなこんなで待ち侘びて観た第1話は、その期待にガッチリと応えてくれるものになってて。驚いたのが、テロップの入り方、ニュースを聞いてるかのようなナレーションの雰囲気、場面の変わり方、その全てが「官僚たちの夏」を思い出させるものになっていて、最後 主題歌が流れる時に、同時に"今後の展開"が予告で流れるっていう、そこまで「官僚…」と同じになってて鳥肌が立った。

こんなマニアックな見方してる人いるのかな… ちょっと感想がズレてる感じがするんだけど(笑)、とにかくそれで感動して、毎週 日曜 夜、楽しみにリアタイしてます。決して楽しい作品ではないけどね。今後もハラハラしながら見守ります。


◾︎ 最愛 (TBS / 金曜 夜10時)

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スタッフ陣で選びました!!②。多分このドラマのスタッフはより注目されてる気がする。「Nのために」「リバース」の塚原あゆ子さん、山本剛義さん:演出、奥寺佐渡子さん:脚本、横山克さん:音楽、という久方ぶりの超・黄金タッグ。それで主題歌が今回は宇多田ヒカルさんなんだと。何と言う豪華さだ!と。場面の展開の仕方も、景色の映し方やキャストの表情、仕草も、主題歌が入るタイミングも、タイトルが入ったり新たな時系列が示されたりする時の映像も、肝心な時でかかる劇伴の重要さも、その全てが絶妙な化学反応を起こすのがこのスタッフ陣のドラマの特徴で、このタッグが実現した時点でもう"凄い作品 来たな…"と身震いしてしまうような、そんなコラボなんですよね。

美しい絶景(演出のこだわりポイント!)とは裏腹に凄惨な事件とドロドロの人間関係が描かれる"田舎"パート、10数年の時を経て一変した世界線が描かれる"東京"パート、その複数の時系列が交互に登場し展開していくミステリー…う~ん めっちゃ「Nのために」じゃん!と。同じことを思った視聴者も多かったらしく、放送中のTwitterのトレンドが「最愛」じゃなくて「Nのために」で入ってた(笑)。

ただ「N…」みたいに 絶望から這い上がるヒロインと そこに差し込む希望だとか、心に沁みるメッセージ性とかそういうのを期待してたら、今回は結構 雰囲気が違くて、なんか、怖い。ミステリーというよりもホラーに近い、心臓に悪いような演出が多い。怖いもの見たさの金曜 夜。思った以上に異色の作品になりそうですね。ただ、やっぱりカッコいいんですよね、映像も音楽も。この貴重なタッグを、お祭りを心に刻み付けて、毎週 観進めていこうと思います。今後も楽しみだ。


◾︎ SUPER RICH (フジテレビ / 木曜 夜10時)

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うおっ、キャスト豪華~!!と思って気になってた「SUPER RICH」。今 2話まで観たけど、まだ結構よく分からない作品だな…。演出というか雰囲気的にも、斬新。新しい感覚。 お金持ちの社長が突如 一文無しに→そして貧乏学生との出会い… ポップには描かれてるけど、内容が圧倒的に重い。働くとは?お金を貰うとは?生きるとは? スリリングな展開と、毎回ずっしりとくるテーマにドキドキする。ちょっと疲れるんだけど、でも続きがとても気になるし、間違いなく"今期のラインナップ凄いな"の一要素ではあるし。ひとまず継続かな。


【今月のまとめ🗿💬】

特別 1つの記事にはしなかったけど、今月の頭に家の用事で初めて三重に行ってきて、写真を色々と撮ってきたのでここに貼りたいと思います。

↓鼓ヶ浦海岸ってところですね。10月2日かな、まだ暑くて夏っぽくて良かった。ベストな天候。

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陽が暮れてきたタイミングも至高だったなぁ。

↓そして下の写真が次の日の午前、ぶらりと歩いてる時に撮ったもの。この時に、前述のTHREE1989「When I fall in love」を聴いてました。

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曲の通り、キンモクセイの香りも漂ってた。

いや~良かったわ、今月。来月も良き音楽と、ドラマや映画と、自然の風景に出会いたい。

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