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きぐるみの本質とは喋らないことと見つけたり

以前ヒルナンデスの新しい気ぐるみといいますかマスコットなのかよくわかっておりませんが「このタイミングでなぜ?」と書きました。ヘッダ画像をお借りしています。

既に完成形を見ているヒルナンデスという番組に対し、このタイミングでヒルナンくん(正式名称じゃないし、ヘッダ画像としてお借りしたものは被写体がライオンですが、ヒルナンくんはライオンですらないらしいと前回の自分のnoteを読み返して知りました)という異様な新キャラクタを取り入れる理由について考えました。

多分局か制作会社に鳴り物入りで権限あるポストに変な奴が入ってきた。そして知的財産ビジネスに手を出そうとした。そこで既にフェルナンデスだかなんだかいうパペットがキャラクタとしているのに、新たにわかりやすいアイコンとしてヒルナンくんを置きにきた。

じゃないと他にはタレントしかいなく、番組固有のIPが日テレストアだの何だので売れないためです。パペットはお知らせだみゃうとかしか言わない。その役目もなんだか知らないうちに消え去っている気がする、といいますか存在が消された気がする。

全部想像なのでガチでそんな人いたら逆に困るんですが、能力や実績があろうが空気が読めない人間が重要なポストに就くと、このような愚を犯す。

つまり他局が目付きの悪い芸能人を集め、金のために「槍玉に上がった者たち」の悪口を言わされる番組しか造っていないから、それを一切やらないヒルナンデスはそれだけで貴重なわけです(昼めし旅も同例)。

ただ個人的には火木の長田やジャニタレ、芥川賞批評人の残滓がそれと同じ雰囲気を造っているため火木のヒルナンデスは「ヒルナンデスにのみ残された価値」を著しく損失していて、評価に値しないと思っています。

その価値を理解できておらず、余計なキャラクタの導入でヒルナンデスの空気が一変したことは前回示した通り。完璧にスタジオの進行ができるタレント(ふわ、若林、久本etc)が集まっているのにいちいちボイスアクターが喋るんだからストレスです。

と思ってたらヒルナンくんがあまり喋らなくなっていた上に、返し方に自由度を見出したっぽくて面白くなっていた。「いじる」って表現嫌いなんですけど、多分日本のティーヴィープログラムは人をいじらないと笑わせられないんでしょう。

ヒルナンくんがなんか「合法的な感じで」めっちゃいじられるようになっていた。それまでなんかヒルナンくんをコケにしちゃいけないみたいなムードがあったんスよね。ふわがきぐるみ呼ばわりすると篠原が妖精ですって即座にフォローしたり。

前述鳴り物入りディレクタなりプロデューサなりがヒルナンくんおよび改編期テコ入れで何の実績も残せなかったことが明るみにでも出たんでしょうか。野郎が無能さを露呈して権力を失い、ヒルナンくんがフィクサーを失い、処遇が宙ぶらりんになった。それでヒルナンくんの自由が開花した。

くそ高い泊まりどころの値段当てる時に、ヒルナンくんは司会側にいるわけです。でヒントを出してと言われる。これも割と台本なんだかどうなんだかわからないところが面白く

「ハピはお風呂が大好き~~!!だから絶景露天風呂だと思います」
→他の施設にも風呂があるよ、と言われる
「ハピ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~」←鳴き声

他にも、

なんでこのケーキが一番高いと思うの?と聞かれ
「そんなのわかりません」

また、

「この抹茶プリンは農林水産大臣賞(だかなんだか)を受賞しているからこれです」

みたいに、かわいい子供向けキャラクタっぽいのに権力に巻かれたり横柄なすっとぼけようを見せたりするようになっているわけです。

これを初回にやられたら確かに「お??この野郎……^^💢」とか思ってもおかしくないんですが、上記し忘れましたがめったに喋らなくなったこと+ボイスアクターが自由に話せる――――――といいますか導入直後のようなそれなりの音量が与えられている自分の声で場の空気を全部壊しかねないかもしれないというようなハラハラから脱却できた感の――――――おかげで、さらに各曜日の進行者たちがヒルナンくんに話題をバッと振り与えるタイミングをつかめるようになったおかげで、ようやくヒルナンくんに「立ち位置」が与えられた。

だから上の例だと単純に若林がすごい、ということになりますが多分皆で飲みにでも行ったんでしょう。若林だからそれはないかもしれない。お読みくださりありがとうございます。

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