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HELLO Baby, 俺は島を愛してる

ちばゆうすけのインタビューを読んでいる。ヘッダ画像をお借りしています。

のだが、主要部分といいますかぼくが気になっていた部分はあらかた読んでしまった。あとはカルトグラススターズの頃とか、ぼくがTHEE MICHELLE GUN ELEPHANTどころかbirthdayすら知らない頃のインタビュー(birthday自体存在しなかったんだから当たり前か……少しいろんなことがありすぎて心が壊れている)とかは宝の地図を紐解くようにゆっくり何年もかけて読むべきだと判断した。

なぜかぼくはそのような習性があり、大事な本を読む勇気がわかない。

それについてここで説明している。ラストエリクサーに喩えてて我ながらなるほどと思った。実際、ここで挙げた本を未だに読み終わっていない。

一方でぼくの読書感想MAGAZINEに足を運んでもらえばわかるのだが、物語は読んでしまう節がある。つまりエッセイとかインタビューは読めないのか。続きが出版されることがないとわかっているものに対して読めないのかもしれない。騎士団長殺しは読み終わってなおよくわからんことになっており、もしかしたらその続きやあれこれが意味することをもう一度これまで読んだとこを見直せば書いてあるのかもしれないと思って読み返したら、マジでそんな感じだったから2回目すら読んでいるのかもしれない。騎士団長殺しが特殊すぎると言えるのか。

しかしながら東野圭吾の話とかも一瞬で読んでしまう。あれは続きが来るとわかっているものか……

前置きに大部分を遣ってしまった。ぼくはこの前も言ったとおり追悼商売にへどが出るのでこの本を買うべきかどうかわからなかった。

詳しくは書いてないので、そのうち追悼商売のキモさについても話さなければなるまい。

だって当人死んでるんですよ。無理やり契約させられて著作権がどうのとかやらされて……能やんはジャーマネとしてプロモートのために雑誌に出ることだけは重視していたんだろうから織り込み済みなんだろうけど、後書きで出版社の連中がちばゆうすけはこんなもの出版してほしいとは思わなかっただろうとか言っており、じゃあ出すなやとしか言いようがない。

しかしぼくは買ってしまっている。悪魔に魂を売った上に、クソみたいなパブリッシング・システムに金を納めてしまった。情けない限りだ。おかげでぼくが知りたかった、だけど千葉は広めたくはなかった(一度世間にでたことがある内容ではあるが……だからなんだ?)色々について知れてしまった

それが良いことなのかどうかわからない。同時に、当該出版社連中の後書きを再度引用すると、これはインタビューを集めてどうにかしただけの本である、千葉本人の魂をどうこういう本ではない、というような旨を書いており、そこを自覚しているのは唯一許せる点だとぼくは評価してやった

同時にシンコーミュージック・エンタテイメントが出版する楽器演奏の本のフォーマットに従ったような装丁と中身の紙だなと思っていたら、大本がシンコーミュージックらしかった。……

千葉というスコアに近かった人間の話集がそうしたフォーマットの本としてパブリッシングされるのは、これも唯一良いことなのか……わからない。

ともあれ、斯様にぼくは出版社側の連中の書いてることは平気でここに書くが、千葉が何を話したかについては一生ここには書かないつもりだ。最初はぼくはこの本が相当な値段がするからと言っていたが、当人が出してほしかったかどうかわからないからだ。そっちにシフトした。

ともあれこのインタビューを読んでたら、ロデオ・タンデム・ビート・スペクターに入っていたターキーを見返したくなった。この頃のTHEE MICHELLE GUN ELEPHANTとは、誤解を恐れず言えばラップを歌っていたように思える。わかりやすく言えばYOYOGI RIOTのど頭がサンダーバードヒルズだった。そしてこの日はロデオ・タンデム・ビート・スペクターを順番に演奏するのがコンセプトだったのでシトロエンの孤独が来る。この歌について書くことも山程あるんだが略す。後期ステージでは台詞調の部分がかなりゆっくりになっていたというような劇的な変化があった。

そしてターキーはその次のEPであるSABRINAHEAVENのブラッディパンキービキニのようなセッションで生まれた歌にぼくには聴こえる。その差別化のために、ブラッディパンキービキニのアウトではあのようなよくわからないセッションが始まったのかと思わされる。MVもある。

同時にブレーキ外れた俺の心臓……これらを併せてHiphopに近いと思えるのはぼくがラッパーだからか。ぼくが英詩のラップしかカヴァーしないことを信条とするラッパーだからか。

またターキーも以前言ったようにステージで大きく変わる歌であり、くはらのボーカルだよりな部分がある。それについてとこれの掘り下げについてまたいつか。



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