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「e-maのど飴 新プロジェクト発表会」2020年12月21日の感想

UHA味覚糖(味覚糖グループ)/味覚糖株式会社?の新商品プロジェクト発表会があったため観ていました。

観覧した理由は、バーチャルタレント達が出演するようだったからです。ぼく自身はUHA社と何も関係がなく、いきおいnoteの内容がプロジェクト根幹についてよりもタレント寄りとなってしまうことが予想されますのでご注意下さい。

バーチャルタレントが何かしら既存の商品についてのタイアップキャラクターとして起用されることは事例としてはまだ少なく、あったとしてもかなりメジャーどころの運営会社に所属しているバーチャルタレントが充てられる事が多いように思います。

以下はバーチャルYouTuberについて以前書いたものですが、その冒頭でバーチャルYouTuber達がどんなものなのかということを主観で述べています。いわゆるタレント業界とはまた少し種類が違うような業界であるように思えます。多分まともに開拓が始まったのが2018年初頭あたりであるため。

味覚糖グループについて

味覚糖グループは以前から住谷正樹やジョイマンのような射角に位置するタレントを起用するチャレンジングな試行を重ねていたため、今回のプロジェクトも体制の中ではごく自然なものなのかも知れません。

ともあれぼくは500人前後の従業員を抱え、数々のアニメやドラマのスポンサーも務める大きな企業の商品発表会というものを観覧したことがなかったため、単純に貴重な体験ができたと嬉しく思います。

今回の発表について関係企業の方々におかれては一般的な休憩タイムである12-13時を挟み、13時半から完全に本番が始まるということで事前にろくに休みも取れず、緊張状態ではなかっただろうかと思いました。しかしながら流石に今日は1日(あるいは前日込)早期から現地入りした上で会場設営に徹していなければ場当たり的な混乱を招き、この質は確保できなかったかも知れません。

ある程度のリハーサルを必要とするライバー(バーチャルタレントの略称のようなもの)たちが、事前に楽屋でこういう話があって~ということを本番で話していたため、かなり入念に準備なさっていたのでしょう。

すぐに後述する社内YouTuberという制度(制度ではないかも知れません)でそういったノウハウを分析できていたようにも思えます。

はじまり

自身もYouTuberであるという、味覚糖グループの社員である安達瞳さんが司会を務められるようです。

イメージキャラクターであるアイドルグループ、アラサンモードという方々が登場し、イメージ歌を踊り付きで取材陣に見せます。

「こういったIPとのコラボレーションがあるのだ」、という企画がプロジェクトのメインを担うことになると、おおよそ茶化しのできないシリアスな雰囲気の中でコミカルな踊りが披露されることになるのだなぁと思わされます。巨大スクリーンに踊ったムービーをリピートするというようなやり方もありそうには思いますが、アイドルの皆さんの胆力を鍛え、顔や声をPRするというような目的もあるのでしょう。なんと言っても発表の場ですもんね。

歌ですが、商品名を連呼しつつも「マスクを伴った生活を強いられる現代社会」を男女の視点から表現する、というようにも取れる内容となっていました。

アイドルには色が与えられています。それぞれ、橙 青 黄色 紫 緑 桃。

司会するバーチャルタレント

電脳少女シロさん(以下電脳少女)がテンションMAXで登場しました。自身がバーチャルな存在であることを一般の視聴者にも解ってもらえるように説明し、いつも頬袋に飴を収納していることについて話しました。

上述した味覚糖YouTube内で紹介されている筋力トレーナーの方は電脳少女のレギュラーTV番組でも名物教師として登場するため、意外な縁があるものだなぁと思えます。

続いて、月ノ美兎(以下美兎)さんが決め台詞や決めポーズ(いつから取得?)を伴って登場すると電脳少女は「好きです!」と反応して迎え入れました。

美兎「奇遇ですね……(わたくしも好き」

電脳少女「こんなに清楚に見えるんですけどね!実は!あっ清楚なんですよね」

美兎「『こんなに清楚』なんですよね、どうしたんですか」

電脳少女「いつもの色んな行動や言動が蘇ってきたんだけど」

美兎「いつも清楚ですね」

美兎がライバーとなった理由のひとつには、電脳少女にあこがれてというものがあります。過去にも大小様々な舞台で共演して来、今では背中を預けられるライバルともなれたのでしょうか。

電脳少女に司会が交代され、ときのそらさんが登場し、2人やステージの面子に挨拶します。

美兎「ミャウウスウゥウウ」

今回のキャンペーンについて

飴を食べる際は、「口の中に入れたらすぐ噛みますよ~」と話す美兎。

電脳少女は、美兎がリハ中でもバリボリバリボリというサウンドを発していたため、1人だけ骨でも食べているのかと思ったそう。

美兎「(噛んでしまうため)すぐemaのど飴の中核に行き着いてしまいますね」

電脳少女がキャンペーン内容を発表します。

まず、このために特設サイトが制作されたということでした。

今回コラボレーションするバーチャルタレントが印刷されたオリジナルクオカードが650人に当たるキャンペーンがあるそうです。

そしてさらに別のキャンペーンとして、今日この発表会後すぐにも15時から1/20まで、つまり1ヶ月の間、「フォロー&RTキャンペーン」があるとの。詳細は公式アカウントから確かめるのが早そうですね。

毎日1名に、プロジェクトメンバー全員が勢揃いしたクオカードが当選するそうです。先程電脳少女が紹介したものとは違うキャンペーン。

さらにそれだけでなく、別のキャンペーンが進んでるという思わせぶりな発言が各タレントからありました。今後の特設サイト・ツイッターの動きを見ていて欲しいということでした。

美兎「『動いた感じ』だわ何か」

そして、もう一度冒頭のダンスを踊りましょうということに。

右手を肩にかけ、左手で商品を掲げたポーズを取っている処で電脳少女や美兎が記者に語りかけます。

「シャッターチャンスですよ」
「いま撮らないでいつ撮るんですか」
「(パシャパシャ)ありがとうございます」

美兎「風呂上がりに(この踊りを)毎日やります」
電脳「ゼンラデネ」

*

e-maってどういう意味なんだろう

美兎「学級委員長のわたくしから説明させていただきます」
電脳「本気出してけ」

ついては、「良い間」すなわち「良い距離感」を示しているのではないかという説明をおこないます。

美兎「~ということが語源になっているんじゃないかと(キーン」
美兎「ちょっとハウ(リング)ってますけど思います」

普段の美兎らしからぬ筋の通った理路整然とした説明であることに驚く電脳少女たち

電脳&そら「月ノ美兎を返せ!」

美兎「ウッ出てくるな!(本当の)人格を引きずり出すな」

*

味覚糖YouTuber社員である安達瞳さんが説明します。字をひっくり返すとame(飴)→ema。色々な理解の仕方がある様子。

美兎「そっち(わたくし)の(方が良いんじゃないですか?圧」

解説によると社名のUHAにも、ユニークヒューマンアドベンチャーの略であるという由来があるそう。それだけでなく、他にも色々な語の略であることが明かされました。emaをどのように捉えてもらっても良いと言ってくれているのでしょう。

美兎「成りたいものですねユニークヒューマンに」

電脳「イーマって反対から読むと何だろうってさっき聞かれて、イィマァだからアマァイだと思いでっかい声で応えたら(恥ずかしい」

そしてときのそらさんにはこの後大きなステージが控えていることが紹介されます。

美兎「はっ もしかして」
そら「アイドルとしての一大イベントがあるんですよ」

19時からは、hololive 2nd fes. Beyond the Stageという所属事務所総出のライブステージが開催されます。

そら「UHAさんにも協賛してもらってまして」
美兎「大企業じゃないですか」

そらさんはステージのご準備に入られました。hololive 2nd fes. Beyond the Stageは情勢を顧みて全てバーチャル空間上で開催されますが、ごく個人的には開催プラットフォームのSPWNはストレスフリーに高画質で3Dコンテンツを描画配信できるため非常にバーチャル空間上でのライブイベントと相性が良いように思えます。巻き戻しや書き込みもできたと思いますが、ぼくが過去に体験したものと全く同じ機能で開催されるかどうかは不明ですのでご了承下さい

また、所属後輩タレントに依る同時視聴なんかも楽しめるようです。

美兎「喉が良い感じといえば年越し特番があるんですよ」←??

美兎は自社年越し番組がYouTube等でプレミア公開されるという話をします。

電脳少女「流れるような宣伝ありがとう美兎ちゃん」
美兎「自然な告知ですね」
アイドルの方々「お知らせ上手」
美兎「シロさんもなりますか。お知らせ上手」

電脳少女シロの生ライブ、アスタリスクが12/30に開催されることが話されます。さらに自身の主演映画「白爪草」がネット配信決定したとのこと。

美兎「YATTA! YATTA!」

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アイドルの方々がざわつきます。

参加バーチャルYouTuber

今日の出演者にとって縁が深く付き合いの長い、ミライアカリヒメヒナ

電脳「ヒメヒナちゃんは何やら霧を吸っている」

萌美←電脳「大量の豚汁を鍋で錬成している」

エトラ←電脳部屋中の電気が切れて豆電球で生活している」

電脳「隣に洗濯機の上で生活してる人がいるんですけどね」

音霊魂子(おとだまたまこ)、花鋏(はなばさみ)キョウ ←電脳毛ごと猫を吸引する」

電脳少女シロさんの共演者に対する知識の深さが圧巻です。このあたりの方々は、先にも紹介した自身の番組で何度となく共演しているためそのたびにエピソードがあるのだと思われますね。

もこ田めめめ

美兎「可愛い」「羊ですね」
電脳「人と羊とアルパカも混ざったキメラなんですね」ドヤポーズ 「シロの妹ちゃんとしてデビューしまして」

星街すいせい ←電脳「会場からきれいという声が上がりました」「ガチャで頑張りすぎてクレカが止まるんです」

湊あくあ ←電脳「建設会社の方ですかね」※自社サーバでのMinecraftのゲーム実況ではAKUKIN建設という企業の社長となっているようです。上記2名もhololive 2nd fes. Beyond the Stage出演者。

ヒメヒナのお二人は2人で一組なので総勢12組ともなるとのことでした。

*

質疑応答

会見ということで(なのかはわかりません)バーチャルYouTuberへの質問タイムが催されました。(UHAに対してではなく)

人間であるアイドルの皆さんからバーチャルタレントへ質問がなされます。

*「皆さんとっても声が可愛らしくて」

美兎「そんなことないですよ♡(萌え声」
美兎「無料のボイトレに一回だけ行って腹から声出せということを学んだ」

電脳「歌は心で歌うと思っている、人生経験がシロをより強くする」
アイドル「私も心で歌いたいと思います」
「師匠と読んで下さい」「嘘です」
アイドル「師匠!」
電脳「ホゲー」(超音波のような声)
電脳「競りに売られた魚の気分ですね」

*「踊ったりとかゲーム配信とか多彩すぎて驚きますが、企画はいつ思いつくんですか」

電脳「アイデアは空から降ってくる」
美兎「シロさんさっきから曖昧なことしか」

美兎「ゲーム販売サイトから金脈を掘るために、(検索窓に適当な言葉を)キーボードで打つと思わぬよくわかんないものが出る すごい低予算で造られてそうなゲームとか」
電脳「大人向けなサイトとかに紛れ込んでいるわけですね」
美兎「そこまでは行ってないですけど」
アイドル「ありがとうございます!」
電脳「お辞儀がきれいですね」

バーチャルYouTuberから質問

電脳「OPでも素敵なダンスでした」「 ムービー撮影の日はどんな感じでしたか」「楽しかったですか」
アイドル「セルフでディスタンスが保たれる衣装になっている」「着てから空気を入れる」

電脳「こんなに可愛い風船人間見たこと無い」
電脳「後でねっとり触らせて下さい」
アイドル「(ねっとり……?)」

アイドル「一回来たら座れないんです」
電脳「可愛いには弊害があるんですね」
美兎「可愛いってそういうものですね」

美兎は他にも拍手する時の音がカラカラとしていて面白いと話します。手に飴が入っている実際の製品を持っているんですね。

全員が参加する気持ちで、特設サイトを見て踊れるように成りましょうという結論になりました。

*

意気込み

皆さん生まれた頃から存在している商品のPRに関われて心底嬉しいとのこと。説得力が違いますね。

「喉も乾燥すると思うので、アメを舐めて踊って歌って元気に過ごしましょう」

また子供の頃からイーマのど飴を舐めてた人も2人もいたようです。あくまで企業のリリースであるため(そもそも関係者のみの中継かもしれません)アイドルの皆さんが可愛く挨拶しても「うおー」とはならないことも特徴的です。時勢に配慮なさってのことだと思うので特徴的です、とか言うのは失礼ですが……

「今日は寒い中ありがとうございます。フルーツチェンジ味で皆さんの顔を笑顔にチェンジできたらと」

電脳「応援してくれる皆と同じ味が食べたいですね」「持ってて可愛くてテンション上がるだけでなく、味も変化するという点がすごい」「今回発表した意外にもV周りで色々ある」

美兎「わたくしは『飴を口に入れてすぐ噛んじゃうことをガム飲み込むことぐらいタブーなんじゃないか』と思っていましたが、飴の企業さんの発表会で高らかに宣言できたので認められたのだと」
電脳「宣言しに来ただけの方ですか?」

中盤でも触れましたが、まだプロジェクトが続くかも知れないので今後もご贔屓にと、見てくださった皆さんありがとうございますと締められました。動画公開 チャンネル登録 ここ

最後は美兎と電脳少女シロのフュージョンで終わりました。

後記

今回は単純に飴のPRイベントおよび発表会にとどまらず、ダンスや歌コンテンツなんかも取り入れられていたため3D体では表現が難しいこともあるバーチャルタレントだけでなく実写のアイドルも入り混じってのプレスとなったことが印象的です。

今後もこのように会場の空気を盛り上げ、的確にリアクションを発することで互いに拾い合い、商品の本質につながるPRへと貢献できるバーチャルYouTuberを起用する業界は増えるのではないでしょうか。今年度で言えばデリケートゾーンのかゆみに効く医薬品、池田模範堂「デリケアエムズ」なんかも印象的でした。

昨年度に引き続いての展開だったため、何らかの良い結果が効果測定できたように推察されます。

お読みくださり有難うございました。


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