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同化を外す

こんにちは。fuu room 心理セラピストokumura hisamiです。

前回のnoteでは、ネガティブパワーってすごい、というお話をしました。

セッションを受けるなかで、自分がこんなにも重たくネガティブな思いや感情を持っていたのか!と驚くことがあります。自分で自分のこと、こんなにダメと思っていたのか!!!と。
だから、「結構強烈なネガティブビリーフ(信念・思い込み)あったね。自分でそれを認めることさえ辛いよね。でも大丈夫だよ。ネガティブって悪者じゃないよ。持ってても全然大丈夫。」ということをお伝えしたかったのです。

今回は「同化を外す」ことについてお話しようかなと思います。

自分が苦しみの元になっている、思い・感情、そのものになっているときは、とても苦しいのです。同化しているし、さらに表に出ないように抑圧しているから、自分にその苦しみの元があることすら気づかない。そして、本人からは自分の外側に原因があるように見えてきます(これを投影といいます)。
例えば、不安と同化していると、人の何気ない言葉にも不安をかきたてられたり、新聞テレビを見るたびに不安になったり。外側の様々な出来事が不安を刺激して苦しんでいるという感じです。

不安と一体化していて。不安そのもの。でも気づいていない。

同化が外れて、「そっか、自分は不安だったのか」と気づくと認知のシフトチェンジが起き、大丈夫な自分が不安という感情をもっているという見え方に変わります。

不安を持っていることに気づく

↑こんなイメージ。この違いは大きくて。
感情を距離を持って見てあげることができます。
「こんな不安をもっていたのか」「こんなこと思っていたのか」と気づいてあげることは、自己共感、自己受容となり、安心感が出てきます。

自分自身で気づくには、瞑想をしたり、ノートに気持ちを書き出してみたりなど振り返る作業はおすすめです。
同化していると、自分では気づくことが難しいので、セラピーのセッションを受けることもよいですよ。

日頃は意識が外側に向かっていて、自分の内面が置き去りになりがち。
なにか、心がざわざわするときは、自分の内側を見つめる時間を作ってあげると、また力を取り戻していけるでしょう。

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