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ネガティブのパワー

今日はネガティブのパワーについてちょっと書きたいと思いました。
「寂しい」「怖い」「怒り」「悲しい」「恥」などの感情、「私は嫌われている」「才能がないだ」「誰も相手にしてくれない」「デブだ」「ばかだ」「平凡だ」などという思い。。。これらの感情や思いは、こうやって書いていても、ちょっと辛くなるようなすごいネガティブパワーを持っていますよね。

そのネガティブパワーにやられてしまわぬよう、そんなことはなるべく感じないよう・考えないように、私たちは知らず知らずに蓋をして、持っていることも心の底にしまい込んで日々を生きています。
この蓋をする力もすごいですよねー。

蓋の下で消えてなくなってくれたらいいのに(生きているうちに消えていくものもあると思うけど)、ずーっと居続けるネガティブさんがたくさん居ます。このネガティブが影の指導者みたいなもので、すごい力を発揮しているのです。

例えば、「自分はとりえがない」という思いを持っていたとします。「とりえのない私」がこの世界で生き残っていくためには、とりえのなさを埋めなければならない。
そのためその人は、人のためにめちゃくちゃ尽くす人になったり、めっちゃおしゃれを頑張ったり、めっちゃ勉強を頑張ったり、自分のやれることで、なんとかこの世界で生き残れるよう頑張っていきます。
ありのままの自分では、誰も自分を認めてくれないから。

それは、とってもハードなこと。行き過ぎると心もバーンアウトしてしまうから、セラピーでは「とりえのない私」を癒していくことをしていきます。「とりえのない私」はただの思いであって真実ではないのだから。(ちなみにこの思いから解放されると埋めるための行為ではなく、やりたいからやるという自然な行動になってきます)

だけど「とりえのない私」という思いが悪いのかというとそうではない。だって、この思いがあったからあんなに頑張れた。人に尽くしたり、お化粧上手になったり、お勉強できるようになったり。。

ネガティブな思いや感情はやっぱり持っていると苦しみになるけれど、いつでも自分が生きていけるように、大丈夫であるように頑張ってくれていたのだなぁ。それにしてもすごいパワーをもっているなぁと思います。

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