投影のサングラスについて
こんにちは。 fuu room 心理セラピスト okumura hisami です。
お久しぶりの投稿になりました。
今回は、「投影」についてお話してみようと思います。
私たちは、生まれて現在にいたるまで、さまざまな経験を積み重ねています。経験するごとに、世界に対して、人に対して、自分なりの解釈をしていきます。解釈は思い込みとも言えます。
その解釈は潜在意識のなかに常に流れていて、世界を見るときには、解釈を通じて世界を見ることになります。それが「投影」。
私たちは、投影のサングラスをした状態で、生きています。
今、私は実家にいて、かつての子ども部屋でこのブログを書いています。
この部屋の壁紙は、グレーと水色の波の模様。壁紙ををみると自然とこの部屋で過ごした子ども時代の感覚がよみがえります。私にとっては好きに過ごせる安全な場所だったと感じます。
もし、初めて遊びに来た友人がこの壁紙を見てもただの壁紙。「こういう部屋で子どものころ過ごしたんだね」くらいの感想でしょうか。
この部屋で、もし私がトラウマ体験をしていたなら、あらゆる場所で波模様の壁紙を見るたびに、ひどく体が緊張し、気分が悪くなっていたかもしれません。
‘’ありのまま‘’ を見れば、ただの波模様の壁紙。その壁紙に、無意識に「投影」が起きています。
例えば、日々のニュース。心ざわつくニュースもあれば、それほど気にならないニュースもあります。‘’この世は嘘つきばかりだ‘’ という解釈が心の底にあるならば、不正をする政治家のニュースなどにひどく怒りが湧いてくるでしょう。
例えば、会社の人間関係。
’’自分はいつでも人に見下される’’ という解釈を持っていたとします。同僚が仕事の成果について話していると、それが投影されて「マウントされている」と感じてしまうかもしれません。あるいは、上司にあれこれ用事を頼まれることに、「ひどい扱いをされている」と受け取っているかもしれません。
もし、’’自分はみんなに好かれている’’ という解釈を持っていたならば、同僚の話も一緒に成果について喜べるかもしれませんし、上司からの頼まれごとも「頼りにされている」と受け取るかもしれません。
そして、’’ありのまま’’である事実はどうなのかといえば、「同僚が仕事の結果について話していた」「上司に〇〇と〇〇を頼まれた」それだけです。
こんなふうに、無意識に解釈が発動して、「投影」サングラスからいつでも物事を見ています。
みんな互いに「投影」しあって暮らしています。
そして、身近な人や物事、自分の人生に関わりが深いものほど、「投影」のサングラスの色は濃く、濃いほどに苦しみも深くなります。
日々のニュースより、家族とのトラブルのほうが、苦しいものです。
「投影」は本人のとって、当然の事実になっているので、自分の投影に気づくことはとても難しいことです。
fuu roomのセッションでは、苦しい出来事の中に、どんな「投影」が起きているのか。その「投影」を持つことになった解釈はどこから来ているのか、セラピストがクライアントとともに探っていきます。
解釈は解釈であって、事実でなかったことに気づいていくことで、「投影」のサングラスが薄くなり、自分にかけていた鎖から自由になっていけると思います。
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