見出し画像

クソ仕事で心を病んだ旦那について

ある日、旦那が突然「死にたい」と言い始め、メンタルクリニックを受診したところ「適応障害」と診断されました。

どうしてだろう…と戸惑いながら日々過ごしつつ、旦那からポロポロ出てくる仕事の愚痴や不満を聞いていると、このニュータイプの時代で山口さんが「クソ仕事」という言葉を使っていて、その表現がしっくりくるなぁと思ったんです。

自分の仕事をどういった言葉で表すか。

旦那は「オジさんが、オジさんに怒られないように準備するだけ。ほんとに意味ないよ」と言い、なるほどそれは楽しくないだろうなと思って聞いていました。

仕事の内容だけじゃなくて人間関係(風通し悪いとか、何かが起きると犯人探ししがち…とか)も、精神衛生上良くなかったのだろうけど。私だったら3ヶ月も経たないうちに逃げ出しそうなものだ。そこを2年近く耐えてきたなら倒れてしまうのも無理はないように思う。

コロナの影響で旦那も私もテレワークになり、毎日「心臓バクバクする、やばい、集中できない」と死にそうな顔をしている旦那を、会議のあと異様に脇汗びっしょりになった旦那のTシャツを見ては、どう声をかけたら良いものかと悩んだ。

テレワーク中、弱った旦那に30分から1時間に一回は必ず話しかけられている(現在進行形)私も、集中力を切らすし仕事は進まないわでイライラして怒って、それが弱った旦那を傷付ける。そんな負のループに陥ったりしました。

意味のある仕事を、人にとって社会にとって役に立つ仕事をしたい。

旦那の「死にたい」には、それが含まれているのだと思う。マウントを取ってきた誰かを見返したいとか、誰かの上に立ちたいとか、勝ちたいとか、そういう事を考えるような人ではない。

本の中で「クソ仕事で心を病む人は多い」みたいに書いてあって、それが「あ〜うちの旦那だ〜」といった感じでスッとしました。他にも面白いポイントは色々あったのに、結局そこに全部持っていかれたのはやっぱり私の置かれた状態がそうさせたのだと感じます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?