見出し画像

自治体から喫茶店の店主まで 様々な地域のプレーヤーをつなぐ【FLN社員インタビュー2023】

丹羽 智貴(にわ ともき)
2021年 新卒入社
事業開発部 営業グループ
==
2021年新卒でFLNに入社。
新卒入社後、4カ月は公共ソリューション部に所属し、愛媛県四国中央市のふるさと納税事務局立ち上げ担当。2021年9月から千葉県八千代市で地域情報サイト「まいぷれ」の新規掲載営業を経験する。2022年、事業開発部に異動し、まいぷれ事業の新規事業立ち上げのサポートや法人営業を担当。同年12月からは採用担当兼務となり、2年間で4部署の多岐にわたる業務を担当。

FLNへの入社の決め手は何ですか?

地方創生という社会課題に真正面から取り組んでいたことです。
ビジネスで社会課題を解決するというキーワードは最近では一般的になってきましたが、その事業を20年前から取り組んできて残っている企業はそう多くないと思います。

また、実際に全国の地域に足を運んで地域のお店、中小企業、自治体など様々な関係者と関わることができるという経験も自分の今後のキャリアにとってプラスになるのではないかと考えました。

【現在の業務】どんなところに面白さややりがいを感じていますか?

現在の業務は、地域活性化の新規事業を一緒に進めてくれるパートナー企業の提案営業です。Zoomでお打ち合わせを重ねながら、ときには現地にお伺いして提案します。

業務で面白さを感じる瞬間は、商談する企業先への提案を考える時です。
商談する際は、商談先の会社をリサーチした上で、まいぷれのプラットフォームを使ってどんな事業ができそうかアイデアを膨らませるのですが、そのアイデアを出す瞬間がとても好きです。例えば、まいぷれ事業に関わってくれるパートナーには、サッカーチームを運営している企業、地方のテレビ局、農家、誰もが知っている大企業の関連会社など様々な方がいますし、自分が事業立ち上げをサポートした企業では、まいぷれのCMを作って地元で放映したり、マルシェを開催したり、お店同士をつないでコラボ商品を作ったりしています。まいぷれは単なるwebサイトではなく、地域課題を解決するプラットフォームだからこそ提案の幅は無限大ですし、自分が考えた提案が商談相手に面白いと思ってもらえた時にはとてもワクワクします。

また自分は、地域課題は現場に足を運んで初めて知ることができると思っているので、コロナ禍の時代であっても直接地域の経営者にお会いでき、その中でリアルな地域課題の現場(例えば衰退している商店街の状況や、地方の中小企業の内情)を知る機会があるのはとても魅力的だなと思います。出張先では現地の経営者の方と地元のご飯を食べながら語り合う瞬間があり、自分の働くモチベーションになっています!

1日のスケジュールを教えてください

9:00  出社
10:00 商談先の企業リサーチ
11:00 Zoom商談
12:00 ランチ
13:00 マーケティングのMTG
14:00 雑務を片付ける
15:00 商談先の企業リサーチ
16:00 Zoom商談
18:00 商談の振り返り
18:30 退勤

【入社~現在まで】特に印象的だった出来事は何ですか?

最も印象に残っているのは、入社2カ月で自治体向けの提案書を作成した時です。
まだ社会人としてのイロハや自分の業務についてもままらない段階で、提案書を作成するのは本当に大変でしたが、周りの上司に助けられながら40ページの超大作を作り上げました…! 寄附額でいうと数億規模の案件だったのですが、結果としてなんとか受託につながりました。結果が出た日はとてもいいお酒が飲めました(笑)

また、地方の経営者や自治体の方、地域のお店の店主などの本音を聞けた時というのは印象に残る瞬間です。もちろんどんな方とも最初は仕事に関するコミュニケーションが多いのですが、何度もコミュニケーションを重ねていくと、ある時パーソナルな一面が見えてくる瞬間があるんですよね。例えば、電話していてちょっとした悩みを共有してくれる、打ち合わせ中に冗談を言ってくれる、まいぷれでこんなお客さんに出会ったよと嬉しいことを共有してくれるなどがあります。そんな時、相手からの信頼を獲得できたなと感じることができてとても嬉しいですし、このように地域の様々な関係者と近い距離感で仕事ができるのもフューチャーリンクネットワークならではだと思います。

得られたビジネススキルや成長していると思うことは何ですか?

1つ目は「様々な関係者を巻き込む力」がついたことです。
自分は珍しいキャリアだとは思うのですが、入社からの2年間で4部署の仕事に関わってきました(自分でもびっくり!)。入社2カ月での自治体向けの提案書作成からはじまり、自治体のふるさと納税事務局立ち上げ、ふるさと納税のカスタマーサポート、地域のお店への営業・取材・記事作成、法人への新規事業の提案営業、新規事業の立ち上げサポート、イベント企画、ファシリテーター、新人研修担当、採用面談担当など2年間で本当に多種多様な仕事を任せてもらっています。

どの仕事もそうですが、自治体職員、地域店舗の経営者、農家、社内など様々な関係者と合意形成を進めていきながらビジネスを進めていく必要があります。そういった多様な関係者を巻き込んで1つの仕事を進める大変さをたくさん経験することができました。この経験は今の自分にとって大きな糧になっていると感じます。実際、入社前に地域の様々な関係者と仕事をしたいと考えていたので、その希望はフューチャーリンクネットワークの業務の中で想像以上に早く叶っているなと思っています!

2つ目は「自分が今できること、できないことを理解できるようになった」ことかもしれません。
普段から自治体の方や大企業の担当者や経営者、地域の喫茶店の店主など様々な方たちと仕事をしていますが、一緒に仕事をしていく中で1~2年の社会人経験では全く通用しないなと感じる瞬間を経験してきました。
例えば、まいぷれ事業の立ち上げサポートの部署では、普段から経営者の方と打合せをして今後の会社の方針について話し合う場面があります。もちろん予備知識は調べてのぞみますが、それでも、経営者に対しての提案が納得いただけていないと力不足を痛感する瞬間があります。

入社当初はそういった難しいことも含めて自分1人で全てやらなければいけないと思っていました。でも実際はそうではなく、今自分にできないことは先輩や他の人の助けを借りながらなんとか乗り切る、そして少しずつ先輩の姿を見て学んで、自分1人でもその仕事ができるようになる。その線引きができるようになったかなと思います。

就活でいうと自己分析に近いのかもしれませんが、自分を理解することで仕事がしやすくなってきたかなと思います。

最後に今後の展望を教えてください

今後の展望は2つあります!

1つ目はシンプルですが、地域の経営者から信頼される営業担当になりたいと思っています。
経営者の方と商談している中で、まだまだ経営者の視点を理解できていないことを痛感します。新規事業を始めることには、個人の人生や会社の命運がかかっているので、経営者は、理念への共感はもちろんのこと、ビジネスとして成り立つのか、フューチャーリンクネットワークは信頼できる会社か、今の会社のリソース(人やお金)で事業を始められるかなど様々な観点からシビアにジャッジをします。

そのため、営業担当としてはビジネスの豊富な知識や対人関係力、調整力、提案力など様々な力が必要になってきますが、まだまだ自分にはすべてが足りていません。今はできることを少しずつ積み上げていって、経営者に少しでも信頼してもらえるように精進します。

2つ目は個人的なことですが、暮らしと仕事を一体化させていきたいです。
地域活性化というのは本質的には人々の日々の暮らしに密接に関わってくるものだと思っています。この領域に関わる人間として、地元のことを知って地元のお店でご飯を食べる、旅をしてその地域に入り込んでいくなど暮らしの中でも地域というものを感じることが大切だなと思っています。その経験を仕事にも還元していくというサイクルが作れるといいなと思っています。

例えば、今東京の小岩という町に住んでいるんですが、下町で地元のおじちゃんがやっている小さな居酒屋がたくさんあります。一方で再開発も進んで新しい商業施設もできており、カオスで面白いまちです(笑)個人的にはこういった地元のお店の開拓も進めていって、自分たちはこのお店に対して何ができるのかということを考えていきたいですね。

将来的には地方移住もしてみたいです。ちなみに、先輩やマネージャーにはたまに冗談で「原付で日本一周しながら全国にまいぷれを広めたい!」と話しています(笑)