いい「データ分析」とは何か
ここ5年くらい、なんだかんだで衛星画像の解析などをしています。
例えば、
とか、
いつも頭の片隅に、このいい「データ分析」について考えてきました。
行間を読め
よく世間では、「行間が読め」とか「察して」と暗黙的に提示される場面が、ままあります。
たしか、塩野七生先生の「ユリウス カエサル」にも、
ポンペイウスという終生のライバルがなくなった(無残にも殺された)とき「カエサルは、ポンペイウスの死を知った」というカエサルの感想を大変ほめていた(ような)。要するに、敵の感情(ポンペイウスかわいそう)にも味方の感情(ポンペイウスざまあ!)にも合うよう暗黙的に見事に提示した、ということです。
いつもnoteに、衛星画像分析やら衛星データ分析した結果を書いているですが、(本人的にはすごいことをやった、と自負しています)
と、ウクライナ戦争開戦(2022年2月4日)前で、あの大国ロシアが、小国のウクライナに敗北を喫する解析とか、(一方 ドイツの対応)
ロシアの国力限界とか、
北朝鮮のウラン鉱山活動追跡とか、
新型コロナ予測を科学的に明示したんだせ!
と、(少し)自信をもって出している。
でも....日常のほのぼの漫画に、いいね数とかは遥に及ばない、という現実を突きつけれらる。
漫画の良さ
もちろん、漫画の良さはよくわかっていて、、、
読者のタイミングに任せて、気軽に読めるのがその特長で、
それを生み出しているのは、コマやキャラであることは
もちろんわかっています。
コマの中で、時間を自在にコントロールし、
コマで囲むことで、瞬間から永遠まで、小さなできごとから宇宙全体まで
伝えることができてしまう。
これと同じことをデータ分析で行うためには、何をすればいいか考え続けています。
また、マンガのもう一つのキー、キャラ(ストーリー)も重要だと思う。
(キャラクター論は、たくさんあるのでここでは省略)
ただここで考えたいのは、キャラの関係性についてです。
その中で、いいキャラの関係性とは「関係を(読者が)想像できる」
話ではないか、という記事を読んだ(ような)。
漫画で描かれていない中で、何があったのか。
その関係性を(読者の頭の中で)瞬時に想像できる、
したいと思う(思わせる)。
そして、読者に、ああこれは自分のことだ!と自分にひきつけて考えさせられる関係性です。
実際、いい作品は、関係性を想像できるよう漫画家さんが十分計算しくつしています。
言い換えれると、(想像の)余地をうまい程度残している作品
= いい作品 ということですね。
こう書くと、ほんと簡単ですが、実現しようとすると本当に難しいです。
説明的過ぎず、かつ読者を置いてきぼりにしない。
そのバランス。関係性(だけじゃなくストーリー)の落としどころ
を見つけていく必要が、当然あります。
これから
つまり、何を描くのかと同じくらい、何を描かないか、
について考えないといけない。
こんな視点を持って、いいデータ分析について、これからも考えていきたいです。
追記:
ここまで読んでいただいて、本当にありがとうございます。
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