初めて研究を進める方におすすめする10のこと
こんにちは。朝山絵美です。
これまで、大学院で学ぶことの意味や、博士後期課程や学術研究の正しい捉え方など、概念的なお話を中心に展開してきました。
今回は、具体の話です。どのようにして研究活動を開始し、どのようにして成果を出していくのか、そのための具体的なステップや行動について、ここにすべて載せます。
研究活動を正しく捉えられていなかった私は、壁にぶつかるたびに調べ、また進むという、原始的な進め方をしてきてしまいました。
その原始的な進め方をしたからこそ、その時々で考え学び取れることもありました。が、特に社会人院生など時間制約のある方には全くもって非効率でオススメしませんので、ここに可能な限り効率的に進めるポイントをご紹介します。
留意点を先にお伝えしますと、ここに書いていることはほぼ我流です。
一部、修士の授業で習ったことも含んでいますが、研究を進めながら研究書などを読みながら模索したやり方です。
ですので、お近くに論文指導される先生がおられるのでしたら、師に直接ご指導を仰いで頂きたく。またプロの先生方には、より良い方法のアドバイスを是非頂きたく。お願いいたします。
10,000文字以上ありますので、目次から好きなところへ飛んで読んでください。
前提
研究は、「(I)既存研究の蓄積の中から批判対象を見つけ、(II)新しい知を提案し、(Ⅲ)信頼性・妥当性の高い手法で証明し、(Ⅳ)正しい構造で論文にする」活動です。
これら(Ⅰ)〜(Ⅳ)の4つに分解して順番に整理していきますが、この順番に正しく進めよということではないです。
ということで、「理路整然と進むことが近道とは限らない」ことをお忘れなく。では、中身について語っていきましょう。
Ⅰ. 既存研究の蓄積の中から批判対象を見つける
最初は、既存研究をレビューする活動から説明します。社会人院生にとっては、これが一番縁遠い世界です。
なお、批判対象という言葉は、ビジネス界の方にとっては少し刺激的な言葉かもしれません。相手を否定するということではなく、デザインの世界で使われる「クリティーク(愛を持った批判)」という感覚で使っています。
1. 研究の貢献先を決める
① ディシプリン・ディスコースを決める
自身の研究のテーマを概観し、どの学問分野に貢献したいかを決め、自身の研究が属するディシプリンを定める。ディシプリンは学問分野のことを指し、例えば、経営学、マーケティング学、デザイン学、等。
そのディシプリンのうち、どのディスコースに貢献するかを定める。例えば、経営学は経済学、心理学、社会学ディシプリンがあり、心理学の中にも更に、組織科学等のディスコースがある。
そのディスコースごとに概ね学会のコミュニティが形成されているので、その学会の正会員となっておく。
② 発表予定・投稿予定の学会を早めに決めておく
ディシプリン・ディスコースに基づき、学会をいくつか定めたら、その学会の正会員となり、口頭発表や各種研究会の日程を把握し、研究計画に盛り込んでおく。
学会における口頭発表には、申し込めば基本的には誰でも発表できるものと、査読が通った場合しか発表できないものがある。この査読は、ジャーナル学会誌への投稿時の査読よりもハードルが低い。ただ、査読の期間を要するため、開催日程が秋でも、春には提出が必要なものも多いため、予め2〜3年分程度の計画を立てておくと安心できる。
もっと欲を言うと、夏に口頭発表がある学会もあり、その場合3月末までに論文の提出が必要だったりする。つまり、初年度から経験を積むことを望む場合は、大学院の入試を終えてから入学するまでの間に研究をスタートしていても損はない。むしろ、オススメ。
2. 研究の焦点を定める(=先行研究の大枠のレビュー)
① 何を研究対象とするかを定める
膨大な蓄積の先行研究から、定めたディシプリン・ディスコースで議論されている先行研究に絞ってリサーチする。その先行研究のうち、自身が議論したい領域をどの領域とするかを決める。
特にそれらの先行研究で扱っている概念を整理して、どの概念がどの範囲のことを語っているのか把握しておく。概念間の関係性を把握することが大事。
② 何を批判対象とするか定める
先行研究のうち、何を批判対象とするかを定める。批判対象とは、先行研究が明らかにしていないことや先行研究の問題点のこと。この批判対象を定めることで、自身の研究テーマの学術的意義が明確になり、自身の研究の新奇性が明確となる。
研究とは新奇性を明らかにすること。そう考えると、既存の領域のなかで足りない部分を指摘しなければならない。それが批判対象である。
③ 研究対象・批判対象の先人と知り合う
自身の研究対象・批判対象として定めた領域の研究を行っている教授や学生と知り合い、意見交換できるようにする。研究活動を振り返ると実はここが大事かもしれない。
話を聞きに行き、先行研究についての見解を伺ったり、自身の研究について伝え、そのように対話を重ねることが、自身の研究を洗練されるものである。その理由は、こちら。
さらに一番効率的なのは、自身の研究領域・批判領域の研究に「主査」が関わっている、あるいはその領域に造詣が深い場合。その場合、主査と話すことで研究が進み、またコミュニティを広げていくことができる。
3. 先行研究のレビューを行う
① 先行研究をリサーチするための場所を把握する
先行研究を管理しているサイトを把握する。まずはGoogle scholarで検索する。その結果表示されたリンクを辿ると、文献が管理されているサイトへ飛ぶので、そこでダウンロードする。
閲覧できない論文は、図書館にて取り寄せることができる。近所の図書館に転送してもらえる論文もあり。都内在住の方であれば、国立国会図書館にて取り寄せコピーしてくるという手もあり。国立国会図書館は、会員カードの作成にも時間を要し、滞在予約が必要なため、事前にチェックする。(コロナ禍のため)
また、一口に文献と言っても、レベルが多岐にわたる。中身を読んで、良い論文か否かを判断するのは方法の一つだが、どの文献の雑誌・書籍に掲載された論文なのかを理解しておくことは、論文のレベルを把握する参考になる。
学術界においては、上から順番に権威があるとされる。ビジネス界では、鮮度が大事で最新の動向や企業トップの声などが有用なため、専門ウェブサイトや書籍などが多いが、学術界では、信頼性・妥当性の高いコミュニティで認められている学会誌に掲載されているものが、良いとされる。
② 定めた研究対象のレビュー論文を探す
先行研究を効率的に網羅するために、定めた研究対象をレビューしている論文を探す。
日付が新しいレビュー論文を見つけられるとベスト。あるいは原著論文の中の、先行研究レビューパートから見つける。自分の研究テーマに近い博士論文があれば、その論文の先行研究パートを参考にするとよい。
論文にはタイプがあるため、どの性質の論文かを理解したうえで読み進めること。
③ 沢山の先行研究の原点となっている論文を探す
定めた研究対象の多くの先行研究のうち、その先行研究の原点となっている論文を辿り、その論文を引用している論文を探し、といった形で、引用のツリーを把握する。
④ 先行研究で述べられている主張を概念化する
これまでに調べて辿り着いた沢山の論文の中で、自身の研究の中心となる論文を定める。沢山の論文を読むにあたって、最初から全文を読むことはおすすめしない。各論文の核心となる筆者の言いたいことをクイックにピックアップする。クイックに読む方法は以下。
それらの論文にて述べられている主張を包括し、先行研究を概観する。
この先行研究の概念化は、非常に難易度が高い。この完成度如何によって、後続の研究の質が左右される。正しく概念化されていなければ、批判対象として捉えたことが誤ったまま進めてしまったり、その結果としてリサーチクエッションがふさわしくないものになってしまうため。
そのためにも、先行研究が概観できた時点で、知見者にレビューしてもらうことをお勧めする。
リサーチクエッションの妥当性をのちに指摘されると手戻りが発生するため、知り合った先人たちと対話を重ねることで洗練させていくなど、早期に先行研究の包括的な理解が間違っていないかを確かめられる方法を模索することを強くお勧めする。
④ 引用文献リストは随時まとめておく
引用文献は研究を重ねるうちにどんどん散らかっていく。そのため、引用文献リストを作成し、随時簡単なメモと共に残しておく。自身の愛用しているメモツールでも構わないが、文献管理ツールで文献を管理すると良い。
沢山の論文をPCにダウンロードした際、その時々は面倒であっても、後々、振り返る際にどの論文がどのような内容だったかを忘れてしまうため、自身あるいは研究室仲間等で共有して管理することが望ましい。
II. 新しい知を提案する
研究として最も評価されるべきポイントは「新奇性」。研究では、必ず新しい知を提案しなければなりません。そして一番楽しくワクワクする活動とも言えます。
4. 研究方法の計画を立てる
① リサーチクエッションを定める
先行研究の概観と批判対象が明確に示されたうえで、ようやくリサーチクエッションが研ぎ澄まされる。
リサーチクエッションとは、自身の研究の“答えるべき問い”のことを指す。
② 研究のアプローチを決める
リサーチクエッションを解決するための研究を計画する。大きく2パターンのうち、どちらのアプローチで研究を行うかを決める。
5. 新しい知となるアイデアの種を見つける
① 新しい知に値するアイデアを発想する
研究として最も評価されるべきポイントである「新奇性」、つまり新しい知を提案しなければならない。そのための仮説をいかに持てるか、ここが研究活動においての一番の醍醐味となる。
そのために必要なのが、創造的なアイデアを発想する力。
ここは、研究活動についてまとめられた研究書や学術書にはなかなか明瞭に書かれていないが、「新奇性」が伴う研究を提案するうえで、非常に重要なアクティビティとなる。
この「新奇性」につながるアイデアを生みだす思考法の全容は、拙著の第3章「エナジネーション(Energy + Imagination)」に記載している。(拙著『ビジネスで成功している人は芸術を学んでいるーMFA入門』をご参考ください。)
② 発想したなかから洗練されたアイデアを仮説として設定する
研究を進めるにあたっては、リサーチクエッションの答えとなるだろう「仮説」を設定する必要がある。(なお、探索的な研究アプローチでは、仮説を立てずに行うケースもある)
いくつか発想したアイデアのなかから、洗練されたアイデアを選び、それを「仮説」とする。
この仮説を導く為の調査・分析について次に述べていく。
Ⅲ.信頼性・妥当性の高い手法で証明
ここは、社会人として仕事で多くの調査や分析を行ってきた人であっても、初めて研究を行う人にとっては、難易度の高いパートになります。調査や分析の手法を再度勉強する勢いで向き合い、習得し直すことをオススメします。
過酷なパートではありますが、結果が導ける一番楽しいパートでもあります。
6. 調査・分析の設計を行う
① 調査方法を見極める
定めた研究アプローチに対して、適切な調査方法を見極める。
調査方法は、まずざっくりと以下のいずれをとるかを決めることにある。
調査手法
・量的調査(質問紙調査、Webアンケートなど)
・質的調査(インタビューなど)
・あるいは混合手法(質的調査×量的調査)
調査方法がきまれば、具体的な調査手法、その調査対象、調査期間、等を順次定めていく。そしてそのうちの調査手法を何を選択するか、その調査手法を選択した理由と共に明らかにしておく。
② 調査手法を詳細化する
ここは、さらっと書いたが、その調査手法を選択した理由は、必ず論文にも記載しなければならないため、重要なアクティビティとなる。そうなると、どのような研究アプローチの場合にどのような調査手法を選択する必要があるのかを学ばなければならない。
学術的な研究活動をはじめて行う方におすすめの本はこちら。仕事にも役立ちます。
③ (初めての場合)調査の練習をする
やったことのない調査手法を選択する場合は、トレーニングが必要。
各研究手法、分析手法ごとに、5冊でも10冊でも図書館などで借りてきて、扱い方を理解するとともに、あらゆる例に触れておくことが大事。
もちろん、椅子に座って本を読んでいるだけではなく、自信がつくまで必ず実地で練習すること。「信頼性・妥当性の高い」研究とするためにも、本調査の前に仕上げておくことが大事である。
④ インフォームドコンセントの申請を行う
インフォームドコンセント、つまり「倫理的に問題ない方法で調査をすることを宣言すること」が昨今の研究活動においては前提要件となる。
所属している大学院の規定に従って、インフォームドコンセントを倫理委員会に申請する。大学院によっては、場合によっては1ヶ月かかり、承認が降りない限りは調査をスタートできないため、早めにやっておく。
倫理申請書の内容に基づいて、調査対象者への同意等を取得する。
7. 調査・分析を行う
① 量的調査の実施
量的調査は、質問紙調査、Webアンケートなど。以下はWebアンケートの場合。
仕事などで実施歴がある方でも最低2週間はかかるため、余裕を持った実施が求められる。
② 質的調査の実施
質的調査は、インタビューが一般的。インタビューといっても、それにもいくつかのタイプに分けられる。
おおむね60-90分程度のインタビューを行うことになるため、対象者に対する依頼や御礼は丁寧に行いたい。
③ 分析の実施
収集したデータを適切な方法で分析を行う。探索型か仮説検証型か、によって分析方法は異なる。
いずれの分析タイプであっても、分析は、自身の研究の答えに近づくアクティビティであるため、一番ワクワクして楽しい。
ただ、「信頼性・妥当性」を担保するためにも精密に精緻に丁寧にこなしていく必要があり、骨が折れる作業である。
前項にも記したように、選択した分析手法の詳細のやり方を勉強し、学術的に求められるレベルがどこまでかを把握する。そのためにも、選択した分析手法を用いている原著論文を見つけ、それと同等以上のレベルでの質にすることを目標に分析を行うと、イメージがしやすい。
また、分析技術を上げるためにも、定量分析であっても定性分析であってもピアレビューしてもらえる技術者を探して、指導を受けるのが望ましい。書籍や他の論文だけでは把握しきれない、自身の研究にまつわる不備や不足をしっかり補ってもらい、信頼性・妥当性を担保することを心がける。
Ⅳ.正しい構造で論文にする
4つ目のパートは、「表現」パートです。自身の研究内容を表現する唯一の方法が「論文執筆」です。ここの表現の出来不出来によって、査読者への伝わり方も大きく変わってしまうので、オススメの方法をご紹介します。
論文を書く時は、最初から論文を書こうとしないことです。
8. 論文の核心「言いたいこと」を整理する
① 「言いたいこと」を端的にメモに記す
論文の核心となる「言いたいこと」を数行で予めメモに記しておく。
先行研究を検討した結果としての「研究課題」と、それに対応する解となる、最終章の「インプリケーション」を箇条書きで記載しておく。
研究課題:先行研究を概観した結果導いた批判対象とその課題
インプリケーション:自身の研究の成果にどのような意義があるか(=上記の課題に対する解)
これら二つが対応関係になっていることを確認しておく。両者が非対応であれば、論文全体を磨いてもストーリーとして成り立たないので、手戻りがないよう、このメモレベルで確認しておく。
② 「言いたいこと」を表形式でまとめる
さらに、論文の核心となる「言いたいこと」を深掘り表形式にて整理しておく。以下の項目を各研究課題ごとに文字に起こしておく。
先行研究で述べられていること
研究課題
本研究の発見事実
インプリケーション(事実から言えること)
どうしてこのような結果が出たか=背景には何があるのか
結論はどのような意義をもたらすのか
例えば、一つの研究のなかで研究課題が3つあるとすると、3行×6列(上記の項目)の表を作成し、その中身を埋めておく。
9. 論文を執筆する
① 論文の投稿先を選ぶ
研究開始時に「研究の貢献先」として自身が定めた学会のジャーナル誌に投稿するのが望ましい。自身の研究が学会のテーマに合っているかが、査読をする先生方にとって興味を持ってもらえるか、に相当するため。
なお、ジャーナル学会誌への投稿は、初回の査読に3ヶ月、その後査読結果の修正、その修正案に対する再査読にもそれぞれ数ヶ月要するため、査読を通したいタイミングより少なくとも10ヶ月前に投稿することを推奨する。
② 論文テンプレートを予め用意する
学会によって用意されたテンプレートがあり、学会ごとに異なっている。正直、全学会、一律のテンプレートにしてほしいと何度も思ったほど、テンプレートに合わせて修正するという生産性が高いとは言えない作業が発生する。
文章を書いたあとに、テンプレートに載せ替えるのは非常に面倒なため、発表・掲載予定の学会の投稿規程に従って、テンプレートを予め用意しておく。
③ 論文の章立てを決める
概ね研究論文の章立てはオリジナリティを出す領域でもないため大きくぶれるものではないが、章立ては最初から定めておくとよい。
IMRAD形式(Introduction Materials and methods Results Discussion)を参考に、大筋の章立てを決める。
④ 論文は「骨子」から書く
「さて、論文を書こう」とした際に、すべての文章を1から書き始めるのではなく、章立てごとに箇条書きで三行ずつ程度記載する。
もちろん、整理しておいた「言いたいこと」の表が役に立つので、それを拡張するかたちで記載していく。
⑤ 論文の執筆
ようやく文章作りに。
文章は増やす方が簡単だが減らす方が難しいため、骨子を拡張していくかたちで文章をつくっていく。
⑥ 論文の投稿ボタンを押す前に自身の心に問う
前回の記事に記載したように、投稿前に以下のように自身の心に問いかけることをオススメする。
10. 査読に対応する
① 査読結果の受け取り方を心得ておく
ドキドキの査読結果。
合格発表の封書を開けるときのようにドキドキするもの。
初めて論文投稿をした人は、査読結果の中身に対して誰しも感じると思われる「絶望感」。。。メジャーリビジョンという結果でも数十個の指摘をいただくため、心がギュッと締め付けらる。
しかし、ジャーナルの編集委員や、担当となってくださるエディターの先生は、まず味方。エディターとして名乗りでてくれ、この論文がジャーナル誌に載ってほしいと自身の研究を一番応援してくれる人であり、代弁者である。
そして匿名査読の先生も味方。なんとか良い論文として世に出ていくように、あくまでも建設的に意見を出してくれているのであって、ボランティアとして時間と労力を割いてくださっている。。
② 査読結果は紙に書き写して構造化し直す
研究の初学者である自分と研究のプロである査読者の間には、必ずと言っていいほどギャップがある。研究の知識はもちろんのこと、言葉づかい一つとっても認識が異なるものである。
自身の経験則やバイアスに引きずられたままで査読結果を読まないことが重要となる。そのため、査読結果そのものを文字通り受け取らなよう、丁寧に読み込み、構造化を試みる。
このように、自身の手で構造化し直して、全体としてどのような点を課題として感じられているのか概観をつかめるようになる。
③ レビューレポートは丁寧に作成する
査読結果に対して、再度論文を修正して投稿し直す際は、レビューレポートと呼ばれる、査読に対する筆者コメントを付与する必要がある。
これまで述べたように、学会は無機質ではない。査読者の先生には感謝、という気持ちがあれば、必然的に、査読に対する対応は丁寧になるだろう。
査読に対して著者としての回答を示すレビューレポートは、丁寧に作成する、わかりやすく論述するなど、相手の気持ちに立って進めることが望ましい。
おわりに
ここまで読んで頂いた方、本当にお疲れ様です。細かい部分は語るとキリがないので割愛しましたが、要点となる部分はすべてご紹介させていただきました。
改めて整理してみると、要点だけにもかかわらず1万文字。研究活動がいかに膨大かつ壮大な活動であることがわかります。
社会に出ると、チームで仕事をするため、これらの活動をすべて一人で行うという経験すら新鮮でもありました。一人で行うにしても、一人で行うからこそ、この記事含めて多くの先人の知恵を借りて、特に社会人院生の皆様には最大の効率性でぜひ進めていただきたいと思います。
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