見出し画像

【不登校】子供の未来を信じる親のあり方:アドラー心理学の「課題の分離」

今日のテーマは、アドラーにある言葉の
「課題の分離」について子供に当てはめて
考えてみたいと思います。


そもそも課題って何?   •ω•̀)?

はい、課題とは

困り事、取り組みが必要な事、何とかしたい事の事です。

で、その課題と感じるようなものがあった時に、

これって誰の課題?なのか
誰がコントロールできて
誰が結果の責任を追うのか?

そこを踏まえて
人の課題なのか自分の課題なのかを分けていくことが出来ます。

例えば、

朝起きるのが遅くてお母さんがイライラする
子供に「早く起きなさい!遅刻するよ!」と言う。

子供はそんなふうに言われて起こされて親に反発心が湧く。もしくはなんとなく起きれない自分を責められた気がしてモヤモヤする。

よくあるこんな出来事があったとします。
ここに変化を起こしたいとします。

なので
朝、子供が起きてこない事実があった時に
「これって誰の課題?」と考えます。


子供が起きてこない
→学校に遅刻して怒られるのは子供
の責任になるので子供の課題になります。
なのであえて親はそこに手出しをしなくていいです。

その結果、先生に怒られる体験をさせると、
自ら「もう遅刻しないようにしよう」
「ちゃんと朝起きれるようにしよう」
「目覚ましをかけて起きるようにしよう」
と考えるようになります。

→朝起きれなかった元不登校の娘も、起こすことを辞めたら目覚ましを掛けて自分から起きるようになりました。
そして私もイライラしなくなりました。


子供が勉強をしない
→試験前や受験前に焦る思いをする
授業でみんなは分かるのに自分は分からない嫌な体験をする
宿題をしてなくて怒られる嫌な体験をする

この経験から「勉強をしないとまずい」と気づいて必要な時に勉強をするようになる。

開き直って勉強しない場合は、このままいくとどうなるのか未来予測がまだ出来ていない状態なので、親がこのままだとこうなると思うけど、あなたはどう思う?と考えさせる事もたまには必要な場合もあります。

そうすると、子供は自分の課題について考えるのでそこから行動しやすくなります。


なかなか子供が自ら動かないとイライラしたり、口出ししたくなりますが、そうなった時こそ
一旦立ち止まって
「これって私の課題だったっけ?」
と思うとイライラもしなくなってきます。


子供が学校に行かない
子供は学校を休んだらどうなるか不安を抱えも心を休ませる決断を選択している。
行かなきゃ行けないのはわかっている。
元気になったら動き出せることを本能的に知っている状態。

この場合は結果を体験してもらうのは関係なくて、親がこれは子供の課題なので学校に行くように言ったり
無理やり励ましたりしないようにするということ。

そして、親の課題は、

どうサポートしたら良いのか考える、
自分はどうあるべきか考える
あれこれ口出ししない
子供の生きる力を信じる

などという事になってきます。

私の場合も、親の課題だけをしていたら
子供が自然と学校へ行くようになりました。


課題の分離は、基本
本人の課題には他人は立ち入らないようにします。


なので、子供の課題には親は立ち入らず、経験や体験をしてもらう事が自立を促すこととなります。


ここをあれこれ先に手を出してしまったり
経験や体験や、気づきを得る機会を奪ってしまうと、子供が自分で考えたりすることが出来ず、
自ら動くことに自信が持てなくなったりしてきます。


課題の分離をせずにあれこれ親が心配して言い続けると、こんなことが起こりやすくなります。

1、子供が自信を失う

子供が自ら動いて失敗したけど乗り越えたり、成功した経験が乏しいので自信が持てなくなります。
やがて、自信が無いので動けなくなってきます。

子供に良かれとあれこれ先回りして色々していると、子供は自分はできない、信用されていないんだなと、悲しい事に、非言語で親から感じてしまうことがあるんですね。

だから、大丈夫かな?と思っても結末を体験させたり何も言わずにチャレンジさせる事も時には必要になってくるわけです。

2、親に反発、反抗的になる

自分で決めたことでは無いので、うまくいかなければ親のせいにして、やがて関係ない事でも親のせいにします。
子供の課題の領域に入らない。

思春期は自分の領域に入られて口出しされる時にイラッとします。

私たちも思春期の頃、そうでしたよね。

なので心配し過ぎない。
これ、誰の課題だっけ?ってまた、
一旦立ち戻るといいです。

3.意欲がなくなり自らチャレンジしなくなる


親が先回りしてあれこれ口出し、手を出すので
やりたい気持ちや意欲がわかない子供になってきます。

というわけで、

課題の分離をしていくことによって、
子供の自立を育てる、イライラしないで済む。
領域に入ってイライラされずに済む。
子供は親から信じてもらって見守られている安心感を得られる。
そしてそんな親を子供も信頼できる。
自分も子供のことをあれこれ心配しなくて済むので楽になる。

ようになっていくので良かったら
考え方の一つとして取り入れてみてください☺️


いいなと思ったら応援しよう!