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出石そばと〇〇〇の館

久々の連休。(月〜土が仕事なので、月曜祝日の時だけが連休。)
もっさりが事前にカーシェアの空きを見ると全て予約済み。せっかくの連休をどうしようかと思っていたら、前日にカーシェアのキャンセルが。
キャンセルしてくれた人、どうもありがとう。

ということで、車で出石そばを食べに行くことに。

お天気はあいにく雨模様。
そしてお腹の調子が悪く、不安を抱えながら出発。(遠出となるとよくお腹を壊す。おまけにイボ痔も発症中。)

駐車場に向かい始めてすぐ、お腹が痛くなってきた気がする。
「お腹痛いかも。」
「おお、トイレ行ってこい。俺は先に駐車場行っとくからなー。」
(もっさり、出発が遅れてごめん。)

もっさりは駐車場へ、私は踵を返し3階まで駆け上がる。

気を取りなおして今度こそ出発!

高速をしばらく走ると、大好きな太陽の塔が。

走る車内からでは上手くピントが合わない…

お腹が痛くなったことを忘れテンションは上がり高速をひた走る。(運転はもっさりですが。)

2時間ほど走ると山山山。何処かの秘境か、と言うくらい延々と緑。これは絶対に視力が良くなってる。

途中、朝来(あさご)SAで休憩。
近くの古墳の出土品が展示されている『古代あさご館』なるものが。
東屋と広場もあり、お天気だったら気持ちよかっただろうな。

そして出発から約3時間半。
出石へ到着。

腹ペコだったのでお蕎麦屋さんへ直行。
中途半端な時間にも関わらずお店の前には待ち人が沢山。

出石そば 桂さん

待ちながら、もっさりの耳毛を発見。
抜いてあげたいけど、ここでは抜けないね。
(この時、お腹が痛くなりそうな気配が。)

6〜7組目に名前が呼ばれた。店内は木造で落ち着く。席は運良くお座敷。
(前回の愛知の鰻屋さんに続きラッキー。)

お手洗いまで行くのが面倒・・・ウエットティッシュも有ったのでもっさりの前だからいいや、と席でマウスピースを外す。
(だんだんズボラになっていく。)

お店おすすめの但馬鴨そばを注文。

一人前5皿 一枚から追加注文可能

鴨の燻製、生卵、わさび、ネギ、とろろ。

出石そばの食べ方はこちら↓

知らなかった。お蕎麦のひつまぶしバージョンやん。

蕎麦出汁をひと口。うむ。

一皿目 お塩を振って口に運ぶ。蕎麦の香りがふわっと広がる。美味しいお蕎麦はお塩で食べる方がいいかも。

二皿目 蕎麦出汁に浸して味わう。

三皿目 わさびとおねぎを追加。お蕎麦には薬味がよく合う。

四皿目 とろろをかけて山かけそば。お蕎麦がツルツル入ってくる。

五皿目 鴨肉の脂身を外し(脂が苦手)、お蕎麦を巻いてパクリ。
鴨、美味しー。燻された香りが口の中でほわんと広がり、お肉も歯応えが有りながらも柔らかい。
鴨肉を美味しい美味しいと絶賛していたら、もっさりが自分の分をくれた。
お父さんみたいなもっさりに感謝。

卵は使わず。白身のドロっとしたところが残った生卵が苦手。


お蕎麦は平らで薄く、コシはそれ程強く無かったけど蕎麦の香りが良く、美味しかったです。
2人で二皿追加。

そしてもう一品。
卵かけご飯

もっさりが注文したのをひと口お裾分けしてもらう。
蕎麦出汁で食べる卵かけご飯。お醤油と違って優しい味わい。

特別な卵を使っているらしいけど、私はいつも卵の味の違いが分からない。
昔、卵かけご飯で有名なお店に行った時も分からなかった。
卵の味の違いってみんなそんなに分かるものなのだろうか?

子供の頃、鶏を飼っていた。朝起きて、鶏小屋に産みたての少し糞が付いたホカホカの卵を取りに行き、それをお母さんに渡して朝ご飯を作ってもらっていた。
その時の卵が一番美味しかった気がする。

お蕎麦を食べると、案の定お腹がグルグル言い出したのでお手洗いへ。ついでにうがいをしてマウスピースも装着。
が、お腹が落ち着かない。

少し休んでいると隣にやってきた2人組がお蕎麦を注文。
「皿そば1人前ずつと、プラス30皿で。」
「1人前が5皿になりますので、全部で35皿で宜しいですか?」
「1人1人前ずつで、追加で30皿。」
「全部で40皿になりますけど宜しいですか?」
「はい。」
そんなに食べるんかーい。と横からツッコミそうになった。

と、もっさりが店内に置いてある『出石手帳』なるものを発見。

これは観光マップ。駐車場とトイレの場所が書いてある。なんと心強い。
とりあえず行きたい場所の近く、トイレのある駐車場へ移動する。

少し歩くと雰囲気のある神社を発見。
観光マップを見るとこの辺りは神社が多い。

諸杉神社
狛犬についた苔の感じがいい

小さくても気の良い神社と、有名でも気を感じない神社がある。
霊感がある訳では無いので自分の印象だけど、ここはなんか良い気がした。

そして駐車場に戻り、1度トイレへ。
きっともう大丈夫。


次は明治館へ。
明治に建てられた擬洋風建築。神殿のような柱がありますが、木造建築。

現在の建物は移築されたものだそう

中も見学する予定が、建物内部の見学ではなく展示施設だったので結局入らず。

そして出石の街をぶらぶら。

奥に見えるのは日本最古の時計台
地元の可愛い本屋さんを発見


お土産を買い、次の目的地へ。

もっさりが天然鮎の塩焼きがある道の駅へ行きたいと言っていたので、カーナビで確認。ここから1時間、しかも閉店ギリギリになりそう。
そしてそこから4時間かけて帰らなくてはならない。
と言うことで断念。

もっさりに任せっきりで、次の目的地がどこでどのくらい時間がかかるのか、何も調べていなかった。
散策せずに、道の駅に向かえば良かった。

鮎の塩焼きのために、お蕎麦を控えめにしていたもっさり。無念。


道の駅は諦め、途中まで下道を走りながら帰ることに。
車に乗ると私はよく寝る。すぐに眠くなるタチなのと、昔から車が苦手なので出来れば寝て起きたら目的地が理想。
でも、調子がいい時や眠く無い時も有って、たまには楽しくおしゃべりしながらドライブがしたい。(わがままか。)

過去には
「俺が運転してんのになんで寝てんねん。横でサポートするのが普通やろ!」
とブチギレた彼氏もいた。
運転のできない私が何をサポートしたらいいのか、その時の私には分からなかった。
ま、横で寝られたら気分悪いか。

もっさりはその真逆。
私が助手席に乗るとすぐ
「寝ろ。早く寝ろ。」
私がおしゃべりしたいなぁと話しかけると
「うるさい。早く寝ろ。」

1人で景色を見ながら運転をしたいらしい。

運転中のもっさりの横でガッツリ眠る私


途中から高速に乗り、無事に家に到着。

帰り 目が光っている太陽の塔


お蕎麦を食べるためだけに遠くへ出かける。
なんか贅沢な1日。


夕食をすませ家に帰ると、またもよおしてきた。
「またトイレ行きたくなってきた。」
「俺もや。」
「先に行く?」
「俺はまだ大丈夫や。」

便秘気味でいつも薬を飲んでるもっさり。
なぜか週末、私の家に来ると超快便になるらしく
「ここに来るとうんこがいっぱい出る。」
といつも言っている。

そしてトイレから出てきたもっさりがひとこと。
「ここはうんこの館(やかた)やな。」

2024年7月15日
我が家はうんこの館と名付けられた。

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