嗚呼、ファイナルファンタジー。

*この記事は、私がPSPでプレイした5~6年前の事を思い出しながら書いたため、若干あやふやな部分や間違ってる部分があると思います。ご注意&ご容赦ください。


FFⅦ(ファイナルファンタジー7)


この春リメイク版が発売されて話題になったゲームである。
クラウド・ティファ・エアリスといった人気キャラクター達が美麗なグラフィックで蘇り話題となった。


特にティファ、エロ可愛すぎである。



人気声優・内田真礼さんが中二病でも恋がしたいラジオ第62病でファイナルファンタジーごっこをしてたと言った時に「ずっとやってた」というあのティファである。
まだストーリー中盤の神羅ビル潜入編までしか配信されてないが、今後エアリスのあのシーンとか、クラウドとティファのあのシーンが収められている完全版の配信が待ち遠しいものである。
さて、ゲームとはⅦがあれば当然Ⅰがある。
Ⅶが現代(未来?)が舞台ならⅠの世界観は西洋中世のコテコテの剣と魔法のファンタジーである。忍者も出てくるけど…
今回書くのはそのファイナルファンタジーⅠの話である。


ファイナルファンタジー。
それは基本、剣と魔法の物語のロールプレイングゲーム。
売れないから最後にするつもりで「ファイナルファンタジー」ってつけたのに売れちゃったため最後じゃなくなったというのは有名な話である。
Ⅰの舞台は土、火、水、風のクリスタルの光が奪われ暗黒に包まれた世界。
人々は世界を救う「光の戦士」の伝説を信じ待ち続けていた。
そこに現れた4人の戦士を操作して、世界を救うという物語である。
プレイヤーはまずその4人をどのジョブにするか選ばないといけない。
武器で戦う「戦士」、「すばやさ」が高い「シーフ」、素手で戦う「モンク」、主に回復魔法の白魔法を使う「白魔術士」、攻撃魔法の黒魔法を使う「黒魔術士」、そして中位の白魔法・黒魔法まで使え、剣でも戦える「赤魔術士」の6つのジョブを4人に割り振らないといけない。


途中変更できない。一蓮托生の4人となる。


私は戦士・シーフ・白魔術士・黒魔術士というパーティーを組んだ。なんとなくバランスがよさそうだからだ。
クリア後にシーフと黒魔導士の代わりにモンクと赤魔術士を入れたパーティーも組んで二周目に突入した事もあるのだが、途中で断念した。その理由はのちほど説明する。


さて戦士・シーフ・白魔術士・黒魔術士というパーティーだが物語序盤からある問題が発生する。


白魔術士と黒魔術士がお荷物!



序盤はMPが低いため魔法をあまり使えないので、2人は杖でモンスター達に攻撃させるしかないのだが、その攻撃がことごとくスカるのである。
当たっても「1」とかしかダメージを与えられず、実質戦士とシーフ2人で戦ってるようなものだ。


そしてシーフと白魔術士と黒魔術士がすぐ死ぬ!


FFⅠは、それ以降と違いHPが3桁までなので(それ以降は4桁)、HPが低いシーフと白魔術士と黒魔術士がすぐ死ぬのである。実質戦士頼りである。
その戦士が真っ先にやられてしまうという笑えない事態に陥った事があるのだが、それも後で説明する。
さてそんな不安なパーティーだが、どうにか1人目のボス、コーネリア姫を攫った騎士団長ガーランドを倒した頃にはそれなりにレベルアップもし、白魔術士・黒魔術士のお荷物コンビも魔法が使えるようになっている。
それから次の町・港町ブラボカにつくのだが


2番目のボスがまさかの「カイゾク」である。


「カイゾク」!?お姫様を攫った騎士団長の次が「カイゾク」!しかも9人のしたっぱが襲ってくるのだが、黒魔術士のサンダーで6人くらい消え、普通に勝てた。弱かった。そして海賊の頭であるビッケから、船をもらえて海を渡る事ができる。ただ、ここで制作側のとんでもないトラップがしかけられているのだが、次で説明する。


プレイヤーは港町ブラボカを出て、最初のカオス(四天王の一体)がいるアースの洞窟というダンジョンに挑む事になるのだが、ここで最初の試練が訪れる。


敵とのエンカウント率が半端ないのである。


もうリアルに一歩動いただけで敵と遭遇し、ゾンビやグールといった見た目にもしんどい敵との戦闘を終えて一歩動いた次の瞬間からまたゾンビやグールと戦わないといけないというナニコレ鬼畜なダンジョンである。


私ははじめてここを訪れた時、ボスと戦う前に心折れ、命からがら引き返した。



戦士とシーフはボロボロ、白魔術士と黒魔術士はMPを使い果たし、回復アイテムも底をついたギリギリ状態だった。
ダンジョンを出た瞬間にテント(外でしか使用できない)を張った時には(回復できる)4人と一緒に「生きて帰れた…!」と生きている喜びを噛み締めたものである。
その後外の雑魚モンスターでレベルを上げ、町の道具屋回復薬等をたんまり買い込みダンジョンに再チャレンジするのだが、ここで先ほど言った制作側のトラップが発動する。


MPを回復させるアイテム、港町ブラボカにしか売ってない問題である。


しかも高い。
その後も色んな街を回る事になるのだが、MP回復アイテムは港町ブラボカでしか売ってない。
つまりMP回復アイテムを買いに行くために、毎回わざわざ海を渡って港町ブラボカまで行かないといけないわけである。


何でだよ! 必要なアイテムじゃん! 他の町の道具屋にも置いてくれよ!


よほど貴重なアイテムなのか、それとも他の街の道具屋に商売のセンスがないのか、置いてないのである。しかも高い。
当然物語序盤、モンスターを倒してもそれほど稼げない貧弱金欠パーティーにはそんなに買えないのである。
そのため二回目の挑戦でも魔法使いコンビの魔法は取っておかないといかず、回復は回復薬だより、攻撃は戦士とシーフの実質2人でやたらとエンカウントするゾンビやグールと戦い続けるナニコレバイオハザードを繰り広げるわけである。
私が2周目クリアを断念したのはこのしんどいダンジョンに心折れたからである。
そうしてダンジョンの奥に潜むボス・バンパイアに積年の恨みをぶつけるようにバンバン魔法を使って倒したわけだが、ここでまた制作側のトラップが発動する。


バンパイア、ニセモノのボスだった問題である。


本物のボス、土のカオス・リッチが洞窟のさらに奥に潜んでおり、そいつを倒すためにアースの洞窟にもう一度入らないといけない羽目になる。つまりまたゾンビやグールたちとやたらとエンカウントするダンジョンに潜らないといけないのである。


3回目!


アンガールズの田中のようにツッコミを入れながら3回目のアンデッド祭を繰り広げる私と4人の戦士たちだが、ここで更なる問題が発生する。


新しいマップに出てくるモンスターが強いのである。



もういい加減にしてくれよ…
強いと言っても序盤なので雑魚なのだが、地下2Fなどにうじゃうじゃいたゾンビやグールたちより強いため精神的苦痛は倍である。
こうなると洞窟の最深部に潜んでいる土のカオス・リッチとやらに殺意満々である。
てめえわざわざニセモノのボスを立てて、おまけに新しいマップには強いモンスター置いて自分はコソコソ奥に隠れやがって………出てこいや!


超弱かった。



さすがは四天王最弱である。
炎が弱点という事もあり、黒魔術士の魔法で大ダメージ。
これならゾンビやグールたちの方がしんどかった…
さてここまでで分かった人は分かるかもしれないが、私はゲームを攻略本や攻略サイトを見ずにプレイするタイプの人間である。
そのためダンジョンの中で数時間ウロウロし、いつまでもクリアできないイベントに右往左往し、初見殺しにあっさり引っかかる。
そのためFFⅠでもおかしな事になった。


アストスという中ボスがいる。
ダークエルフの王様で、エルフの王子に呪いをかけ、マトーヤという魔女から「水晶の目」というアイテムを盗み出し、妖精王になるために必要な「クラウン」というアイテムを手に入れるため西の城の王に化けて光の4戦士を利用とする小狡い奴である。


さて、ここで問題です。


攻略本を読まずにプレイするプレイヤーが、
本来「クラウン」を手に入れる前に行くべきはずの西の城に行かずに、
「クラウン」を入手してしまってから西の城にうっかり着いたらどうなるでしょうか。


もうメチャクチャである。



エルフの王子の呪いを解くのと、マトーヤの「水晶の目」を取り戻すために探していたアストスが、たまたま立ち寄った誰もいないボロい城の中で王様に化けているわけである。


アストスは、一度会った事ある前提で話を進めその正体を現した!


いや会ってねえから!
そのイベント消化してねえから!
お前に「クラウン」を探すよう依頼されてねえから!
こんな貰い事故みたいな感じで突然始まったアストスとの戦闘。


アストスはいきなり「デス」をとなえた!


・・・


戦士―――――!!!


一番頼りになる戦士がいきなりお亡くなりである。
こうなるともうパニックである。
とりあえず一番早く動けるシーフに蘇生アイテムを使わせて、戦士を復活!
アストスが黒魔術士を攻撃! 黒魔術士は死ぬ。
黒魔術士を無視して、白魔術士でHPが1になっている戦士を回復!
その間シーフが戦うもへなちょこなダメージしか与えられず逆に大ダメージを食らう。
その後もシーフがやられたり、戦士がやられたりしそうになりながらてんやわんやで辛くも勝利を収める。
開幕「デス」はやめてもらいたいものである。


リッチを倒した後は、残りの3体のカオスである火のカオス・蛇の下半身に6本腕に6本の剣を持ってるのになぜか魔法で攻撃してくる紅一点のマリリス、海底神殿の奥に潜む雷が弱点のイカの化け物水のカオス・クラーケン、空に浮かぶ浮遊城に住む6つの首を持つドラゴンの風のカオス・ティアマットを倒していく訳だが、マリリスがいるグルグ火山というダンジョンではいわゆるダメージ床という溶岩の床があったり、海底神殿に潜るために「妖精の瓶」→空気の水」→「ロゼッタ石」を入手しないといけなかったり、浮遊城に行くために「ワープキューブ」→「ルフェイン語を習得」→「チャイム」を入手→「ミラージュの塔でワープゾーンに乗る」というしちめんどくさいイベントをこなさないといけない。
その途中、バハムートというドラゴンの王様にクラスチェンジという4人の戦士をパワーアップさせてもらえるイベントがあるのだが、ここでも私はやらかしてしまった。
パワーアップさせてもらうために、試練の城に行き勇気の証である「ネズミの尻尾」というアイテムを手に入れるというミッション。


その試練の城が見つけられず延々と砂漠をウロウロする羽目になったのである。


イベントをこなさないと入れない「ミラージュの塔」を、試練の城と勘違いし、「試練の城というのだから、レベル上げしないと入れないんじゃ?」と思い込みその前にある砂漠でモンスターと戦い続けたのだ。レベルはグングン上がった。


当然、入れるわけない。



三日間くらいレベルを上げ続けて、さすがにおかしいと思い違う場所を探した所、試練の城を見つけようやくクラスチェンジしてもらえた頃にはあの時間を返せと言いたくなった。
とにかくこれで、戦士はナイトに、シーフは忍者に、白魔術士は白魔導士に、黒魔術士は黒魔導士にパワーアップしたわけだがそれでも攻略できないダンジョンがあった。


四天王を倒していくとリメイク版からだが「大地のめぐみのほこら」「燃え盛る火の大穴」「いやしの水の洞窟」「風のささやく洞穴」という新しいダンジョンが解放される。


ここがまた、「大地のめぐみ」とか「いやしの水」とかいう癒し系の名前の割にとんでもないダンジョンなのである。


各ダンジョンにはFFⅢ、FFⅣでボスや四天王を務めたボスキャラが待ち受けており、物語終盤、最後のダンジョンに行くくらいまでレベルを上げて行かないと勝てないような相手ばかりなのである。
リッチを倒した後、解放された「大地のめぐみのほこら」を「ボス倒した後に解放されたダンジョンだから、今のレベルでもイケるダンジョンっしょ!」と思い突入した私と4人の戦士がどうなったかはご想像の通りである。
その後レベル30くらいに上げて何度も再挑戦したのだが、アビスウォームというデカい芋虫みたいなボスですらないモンスター1匹にパーティーを何度も全滅させられたのは苦い思い出である。
「大地のめぐみのほこら」にはFFⅢに出た4体のボスがいて、1回入るにつき1体ずつしか戦えないため、4体全部倒すには4回以上地下5Fまで行かないといけないのだが、


まあ勝てない。


最初はエキドナに挑み負け、次にケルベロスに挑み瞬殺され、今度はアーリマンと戦い負け、最後は2ヘッドドラゴンに挑んで負け、相手を変えて何度挑んでも全滅し続けた。


私はとうとう、攻略サイトを見た。


私はゲームは攻略本や攻略サイトに頼らず自力でクリアする派なのだが、とうとう匙を投げた。
もう自力クリアの方が楽しい、攻略サイトを見ながらプレイなんて邪道! そんなのただの作業!とか言ってられない。
私はナイトや忍者に「ヘイスト」(攻撃回数を増やす魔法)や「ストライ」(攻撃力を上げる魔法)をかけて戦うのがボス戦をクリアする秘訣だと攻略サイトを見て知った。


合点承知の助。


私は攻略サイトの指示通りに、ナイトや忍者にヘイストやストライをかけてボス達をフルボッコにした。心は痛まなかった。
その後「燃え盛る火の大穴」「いやしの水の洞窟」「風のささやく洞穴」に挑んでいくのだが、「いやしの水の洞窟」にはとんでもないのがいた。


オメガ「やあ」


ファイナルファンタジーのトラウマの代名詞、オメガさんである。
オメガさんが何かを説明すると、4本足の血も涙もない殺戮マッシーンで、


「はどうほう」というパーティー全体に大ダメージを与えるビームと、
ワンパンで光の戦士を殺す攻撃力を持った化け物である。


奇跡的に勝利を収めた私と光の4戦士だが、
その後もう一体のラスボス「しんりゅう」と戦うつもりが間違えてもう一度オメガさんに話しかけてしまった時は泡を吹いて倒れそうになった。
クリアするのに40Fも層がある「風のささやく洞穴」もしんどかったが、この「いやしの水の洞窟」の方がしんどかった覚えがある。


そんなしんどいダンジョンをクリアした私と光の4戦士達はついに最後のダンジョン、過去のカオスの神殿に挑むのだがここでまたとんでもない相手が現れる。


過去に倒した4体のカオス全員である。


リッチ・マリリス・クラーケン・ティアマット全員と1階地下に降りる度に再勝負である。


言わずもがなだが全員強くなっている。


ティアマットってこんなに強かったっけ…と思いながら回復薬を使い果たしたので外に出ると、なんとまた1から4カオス全員と戦わないといけない。1回外に出たらリセットなのである。


も―――――!!!(発狂)



こんな神殿の奥深くに潜んで、四天王全員操って世界を闇に沈めた元凶とやらは一体どこのどいつなんだ! 出てこいや!


ガーランド「覚えているか…? コーネリア国一のナイトと呼ばれたこの私を…。」


・・・


お前かい!


ガーランドが誰かお忘れになった方のために説明すると、物語序盤、コーネリア姫を攫った騎士団長である。一番最初に戦ったボスだ。
その光の4戦士にやっつけられたガーランドさんだが、死の直前4体のカオスたちに助けられ過去の神殿に送り込まれ命拾い。そこで2000年後に記憶を失って同じように光の4戦士に殺される事を知り、同じように命拾いさせるため4体のカオスを生み出し、現代に送り込んだという。


ちょっと何言ってるか分からない。


つまりこういう事だ。
光の戦士に殺される(現代)
→4体のカオスに救われ、2000年前の神殿にワープ
→4体のカオスを生み出す(過去)
→4体のカオスを未来に送る(過去)
→過去にやって来た光の4戦士を殺す(過去)
→2000年後、記憶喪失になってコーネリア姫を攫う(現代)
→光の4戦士に殺される(現代・2周目)
→4体のカオスに救われ、2000年前の神殿にワープ(2周目)
・・・


何この気持ち悪い無限ループ。



何この人殺される未来があるループ繰り返してるの? バカなの? ドMなの?
そもそも2000年後に記憶喪失になるの防げないの? そこを頑張れよ。
光の4戦士に殺され、殺すために無限ループを続けているという発想にこちらはドン引きである。


ガーランド「おまえたちはここで永久に死に…、私は永久に生き続ける…」



そんな気持ち悪い無限ループ付き合ってられるか!
ラスボスらしくカオスという姿に変身したガーランドとの最終決戦。
「つなみ」や「たつまき」や「じしん」といったもはや魔法ですらないやりたい放題の攻撃を食らいながらもこちらも必死で反撃。途中で「ヘイスト」や「ストライ」の効果を打ち消されるという攻略法殺しに遭いながらも何度も「ヘイスト」や「ストライ」をナイトと忍者にかけ、どうにか勝利(割と余裕はあった)。
こうして世界に平和が訪れたのである。
・・・


その後裏ダンジョンが解放され、裏ボス戦もあったのだがここでは割愛する。
簡単に言うと時間内にダンジョンをクリアしないと毒ガスがダンジョンに充満しパーティーがダメージを受けるという鬼畜設定で、最後の裏ボス戦がガーランドと4匹のカオス達が合体した気持ち悪いキメラだったため一回クリアしただけでお腹いっぱいな世界である。もう書く気力も起きない。


このようにFFⅠはとにかくしんどかった思い出しかない。
今スマホで遊べるらしいのだが、始めるという人が近くにいたら「やめとけ、絶対やめとけ」と忠告する。
私はPSPでFFⅢ、FFⅣもクリアした事もあるのだが、Ⅰが一番しんどかった(Ⅱは何だか地雷の匂いがしたのでやめておいた)。
すでにクリアした事があるという人がいるなら黙ってギュッとハグである。


ゲームは1日1時間。


ないしは30分、それくらいで楽しく遊べる方が絶対にいい。
じゃないと人生が壊れる。
やり込み要素とか攻略サイトを見ながらじゃないとクリアできないダンジョンやイベントやボス戦なんてクソである。
でも、思うに、
ブラック企業はもう二度とゴメンだが、ゲームで悪戦苦闘する日々は悪くなかったかなとも思う。
攻略本や攻略サイトに頼らず、自分でクリアの道を探してあれこれ試す日々は楽しかった。
ゾンビやグールがやたら出るダンジョンを命からがら脱出し、アストスに「デス」を食らい(「キル」だったか?)、試練の城見つけられず延々と砂漠を彷徨う日々も悪くなかった。


ゲームって、それが楽しいのである。



もちろん行き詰ったら攻略本や攻略サイトに頼っていい。その位の抜け道や裏技があったっていいのである。
現実で上手くいかないんだから、ゲームでくらい上手く行ったっていいのである。
もちろんゲーム会社の人はそう簡単に攻略させない(ユーザーに楽しませる)ためあの手この手使ってくるのだが、それもまた楽しいのである。
「うわーw やられたw」とか「こんなんチートやんw」とか言いながらまたボスに挑めばいいのである。


現実と違い、ゲームはいくらでもやり直しがきくのだから。


でもそれは、現実でも同じかもしれない。いや、同じであると思いたい。
ゲームで人生を教わったわけでもないし、何なら何の教訓も得られた気がしないのだが、そう思ってもいいじゃないか。
PSPは壊れてしまい、もう二度とあのしんどい思いはしたくないのだが、
動画サイトに上がっているFFⅠのボス戦や攻略動画をまた見たくなった。
その頃にはきっと、またあの悪戦苦闘した日々を思い出して笑うだろう。

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