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【あれこれ】ピアスと就活アレルギー


きました、テーマ「就活」。恥ずかしながら僕も、杉花粉と就活がアレルギーみたい。春は外でよく舞っている時期ですね。さてさて、現役大学生のろたんさんより初寄稿が届いています。(スタッフ・古川)






◇こういう人向け
・「就活」の2文字を見たら、そっとスマホを閉じる人(私)
・就活の文化が無理な人(私)
・就活に片足を突っ込んだ人(仲間)


はじめまして。ろたんといいます。
ひきこもり12年を経て、今なんと就活中です。
かなり癪ですが、周りからは大真面目に就活してると思われているみたい。かなり癪ですが。

でもまあ、毛先にはブリーチが残っていて、ピアスをいっぱい着けていて、遊びに行く時と同じメイクのままで、適当なスーツを着て就活をしています。
(履歴書は2つに折ります。)


不登校関係なく、学生は"就活"アレルギーな方がなんなら普通だと思います。
でもね。不登校だったおかげで今就活が苦しくないです。
問題は、就活を「辛いもの」だと思ってしまうこと、「辛いもの」にしてしまうことだと思いました。それを解いたら、就活って意外と好奇心を満たしてくれるものだと思えてきました。

就活が苦しいのは、第一志望の合否なんかじゃなくて就活の「空気感」と「文化」と「建前」のせいなのかな、と思い始めた。ぜーーんぶ、小学校の嫌いだったとこと同じだった。
ほら、学校に行かない間に色んな偏見と自責と反芻思考と闘ってきたじゃないですか。(個人差が激しいのは勿論)
それが、副産物として経験値になっている。他の人より、レールを外れる恐怖に鈍くなっている。
その経験から、就活中の苦しみとか就活前の漠然とした恐怖も、ほとんどが自分で作り出した「強迫観念」と「ネガティブイメージ」だと思えてくる。だからきっと消せるし自分のせいじゃない。
と思いたい。だって怖いし。

あれは(概念としての)学生側の忖度で、就活ゲームを攻略したい人が考えた裏技なのかなあと思う。それを義務感に感じてしまう人、そう思わされてしまう人もいる。
あれはマリカーのショートカットで、だからやらなくてもゴールできると思う。無理してオフロード走んなくても、充分勝てて楽しいし。

そういえば誰も「就活メイクはブラウン系で薄づきで」とか、「ピアスは外せ」とか、「前髪をぴっちり分けろ」とか言ってなかった。
その時、就活といういやな文化、「見えない敵」の発生源は自分の頭の中だったのだと思った。


理由がないルールがどうしてもゆるせない私は、必死で「就活ルール」の理由を考えました。

◯就活メイクは、企業説明会とかでオフィスカジュアルな社会人に囲まれた時に、ちょっと馴染むから。
スーツ着て大学行ったらちょっと浮くのと同じで。気にしなくてもいいはずだし。

◯ピアス外すのは、手っ取り早く真面目さを演出できるから。
偏見だけど、勝手に誤解してくれるなら都合いいよね。前髪も同じ理由。

◯ノックの回数やお辞儀の角度は、単純なルールがないと迷っちゃう人もいるから。これはどうしても飲み込めないけど。
(しかしリクルートスーツ、あいつだけは解せません。なぜ普通のやつとちょっと違うのか)


……私がなぜ就活を始めたかというと、レールの上でルールの中で闘ってみたかったからです。(勝ち負けも敵もない闘い)
学校に行かず、部活も期末テストも受験もまともに経験しない人生、心配されるレベルで勉強も生活リズムも自分のペース、高校は通信で大学は編入。
レールどころかオフロードすぎる。

そして、「就活」に飲み込まれることなく、かつ少しでも納得できるところに入りたいというありきたりな動機。


とはいえ私は就活ビギナー。これから学ぶことの方が多いこと請け合いです。これからどうなることやら。
あと半年もすれば、ずいぶん偉そうなこと書いてたなあと恥ずかしくなって私はこの記事を読めなくなっていると思いますが。


転機の一つである就活は、人生のクセみたいなものが出るな、となんとなく思っているわけです。そしてこれらを変えないといけなくなった時、人生のクセから脱却できそうだとも思います。クセは信念とは違うので、脱却も必要になります。

推しが引退を発表して働くモチベが消し飛んだばかりですが、とりあえず楽しめるだけ楽しもうと思います。





○寄稿者募集!

不登校ラボでは、連載【あれこれありましたが、】をnote内にておこなっています。

ここは、人生のはやいうちにつまづいてしまったさまざまな人が集まり、創作や出会いを通じて当時をもう一度ふり返る人生の研究所。かつてかかっていた”もや”を、いまのあなたが観察するところです。

寄稿連載【あれこれありましたが、】では、当時行きづまっていた私たちがいまどうやって生きているか。あれこれありましたが、よろしくやってる方々の日常や思考を寄せてもらい、連載しています。

読者からも寄稿作家を募集しています。学生時代に挫折をもつ人(不登校経験がなくても構いません)、学校に行きたくなかった日が1日でもある人、自分の文章をこの場で書いてみたいと感じる方は、ぜひ、スタッフ古川までご一報いただけますと幸いです。たくさんの方々のご参加、お待ちしております。
メール:kansinken723101659@icloud.com

企画の詳細は以下記事から↓
https://note.com/futoko_rabo/n/n787d569fca3b

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