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【山天大畜:上九】易でセイスケくんの今後を卜う〜note執筆の行方2024.05.24-11:22占

こんなんでました☺️:山天大畜の上爻変、地天泰に之く

山天大畜の上爻変、地天泰に之く

【表面に表れたヒント】
チャンス到来
蓄えたものを積極的に活かす時であり、活用すればするほど強力となる
・外に出ること。望むものは内より外にある。
【ヒントを解釈する指針】
・自然で無理がない。思いのままに道は開く
【背後に隠された微妙な機微】
天地渾然として相和合し、万物が通じ合う。物事が動き始める

https://iching.malo.jp/26f.html

得卦・得爻 解釈

山天大畜(大きな停止・大きな蓄積/社会貢献)

cultivation:養成/building up power:力の構築
全て事を図るによし。貯え養いてこそ広大に至らん。

序卦伝:有无妄然後可畜。故受之以大畜。

无妄(むぼう)あり然る後畜(たくわ)うべし。故にこれを受くるに大畜を以てす。


无妄(まこと)であってこそ物が蓄えられるが故に、无妄卦に大畜卦が続く。妄念妄想がなく、至誠の徳があって、その後に蓄えることができる。
畜はとどめる、たくわえる、やしなう、という三つの意味を兼ねる。
大いに止める、大いに蓄える、大いに養う。また、大なる者が止める、大なる者が蓄える、大なる者が養うという意味でもある。大畜は、小畜と対比され、大が小をとどめやしなう、つまり偉大な王者が人材を擁すること。また大いにとどめ、やしなうこと、実力をたくわえることを意味する。
大豊作の穀物が倉庫に山と積まれ貯えられているイメージ

身辺にエネルギーが充満している時でじっとしておれない。何か新しい事をはじめたり、外に出て活躍したくなくなったりする時である。
運気は上々で、何事も進んでよく、積極的に出て実を結ぶ時といえる。
運勢が強いと自ずとその人に勇気と活気を与え、みなぎるようなパワーがそれとなく滲み出て、相手をひるませたり、強く立ち向かって行けたりすることができるもので、こんな時こそ大いに永年に蓄積された知識や研鑚された経験を活かして行動すべきで、何か計画があればぐずぐずしたり躊躇したりせず堂々と邁進すべきである。
また人間を教育したり、養成したりすることは特によく、そういった種類の仕事を始めることはこの卦にぴったり合った運気といえよう。

[嶋謙州]

この卦は風天小畜と比較される卦であります。小畜に比べて、蓄え方が強くかつ積極的であるという卦であります。復して新たに活動するときには、できるだけ大きな内容と、蓄積がなければなりません。内容、蓄積に欠けますと活動を新たにすることができませんから、大いに蓄えなければならないという卦であります。

[安岡正篤]

大畜。利貞。不家食吉。利渉大川。

大畜は、貞しきに利あり。家食(かしょく)せずして、吉なり。大川を渉るに利あり。

【広く社会に役立つ】
山天大畜の卦は、山に天の気を蓄えるほどの大きな蓄積の時を説く。
「家食せずして吉なり」とは、家業のためだけでなく広く社会に役立つことを目指すのなら、自らを大きな器に養い育てて、将来、大業を成し遂げることができる、ということ。「自分たちだけが」と思う狭い心では大きな発展はない。人は社会貢献を志すことで、飛躍的な成長を遂げるのである。

易経一日一言/竹村亞希子

彖曰。大畜。剛健篤實。輝光日新。其徳剛上而尚賢。能止健。大正也。不家食吉。養賢也。利渉大川。應矣天也。

彖に曰く、大畜は剛健篤実ごうけんとくじつ、輝光(きこう)日にその新たなり。その徳剛上(のぼ)りて賢を尚ぶ。能く健を止む。大正なり。家食せずして吉なるは、賢を養えばなり。大川を渉るに利あるは、天に応ずればなり。

「剛健篤実」は障害があっても粘り強く、日々進み、何事も手厚く取り組み、中味と実質を蓄えること。
「輝光」とは力強い光。努力を重ね、日々新たに成長するならば、圧力や障害があっても、必ずその光(徳)は輝いて外に漏れ出ると教えている。
山天大畜は、山が天の養分(徳)を蓄える時。すそ野広く、高く蓄積する「大いなる蓄積」を説く卦である。

易経一日一言/竹村亞希子


象曰。天在山中大畜。君子以多識前言往行。以畜其徳。

象に曰く、天、山の中に在るは大畜なり。君子以て多く前言往行(ぜんげんおうこう)を識りて、以てその徳を畜う。

【多識前言往行~知の工夫】
「前言往行」とは古人、昔の人たちのいった言葉や行いのこと。君子はそれらを読み、学んで思索し、徳を養うものである。
山天大畜は社会に大きく貢献できる徳を蓄えることを教える卦。先人の蓄えてきたものを読み、何を語り、どう行動したかを学んで現在生きている自分にすり合わせ、再体験し、徳を積み蓄えるのである。
これは「知の工夫」の大切さを示している。
天(☰)が山(☶)の中に包蔵される。実際にないことであるが印象として受けとるがよい。大きなもの中に蓄える感じである。君子はこの卦に法とって自己の蘊蓄を大きくしようとする。そのために昔の聖賢の言行を多く記憶するのである。

易経一日一言/竹村亞希子

上九。何天之衢。亨。象曰。何天之衢。道大行也。

上九は、天の何(にな)うの衢(みち)。亨る。
象に曰く、天の何うの衢とは、道大いに行わるるなり。


広大無辺な天の道を担い、あらゆる方向へと活動を展開する。大いなる望みの時は、その実現を果たした。無尽蔵の可能性を秘めた天の道を背負い、大なる望みの時にはそれを成就させた。大なる望みを遂げたその極点において、天の道は完成を遂げたのである。
人生の大きな望みを抱えながら、無限の可能性に満ちた天の道を歩む。そして待望の時が訪れた際には、その願いを達成することができた。大いなる望みを遂げた至高の境地で、天の永遠の真理が完全に実現されたのだ。

衢は四方に通ずる路、十字路。ちまたとも読むが、四通八達(しつうはったつ)、どこへでも通ずる要所となっている道である。
上九は畜めるの窮極点にある。もはや下卦の乾を留めることもせず、自在に道は通ずる(象伝)。いわば空中に浮かんで蒼天を背に負う四通八達の大通り。広大無辺な天の十字路をその背に負う。つまり、蓄積したものの完成を意味し、縦横自在に大きな働きを為すことを表している。能力を縦横自在に発揮できるのは、大きな蓄積があればこそ。天才は努力によって引き出されるのである。この爻が出たら願うこと通る

易(朝日選書)/本田濟


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