ミスト

遠くを見たり、近くを見たり、見えないものを見ようとしたり…基本いつも同じトコロから。

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遠くを見たり、近くを見たり、見えないものを見ようとしたり…基本いつも同じトコロから。

最近の記事

今日までという日 61

お盆が過ぎた。 主婦の私は年中行事が生活や心の節目になる。 まだ続く暑い夏も終わった気にすらなる。 我が家は各所から親戚が集まるような「本家」ではないから、 特に何が大変というわけではない。 子供の夏休みの宿題を手伝う必要もなく、 遊びに来る孫がいるわけでもなく、 疲れる要素が無い… いやいやいや、夫が、夫が数日間家に居る、 それだけで私のエネルギーの消耗は激しい。 元気に友人と遊びに行ってくれた若い頃が、今となってはありがたいばかり。 何十年も住んでいるのに、何がどこに

    • 今日という日 60

      自称「食いしん坊(婆)」も、寄る年波には勝てず… 美味しいと言われるモノを求めに出向くことが少なくなった。 お付き合いが縮小して、一緒に出かける友人が少なくなったこともある。 もともと苦手傾向だった乳製品、肉への抵抗が大きくなったこともある。 他にも些細な理由はあるけど、一番は、 「お出かけ」モチベーションが下がったこと。 これが歳のせいなのかは分からないけど、 全てに於いて喜怒哀楽…感情の振り幅が小さくなったのは事実。 ちょっと高いコスメを使ってみよう、とか、 マルシ

      • 今日という日 59

        すみませんすみません…。 町内会の公園除草をサボってしまいました。 目覚まし止めて、睡魔に勝てず、つい二度寝。 いやでも、ほら、 今月始めの「女性部」の公民館清掃には参加したし… 既に奉仕はしたからね、うん。 来週の夏祭りでは、拝命した「玉こんにゃく係」頑張りますからー。 田舎には田舎なりの大変なこと、あるんです。 懺悔から始まった日。

        • 今日という日 58

          朝からかなりの雨。 この辺り、濡れることに抵抗がある人はいても、 雨量に不安を感じる人は少ない…と思う。 昔から山形市近辺は災害の少ない土地とされている。 山が守ってくれているとみんな信じている。 山を敬うことが当たり前。 人々の根底にあるローカル魂。 そんな中、友人とスタバで待ち合わせ。 雨にも風にも夏の暑さにも負けないのがおばちゃん。 何にしようかな〜と思いつつの、 いつものヤツ。 スタバのメニューには負けを感じた日。

        今日までという日 61

          今日という日 57

          息子が家を離れた時の虚無感を埋めるために始めたInstagram。 いつの間にか10年余。 「田舎」と声高に言えるほど自然豊かではなく、 県庁所在地の割に人口が少ない中途半端な町に住んでいるおばさんの日常はたかが知れてて、 結局のところ、自らの生存を知らせるだけの投稿だった。 見てくれた方々には感謝しかない。 やめるきっかけが見当たらなくて続けてきたけど、 今なのかなって、ふと。 外じゃなく、ジブン内側を見つめたくなった日。

          今日という日 57

          今日という日 56

          日曜日の朝はスタバ。 田舎のおばちゃん頑張ってます!ってわけじゃない。 娘を車で送った帰り、開いてるお店がココってだけ。 早起きのジブンへのご褒美。 同じ曜日の同じ時間に来る人がそれなりにいて、 目を合わせたこともないけど、 姿を確認すると微かにホッとする。 各人決まった席で毎週同じことをしているのが面白い。 顔馴染みのスタッフさんと言葉を交わすのも楽しい。 手持ちのタンブラーを差し出した時、 「見たことないですー」と新人さんに驚かれたりもして。 (そうでしょうとも、ココ

          今日という日 56

          今日という日 55

          パスワード問題。 あるサイトで、 前回のログインから一定期間が過ぎたからか、 いきなり「ログイン」の画面。 自分の記憶力、管理力がダメダメなので、 身近なものに紐づいた、忘れない自信のあるものにしてる。 で、再ログイン。 ん…なんで? 数回やっても拒まれる。 それを見てた娘が、 「最初のアルファベットを大文字にしたら、行ったりして…」と。 はいはい、その通りでした。 想像力、応用力までも衰え… いや、単に老化を実感した日。

          今日という日 55

          今日という日 54

          とても美人な友人がいる。 私よりひと回り以上も年下。 数年前、初めて姿を見た時に、 他大勢と同じスクラブ姿でほぼスッピンだったにも関わらず、 薔薇を背負ったような華やかさと気品を感じた。 一緒に出かけると、後日お店の人から「この間のお連れの方、綺麗な方でしたね〜」と言われること多々。 なんていうの?本人には恐れ多くて言えないレベルの美しさ。 それが、彼女には そーゆー自覚が全く無い。 まあね、生まれた時から見てるからね。 その意識のギャップが魅力。 ヴィーナスって巷にいた

          今日という日 54

          今日という日 53

          柴犬を飼ってる。 震災の年に生まれたから、かれこれ12歳。 動物好きの子供たちが、それなりの歳になったこともあって、迎え入れた。 我が家に来た時、不安と恐怖で近寄って来ないだけと思っていたけど、 生まれつきプライド高すぎるやんごとなき姫様なのだった。 「下の者が近寄るでない」。 媚びることを知らぬ犬。 もはや犬とはいえない犬。 しつけに失敗しただけだろう、と思う人もいるかもしれない。 否定はしない。 けど、人の子じゃないし、 私たちがこれでいいと思っていたから、 「長いも

          今日という日 53

          今日という日 52

          90の父を連れて、歯医者へ。 上の入れ歯が割れたという。 とりあえず修理は可能ということだけど、 顎が痩せて上下の噛み合わせが悪くなっているから、 また壊れるのも時間の問題だと。 そこで父は考える…悩む… 新調すれば、ナニガシのお金がかかる。 何度も通うのも面倒。 ちゃちゃっと直してもらって当座困らなければ、それで良しとするか… 娘は言う「長生きして元取ろうよ!」。 ケチな考えでも、生きる理由があればそれでいいと思った日。

          今日という日 52

          今日という日 51

          手掌多汗症…ニノさんがCMで言ってた。 その昔、私も悩んだことを思い出した。 突然手のひらに汗をかく。 緊張すると尚更。 試験の時なんて、 名前を書いている先から、押さえてる左手の指の跡がつく…というか、紙がふやける。 (昔の紙はお粗末だったからね) そのうち答案用紙そのものが波打ってきちゃって、 シャーペンの字が乗らなくなって… 消しゴム使おうものなら、最悪の事態に。 当時はメンタルが作用してると言われて、 内科的(服薬)治療はしなかった。 案の定、大学受験が終わった頃か

          今日という日 51

          今日という日 50

          学生以来のペンフレンドがいる。 卒業して私は山形へ、彼女は岐阜へ。 かれこれ30年以上のやり取り。 途中会ったのは2回きり。 とはいえ、 日々の出来事を伝え合っているから、 それほど「会いたい…」とは思わないのが正直なところ。 お互い誕生日にささやかなプレゼントを送り合うのだけど、 なんか、もう、山形らしい物がネタ切れ。 てか、これまで何を送ったかも朧げ。 今回はスタバのオンラインチケットなんて送ってみようかな? 喜んでくれるかな? …送れるかな? 笑 …使えるかな? 

          今日という日 50

          今日という日 49

          私は天パー。 「いい感じにまとまらない系」の天パー。 この歳になっても、現在進行形のコンプレックスのひとつ。 若い時どれだけの大金を注ぎ込んだことか… 下敷き如きプレートを何枚も頭に付け、 長時間過ごすという拷問に耐えたり。 形状が記憶されるという施術を受けに足を運んだり。 えーえー、仕上がりは満足ですよ。 でもね、幸せはいっとき(数日)のこと。 新しいヤツが台頭し始めると、もうね、 「ガッデム」なわけ。 根本から台無しの一途。 もちろん美容師さんに罪は無し。 それが、いつ

          今日という日 49

          今日という日 48

          5年ぶりに学生時代の友人たちと会う。 1番遠いのは鹿児島。 1番近くて、埼玉。 バブルを東京で過ごした面々。 それぞれの土地で年を重ねてウン十年。 今回の目的は、 私の地元山形での「さくらんぼ狩り」。 産地あるあるだけど、さくらんぼは買って食べるものじゃないし、 お金を払って「狩り」に行くなんてありえない。 なのでホストの私も初参戦。 おもしろくね? 私のが1番大きいだの、1番甘いだの、 言いたい放題。 脚立に登ることすらアトラクションの年齢。 うつむいてばかりの日常、

          今日という日 48

          今日という日 47

          私「ほら、あのお菓子の名前なんだっけ?」 娘「…?」 私「フィナンシェじゃなくて…」 娘「…?」 私「フロランタンじゃなくて…」 娘「…?」 私「フ…フ…フ…」 娘「フから始まるの?」 私「あーっ、ダックワース!」 娘「…」 娘を無駄な会話に付き合わせた日。

          今日という日 47

          今日という日 46

          齢80のマダム達のお出かけに同行する。 いやー、みなさんよく喋るしよく食べる。 私の方がヨボヨボやん。 人生の大先輩のパワーに圧倒される。 でも、歳をとるの…満更でもないな、と思った日。

          今日という日 46