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国民健康保険料は4月に変わります、思った以上に変わります。


退職をされて再就職の予定がない方、健康保険の任意継続に加入されている方へ



こんにちは。


名古屋で社会保障制度の調査代行をしている社会福祉士の稲山です。


自分に足りないものは「しつこさ」です。


#嫌われたくないからね。サラッと諦めちゃえば傷つかないけど誰もハッピーにはなれません。






健康保険の選択肢、任意継続か国民健康保険か


例えば、退職をする時。退職をする時まで加入していた健康保険を続けるか(以下、任意継続)、国民健康保険に替えるか。それぞれの保険料を調べて保険料の安い方を選んでください。


大事なのは任意継続を選んだ場合でも、国民健康保険の保険料のチェックを忘れてはいけないということ。任意継続の保険料は大きくは変わりませんが、国民健康保険の保険料は退職した時の金額から変わっていきます。理由は、前年の所得で計算されるからです。※前年とは、その名の通り前の年の1/1~12/31までの期間を指します。




具体的な事例


弊所の相談者30代女性の場合(適応障害で令和4年8月末に退職、退職後も傷病手当金を受給)。


健康保険の保険料については以下の通り。


任意継続
 退職時(令和4年9月)は34,710円/月。その後、保険料の金額はほぼ変わらず、令和6年5月の時点で35,490円/月。


国民健康保険
 退職時は任意継続とほぼ同額(正確な金額は覚えていないが任意継続とほとんど同じ金額だった、と本人談)。その後、令和5年4月に下がり、令和6年5月の時点で2,430円/月(令和6年6月以降は2,000円/月)。


国民健康保険料は前年の所得で計算をされ、毎年4月に変わります。今回のケースでは、令和4年9月の時点で約35,000円/月だった保険料は令和5年4月に下がり、令和6年5月には約2,000円/月まで下がりました。


相談者は国民健康保険料のチェックをしていなかったため、令和6年6月まで任意継続の保険料を払い続けていました。




さいごに


退職時に任意継続を選ばれた方には、定期的に国民健康保険料をチェックすることをお勧めします。保険料が下がる可能性があるため、経済的な負担が軽くなるかもしれません。


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