対等な関係でいるために、大切にしたい3つのこと
「いつも自分ばっかり…」
パートナーとの関係においてそう思ってしまった出来事は誰しも一度や二度はあるのではないでしょうか。気を許す相手だからこそ、頑固で傲慢な部分が出てしまうことがありますよね。
人生を共に歩む人とは常に対等な関係でありたいし、それが二人にとって一番心地よい関係性のはず。
とはいえ「対等」って何だろう?って、改めて考えてみると結構難しい。
「これが対等だ!」ってバシっと答えられるわけじゃないけど、この先もきっと同じことに悩むであろう自分のために、今考えてることを残しておこうと思います。
対等であるために、同じである必要はない
専業主婦の妻に向かって「文句を言いたければ自分が稼いでからにしろ」なんていう夫、本当にいるのかどうか知らないけど、もしそんなこと言われたら私は絶対に耐えられないと思っちゃう。
私の中では「対等」であることと「同じ」であることは別問題。
昔は対等でいるために「相手と同じ土俵に立たなきゃ!」って焦ったり、張り合ったりしたこともあけど、土俵が違ったって互いに尊重しあえれば対等な関係は築けるってことがだんだんとわかってきました。
「同じだけ稼ぐ」「同じだけ家事をする」というのは「対等」の必須条件じゃなくていい。
人それぞれ立場も得意なことも違う。その違いを認め合い、互いに尊重することこそ、対等な関係への第一歩ではないでしょうか。
対等のベースは、相手を尊重する気持ち
私が思う”対等な関係”の土台には、リスペクトと思いやりがあります。
自分の方が正しいと思い込んだり、考えを押し付けたりするのは、相手を尊重できていない状態。
逆に言いたいことが言えず相手の言いなりになるのも、対等には程遠い関係性ですよね。
大切なのは、互いに相手の意見に耳を傾けて受け入れる気持ちでいること。
そして、二人の着地点を探して歩み寄れる努力をすること。
もちろん最初からうまく行くわけじゃないし、時にぶつかることもあるけど、それでも二人が諦めずに向き合っていきたいと思えるのなら、その時点でもうすでに対等な関係性は築けてるんじゃないかな。
私が大切にしている3つのこと
1.精神的に自立した存在であること
対等であるために、私が一番大切にしているのは相手に依存しすぎないこと。
もちろん夫婦である以上、時間もお金も物も含めてあらゆるものを共有してるし、相手のおかげでなんとかなっている部分もかなりあるけど。
それでも、精神的な部分では常に自立していたい。
相手に満たしてほしいと思うんじゃなく、自分の機嫌は自分でとる。
もちろん時には全力で甘えたっていいし、自分の依存度と相手の受け入れレベルが同じならそれはそれで万々歳。
依存がダメなわけじゃなくて、お互いに心地の良いバランスを見つけられたらそれでいいんだと思う。
私たち夫婦の場合は今のところ依存度低め(肌感として20%くらい)がちょうどいい塩梅です。
2.相手をたてて感謝すること
「対等でありたい」と強く願うあまり、相手に対するリスペクトが薄れてしまうことにも気をつけたいなと思ってます。
人間だから、「私はこれだけ頑張ってるんだから、あなたもそれぐらいやって当然でしょ」っていう気持ちに支配されちゃうこともあるけど、その傲慢さを後々後悔するのは自分。(※自戒です)
どっちの方が貢献度が高いかなんて、大切なひとと競い合っても仕方ない。
純粋に相手がしてくれたことに感謝して、「ありがとう」を言葉にする。
相手のおかげだな、と思える気持ちの余裕を持つ。
それでも「私の方が…!」って思ってしまうのは「認めてほしい」「褒めてほしい」っていう気持ちが強いときだから、自分自身の承認欲求に気づいてまずはそれを受け入れる。
「あ、今わたし、彼に褒めて欲しいんだ」ってことを認めちゃう。
その上で、たまには素直に「褒めて!」って言って満たしてもらうのも全然アリ!
3.意思決定は自分ですること
対等かどうかを貢献の量で測っていた頃、「なんだかんだ、いっつも私がやってるな」って思うことが多々ありました。
だけどよくよく考えてみると、「どうせ相手はやらない」と私が勝手に決めて手を出しているだけで、誰かにやらされているわけじゃないことがほとんどでした。
やると決めたのは私。つまりやりたくないことを「やらない」と決断できない、私自身の問題だったんですよね。
「やらされ感」を感じながらやって、お礼を言われないことにムっとするくらいなら最初からやらない。笑
見返りを求めず、純粋に自分がしたいと思えることをする。
そう決めた途端、気持ちよく動けるようになったし、対等かどうかなんてもはやどうでもよくなりました。
上下関係や与えたものの量で競いあっても仕方ない。
誰もが不完全で、足りないところがあって、だからこそ誰かと助け合いたくて、パートナーと一緒にいることを選んだはずだから。
違いがあるからこそ敬意が生まれるし、感謝できるし、その積み重ねが愛情に変わっていくんじゃないのかな。
世間のカップルや夫婦がどうだかはわからないけど、二人には二人なりのカタチがきっとあるし、何が正解かなんて考えずに互いに心地よいバランスにたどり着けたらそれでいいですよね。
周りがどう思おうと、互いにリスペクトし受け入れあえる関係性こそが対等な関係。
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