乙女-otome-を薫らせながら・・・
天国で暮らしている母方の祖母は
2月の下旬が誕生日だ。
祖母は現在 この世には居ないけれど
私の手帳には
これまでと変わらず
祖母の誕生日が記載されている。
祖母は まったく居なくなったわけではなく
ただ住む世界が変わってしまっただけであって、
祖母は 空の上で
私は 空の下で暮らしている
という認識でいるし、いたいからだ。
2月になると、
しきりに 祖母のことや
祖母との思い出を思い起こす。
祖母は98歳になるまで
この世で暮らしていたのだが、
その歳になっても
お洒落をすることを忘れなかった。
月に一度は、必ず美容院に出かけていた。
綺麗な赤茶色に毛染めをし、
ナチュラルなパーマをかけていた。
いつ 祖母に会いに行っても、
身だしなみは きちっとしていてお洒落。
ファッションを楽しむのが大好きで、
リボンや お花のついた
可愛らしい服を好んで着ていた。
ほんのり お化粧を施し、
首元には いつも
華やかなスカーフを巻いていた。
「 いつもきれいにしているね 」
との 私の声がけに
「 だって、いくつになっても 女は女だもの 」
と 祖母から そんな言葉が返ってきた。
その時の 祖母のセリフが今でも忘れられない。
祖母の この一言に
私は 胸を強く打たれたのだった。
病院に入院した時も、
くしと手鏡、化粧水は持参して
毎朝 欠かさず髪をとかし、
化粧水で肌を潤していたという。
いくつになっても
美意識を心がけるのは 素敵なことだ。
料理が好きで、裁縫が好きで、庭仕事が好きで‥‥
コーラが好きで、グラタンが好きで、韓国ドラマが好き。
そんなミーハーな一面もあった とってもカワイイ祖母。
そうやって 日々の暮らしを慈しんでいた。
他者への気配りも 人一倍だった祖母。
盆暮れは 若い者には頼らず、
自ら お世話になった先へと足を運ぶ。
毎年、端午の節句である こどもの日には
6人の子供たちに ちまきと笹団子を送る。
子供たちが たとえ60、70歳になっても...
祖母にとってみれば
いくつになっても 子供は 子供なのだ。
もし 私が男性だったら、
間違いなく この人を好きになっていたことだろう。
私にとって
祖母は 女性の鏡である。
私も 女として生まれてきた以上
女であることを常に意識し、女であることを楽しみ、
一人の女としてあり続けたい。
年齢を脱ぐ。冒険を着る。わたしは、私。
西武・そごうの 樹木希林さんを起用したキャッチコピー。
歳をとったら、歳相応の服を着なさいとか、
妻や母親、祖母という役割に
自分を合わせなさいとか、
周りの人と同じように振る舞いなさいとか。
そんな窮屈な常識は、もういらない。
あなたはもっと、個性的であっていい。
それが派手でも、大胆であっても、
堂々と着たい服を着る。
そうして、何万通りもの個性が花開いたとき、
誰も見たことのない時代が、一歩前に進み出す。
誰も見たことのない時代の先駆けとなったのは
紛れもなく 我が祖母であると
堂々と 胸を張って言いたい。
*コピーライター和田さんのnoteより引用させていただきました。
祖母は まさに年齢を脱ぎ、冒険を着て・・
そして...
その上からは 乙女を羽織っていた。
祖母の笑顔や 装いからは
いつも乙女が ほんのりと薫ってくるのだった。
天国でも きっと...
キュートな服を着て
お洒落を楽しんでいるんだろうなぁ...
乙女-otome-を薫らせながら・・・
そう...
私の乙女の原点は
きっときっと... 祖母にあるに違いない。
えっ ・・・・・ ・ !?
な... なんですって ...... !?
そこの...
男性のアナタ・・・
私を...
脱がせて...
みたい...
ですって!?・・・
着衣は... 脱がせてもらっても...
一向に.... 構いませんけれど・・・
乙女だけは....
脱がさないでくださいね。
乙女だけは 私...
いくつになっても....
ずーっと 羽織っていたいのです。
あ、、
年齢は 自分で...
勝手に脱いじゃってるんで... あれですが...
おほほほほっ💗
乙女-otome-薫る🌸
女性のアナタ・・・
♬ 今日は楽しいひな祭り〜
わたしたち、乙女の日ですね🌸✨
♬ 明かりをつけましょ ぼんぼりに・・・
乙女心にも 明かりを灯して✨✨ 気分を上げてまいりましょう💗
2月は 祖母の誕生月。
そして..
じぶんの置かれた立場を再確認しながら
気を引き締める強調月間でもあるのだ。
妻であり、子であり、母である前に ...
私は 女であり、そして... 乙女であるということを・・・
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