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フソウシャ海外文庫通信【第9号】
フソウシャ海外文庫通信【第9号】
【注意】
この記事内で『瞳の奥に』の内容に触れている個所がございます。特に読者の皆様で内容を一切入れずに読みたい方は(事前情報なしで読むことを強くオススメします)ご注意ください。
毎月手書きで扶桑社の海外文庫情報をお知らせしている月刊フソウシャ海外文庫通信。
2021年1月26日刊行の第9号、今年最初のフソウシャ海外文庫通信です。
PDFデータとその他の号は下のリンクからダウンロードいただけます。
今号のメインは『瞳の奥に』
注文書の文章を読んでいただければお分かりかと思いますが、『瞳の奥に』という海外ミステリーが本当にオススメです。
本作はサラ・ピンバラという英国の女性作家の作品で本邦初翻訳の作家です。え?日本では実績がない?
関係ありません。この作品はホンモノです。
マジです。
ゲラを最後まで読み終わった時、あまりの面白さと迎えた結末の恐ろしさに鳥肌が止まりませんでした。
正直、あらすじや登場する要素は今流行りの売れている作品にありがちでもあります。賢く行動力のあるシングルマザーが主人公であること。一見美しいのに何やら問題を抱えていそうな夫婦が登場すること。邪悪な存在によって全てが最初から入念に仕組まれていること……。
だから、「この展開『ゴーン・ガール』で見たな」とか、「『ケイトが恐れるすべて』と似てない?」とか他にもいろんな小説・映画作品で見たよコレっていうツッコミを入れたくなるのも分かります。
そう思っててください。
そして最後のページで恐怖してください。
ミステリや小説や映画などに詳しい人はあっさり騙され、見たことのない境地に連れていかれるし、詳しくない人でも新鮮な驚きが待っている。これはそういう小説です。
また「恐怖する」などと書くとサスペンスかホラー小説だと言われてしまいそうですが、それも違います。これはミステリーです。丁寧に貼られた伏線が最後に、恐ろしいほどきれいに解けていくでしょう。(表紙を開いた扉に書かれたベンジャミン・フランクリンの引用も忘れるなかれ)
とはいえ550ページ以上の分厚い文庫が本当に売れる?
分かります。そんなあなたにダメ押しの情報をお伝えしましょう。
なんと本作は2/17からNetflixで配信予定の同タイトルのドラマ原作なのです!
Netflixの公式サイトでは既に予告編が見られます。
全く意味の解らない予告ですが、デヴィッド・フィンチャーばりの冷たくカッコいいルックの映像と、「なんだかわからないけどとりあえず嫌だ」な感じがビリビリ来るティーザーです。
ぜひこのドラマと併せて楽しんでいただきたいです。
ゲラを読んでいただける書店員さん募集!
そして販売担当・竹田のこの熱気を少しでも感じていただきたく、書店員の皆様にはゲラをお配りすることになりました!
上にある海外文庫通信をFAXで返送していただいても構いませんし、応募フォームもご用意しましたのでそこからのお申込みでも結構です。
お申込みフォームはこちらです。たくさんのご応募お待ちしております。
扶桑社販売部と編集担当は、この作品で今年のこのミスに殴り込みに行く心持です。本気です。
まずはぜひゲラを読んでいただいて、良いところで積んでいただきたいなと思っています。(個別に仕掛けたいのでこういう拡材作れませんか?というご相談にも乗れますので、お問合せくださいませ)
我々だけでできることには限りがあります。書店員の皆様にもご協力いただいてこの作品を広めていただければ幸いです。
ラーシュ・ケプレルシリーズもオススメですよ
それと今号はもう一つオススメがございます。
販売促進担当のM(僕よりもミステリに詳しいです)から、「面白すぎた。ミスリードにまんまと引っかかってしまった!」と土曜の深夜に連絡が来るほど面白い作品、それがラーシュ・ケプレルの『つけ狙う者』です。
この作品実は早川書房さんから3作出ているシリーズの続編で、4作目の『砂男』が2019年2月に、そして待望の続編である5作目が2020年の12月に発売になっています。
最新作は先月発売なので、アツいうちに前作と併せて在庫の確認をしてみてくださいませ!
お問合せ
書店様からのご注文はこのFAXかお電話でお受けしています。
電話番号は03-6368-8858
FAXの場合は03-6368-8806
までご連絡ください。
読者のお客様はお近くの書店様までお問合せください。
(販売部 竹田)
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