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元デザイナーが振り返るフュージョンでのマーケター1年目 #01「デザイン」に「マーケティング」を足すとどうなる?


クリエイティブチームのとみたまいです!

私は長年グラフィックデザイナーとしてDMやチラシなどのデザイン制作を行ってきましたが、「クリエイティブ(デザイン)って本当にこれでいいのかな…?」と疑問に思っていました。

そんな思いから、マーケティング企業のフュージョン株式会社に2021年8月に転職。
デザイナーのキャリアに「マーケティング」を足しながら働いて1年が経ちました。
この連載では、私の入社後1年間の仕事を振り返りつつ、フュージョンのクリエイティブについても紹介していこうと思います!

今までなんとなくでデザイン制作や企画アイディアを出していた


デザイナー時代は、DM・チラシ・パンフレット・帳票などいろいろなデザインを行いましたが、デザイン制作時は「デザイナーさんのセンスに任せます!」と言われて自分の好みや流行に合わせて作ったり、「上司にこう言われちゃって…」と「クライアントの好きな色に合わせる」なんてこともありました。
「実際に受け取る人により伝わることを重視しなくていいのかな?」と疑問には思ったのですが、そういった知識が少なく、流されてしまうことが多かったです。

「クリエイティブ」って、実はマーケティング設計から逆引きで作るものだった!

フュージョンに入社すると、マーケティングについての知識を深める機会があります。
そこで分かったのが、私が作っていたDMなどのダイレクトマーケティングの施策では、マーケティング設計からクリエイティブ(デザイン)を作ると効果的である、ということです。

そのひとつとして例えば、
「ターゲット」を設定し、「ペルソナ(ターゲットをより具体化した架空の人物)」の設定が重要ということです。
ペルソナでは、年齢・性別だけではなく、名前や性格・価値観・行動なども考えるんですよ。面白い!

ペルソナのイメージ図

【参考】マーケティング施策に必要なターゲットとペルソナの違い

たくさんのDMのデザインを制作してきて「これは30代女性向けだな」くらいには思っていましたが、そこまで具体的に受け取る相手を想像して制作をすることはありませんでした。
もしも、ペルソナ設定まで教えてもらっていたら、もっと効果的なクリエイティブが作れていたかもしれません!

フュージョンでDM大賞を受賞している作品に、
「東京電機大学様のオープンキャンパスDM」がありますが、個人的にこの作品は受け取る相手の趣向を最大限に表現した施策だなと思います。

【参考】心理的属性に注目しレスポンスアップを実現したDM事例

「ターゲットを絞った訴求ができている」という部分でも面白いDM施策だと思いますが、「遊び心が振り切れている」という点が個人的には好きな点です。だからこそ、受け取った人が発信したくなるような拡がりが生まれますよね。

無難におさまらず、ユーモアを振り切ることも大事

前職までは「変なことをすると直されるから、無難なデザインをしよう」という気持ちがかなり強かったように思います。

しかし、クリエイティブってユーモアが上手く掛け合わせられると何倍にも面白くなるコンテンツになる可能性を秘めています。
ブランドのルールに則るのも大事ですが、たまには、受け取った相手があっと驚いたり、じんわり心に響くような施策も、また新しい魅力を伝えることができるかもしれませんね。

第2回では、「箱型のDM」など、フュージョンで作られるDMのいろいろな形状について書きまました!こちらもあわせてぜひどうぞ!

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