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面接対策その1:企業分析(相手を知る)

前回は転職活動の下準備として大きな山場となる「履歴書と職務経歴書」について自分なりに整理してみました。私のnoteの中では多くのいいねもいただいており、嬉しい限りです。

書類選考に応募して、無事に先方のお眼鏡にかなえば、次はいよいよ面接となります。

書類選考の通過率
ところで、40歳の転職活動ともなれば書類選考を通過するのも簡単ではありませんでした。応募する案件は「本命案件」や「結構気になる」といったレベルのものから、「とりあえず応募しとこう」レベルのものまで含めてまでなので一概には言えませんが、自分の場合はトータル16件の書類選考に応募して面接まで辿り着けたのは3件でした。書類選考通過率は18%ということになります。

そうしてようやく掴み取った書類選考通過ですから、一つ一つを大切に、対策もしっかりしておかないとなかなか採用には至りません。

今回は面接に先立って、企業研究について紹介したいと思います。

企業研究

面接は相手があってのものですから、相手のことを知るためにもまずは面接に臨む企業について調べます。
方法はいくらでもあるのですが、私が効率的だなと思ったのは下記4つです。

その1. 決算資料

決算資料では、その企業の業績事業構造がわかります。売上、利益、製品の販売台数や市場ごとの販売構成を見れば、会社の規模やトレンド重点事業や重点市場が理解できます。決算短信のような数字と文字だけの資料だと少し退屈なので、写真や図表がふんだんに使われているプレゼンテーション資料がお勧めです。

例えばトヨタ自動車であれば、下記に2022年3月期の決算資料があります。(私はトヨタ社は受けていません。あくまで参考として紹介しています)

トヨタ自動車 2022年3月期 決算説明会

その2. 中期経営計画資料

中期経営計画は、公開している企業としていない企業がありますが、あった場合はぜひ読みたい情報です。
中期経営計画には、その企業の課題や過去の取り組みと、将来の重点施策などが書かれており、自分が入社した後に会社がどういった方向に進もうとしているのか、どういった領域で貢献できそうなのかといったイメージを持つことができます。

こちらも単なる事例としての紹介ですが、下記はキリンの中期計画資料です。

キリングループ 2022−2024 中期経営計画

その3. 口コミサイト

企業風土は?仕事の内容・やりがいは?給与・福利厚生は?

こういった内容はその企業の中にいる人(いた人)でないとわかりようがありませんが、転職を考えるうえでとても気になることです。面接で聞いても良いですが、面接官は限られた部署・役職の方でしょうし、そもそも実態を正直に話してくれるのかという問題もあると思います。
そこで役に立つのが転職者向けに運営されている「社員口コミサイト」です。
私は、登録無料で使えるOpenWorkをよく使いました。(今でも興味本位でよく覗いています)

OpenWork

その4. 業界トレンド

以上を通じて企業そのものについてはかなりの知識が得られるのではないかとお思います。企業を深く知ることができたら、次は業界全体に視野を広げていきました。

たとえば私の場合、IoTやデジタル化といった業務に携わることを想定していたため、最新のDX(デジタル・トランスフォーメーション)の動向を念入りにインプットしました。業界(例:自動車、食品、アパレルなど)や職種(例:人事、営業、開発など)によって状況も変わってくるので、自分の応募案件ややりたい仕事に応じて深掘りしていきます。

こういった情報収集は特定のウェブサイトや媒体に絞るのは難しいため、経済メディアだったり専門誌、書籍などなど、幅広くアンテナを張る必要がありますが、あくまでこの段階では面接対策なので面接での受け答えに使えそうなものをピックアップしていくイメージで拾っていました。

まとめ

今回は面接対策の下準備とも言える、企業分析の方法やポイントについて紹介しました。

次回は面接の中身について、実際の面接でのやり取りも交えてまとめていきたいと思います。

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