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01:きっかけは

こんにちは。timberです。

ご覧いただきありがとうございます。

元引きこもりと聞くと、その理由を知りたくなるのではないかと思います。

プライドの高さ

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私の場合、これが引きこもる原因であったと考えています。

非常にやっかいなものでした。

中学時代の話です。

私自身、なんの特技も能力も無く、

ただ真面目に先生の話を聞いている。それくらいが

取り柄の生徒でした。

成績もテストも「並」で、

目立った活躍もしなければ、ミスもしないという、

いわば人間的な魅力に欠けていました。

そんな私が自分の能力に引け目を感じるようになったのは、

並であった成績がどんどんと落ち始めたときでした。

何故なのか分かりませんでした。

それなりの成績であることが、唯一のアイデンティティであったのに、

それすらも無くなってしまっては、自分のどこに価値があるのだろうと、

そんなふうに考えていたかもしれません。

認めたくありませんでした。

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考えても価値は見つかりません。

自分の魅力のなさ。

「つまらない人生を送っている」という感覚。

友達もいなければ、たいした趣味もない。

頭も良くなければ、スポーツもできない。

考えれば考えるほど、負の感情が湧き出してきました。

認めたくない私は、学校を休みがちになります。

逃げるしか、現実を見ないことしかできませんでした。

中学はなんとか卒業しますが、その後、

高校生活は送ることができませんでした。

高校の始業式に参加したことは覚えています。

ですがその後、私はすぐに自宅から出ることが、

できなくなってしまいました。

周りの同級生の輝く姿に、耐えられなくなったのかもしれません。


02に続く