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書評;佐伯さん 「お隣の天使様に...第1巻」

こんにちは、匤成です。なんかもう40度という気温が珍しいものではないように思えてきましたね。皆さん、体調はいかがですか? 

昨日の私については午前中に書いたように、お昼ごはんのあと体調を崩しました。さて、タイトルの続きはこうなっています。

いつの間にか駄目人間にされていた件

もう1度繋げて書くと、「お隣の天使様にいつの間にか駄目人間にされていた件」となる。これはその第1巻。小説投稿サイトの“小説家になろう”に連載中で、著者名も「佐伯さん」のままだ。R15指定(推奨)が付いているから、今後ロマンティックな展開があるだろう。


章分けは王妃ベルタの時もそうだったが、一般的な章分けではなく、「二ー1」等とページ数でこのくらいになりそうと思った長さのショートを同じ章の中にする分け方だった。

この1巻をヒットになり10万部を駆けるように突破した。これを書いてる時点で3巻まで発売中だ。

要約:
マンショのお隣さん同士が夕ご飯を共用するお話

これは1巻の要約だ。

メインは主人公・ヒロインの2人。両方の親が、かなり裕福らしく、各々にマンションを1室「1SLDK」という造りの部屋に、家賃は親持ちで一人暮らしさせている。他の登場人物としては、周の親友の赤澤樹(あかさわ いつき)とその彼女、千夏がいる。椎名たちのマンションからは校外に入る高校に通っている。周の母親は出てくるがそれ以外は未だ出ていない。

Sって聞き慣れないなと調べたら、サービス・ルームの略だそうです。納戸などがそれに該当するとの事です。


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裏表紙には、内容が書かれていて、

藤宮周(ふじみや あまね)の住むマンショの隣には、学校で一番の美少女・椎名真昼(しいな まひる)が住んでいる。

とある。椎名、又は真昼と呼ばれているヒロインこそが天使様というわけだ。象徴的な意味だけではなく、周(あまね)も彼女が「文武両道」である事は聞いて知っていた。でも周は自身が、陰キャ(陰気なキャラ)から天使様など自分には何の関係もない世界の人間だと思っていた。

雨の中でブランコに座る天使様

周の登下校の途中に公園がある。そこに雨の降るなか傘もささずに座っている椎名に気付く。1度はスルーしようと考えたけれど、どうしても捨て置けずに声をかけてしまい傘を貸す羽目になってしまった。それがその後の人生を変えてしまうとも知らずに。

翌日、周は風邪を引いてしまう。それも天使様に傘を貸し、身体をよく温めもせずに眠ってしまったから。しかも生活力ゼロの汚部屋ときた。立派な空間を有しているにも関わらず足の踏み場もない有様だ。

風邪を引いているというのに、適当にあしらい学校に行ったために意識はやや覚束ない。帰って来て自室に入ろうというときに天使様と鉢合わせ、お隣りさんである事に気付くのだが、そこで意識が飛ぶ。

毎日お手製晩ごはん制

周は図らずも天使様に介抱されて、自室で目を醒ます。そこには、甲斐甲斐しく世話してくれる天使様の姿があった。周が風邪を引いた原因を作ったのは自分だからと、恩を恩で返してくれたのだ。空から美女が降ってくるの次くらい、にベタな出会い方だ。

学校でのイメージ通りだが、素の椎名はズバッと物を言う冷たい感じがあった。学校での振る舞いは「天使様を演じている」部分もあって、いつもにこやかに神対応していた。

才色兼備で、かつ「おかゆ、鶏肉と野菜の煮物、コロッケ」など食材から作ってしまうような美味しい料理の作り手、達人だったのだ。

ただ周が他の男子と違うのは、椎名を天使様として扱わない事だ。可愛い,美人だとは思うが異性としての興味は無い。それ故にお互い素の自分でズバズバ言いながら友人関係を築いていく。

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