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食べに行く教会/思い出の韓国料理

4月2日、『食べに行く教会』が無事に終わりました。
今月のメニューは韓国料理。

いつか『食べに行く教会』で作りたいと思っていた料理が、韓国料理でした。というのも、私は数年間、韓国人のお姉さんと一緒に教会で暮らしていた経験があり、毎日のようにその方の作る韓国料理を食べていたので、またいつかあの味を再現したい!と思っていたのでした。
礼拝のお知らせをする際には、主催者の夫が恐れ多くも「本場仕込みの韓国料理!」などと触れ込んでいましたが、実際には作ったことのある韓国料理は片手で数えられるほど。なので「全然本場の味じゃないじゃないか」と叱責を受けないように(笑)、今回は、韓国料理のレシピサイトや動画をこれでもかというほど見て、散々予習してから臨みました!

ところで、『食べに行く教会』は我が家で行っている月に一度のキリスト教の礼拝会。
牧師をしている夫が聖書の話をして、その後、皆さんで食卓を囲むというゆったりとした会となっております。

『食べに行く教会』については他にも記事を書いています

そしてこちらの記事では、毎度のことですが礼拝のために準備した料理をご紹介しております。

では早速、4月のメニューはこちら

・キンパ
・チャプチェ
・トッポキ
・キムチ
・ワカメスープ

キンパは本当に懐かしい料理で、韓国の方と一緒に暮らしていた時は数えきれないほど作ったことがありました。大勢人が集まるときや、どこかに遊びに行くときのお弁当として作ることが多かったです。
メインのお肉はもちろん牛肉で作ると、リッチな感じで美味しいのですが、今回は魚肉ソーセージを軽く焼いたものを使いました。以前キンパを作ったときも、牛肉よりも魚肉ソーセージの方が登場頻度が高かったように思います。子どもたちも大好きな魚肉ソーセージ。2歳の娘もしまいには魚肉ソーセージだけをつまみ出して食べていました(笑)。


魚肉ソーセージを軽く焼いて


味のアクセントになる沢庵


にんじんは歯応えが残る程度に炒めます


材料が全て揃いました!あとは巻くだけ

キンパの中に入れたのは、魚肉ソーセージ、にんじん、卵焼き、ほうれん草のナムル、カニカマ、沢庵。


海苔で巻いて完成!

ご飯の中には程よくごま油とお塩を入れて、巻き簾で巻いて完成です!仕上げに表面にパラパラと胡麻をまぶして見た目も華やかに。

続いてチャプチェ。


韓国春雨

韓国の春雨の特徴はさつまいものでんぷんが原料になっていること。一般的な馬鈴薯やコーンスターチから作られたでんぷんよりも、弾力があり時間が経っても伸びにくいのが特徴なのだそう。


茹でた春雨

春雨は生のまま茹でると時間がかかるので、あらかじめ水に2時間ほど漬けてから茹でました。そうすると茹で時間は1~2分程度に。


チャプチェに入れる具

今回チャプチェに入れたのは、玉ねぎ、にんじん、パプリカ、椎茸、牛肉、キクラゲ。
野菜はどれも歯ごたえが残るくらいに炒めます。見た目だけじゃなくて、食感も楽しめるチャプチェ。


材料を全て混ぜて、調味料も合わせます

使用した調味料は、醤油、ごま油、砂糖、酒、ニンニク。
韓国料理を作っていて思ったのは、意外にも日本で普通に使っている調味料で出来るということ。それでも、出来上がって食べてみると一口で韓国料理だなと感じるのは、ニンニクとごま油の力でしょうか。


材料を和えて完成!

トッポキ

コチュジャンをたっぷり入れたトッポキ

トッポキにはキャベツと、韓国で「おでん」と呼ばれているはんぺんのような具を入れました。調味料には牛肉出汁の韓国調味料、「ダシダ」を使用。

キムチ

韓国のキムチ

各家庭によって味が違うという韓国のキムチ。でも日本で一般的に売られているキムチが少し甘いのに比べて、韓国のキムチは白菜に加えられている薬味が、複雑で豊かな味わいを作り出しているような気がします。

最後にワカメスープ

韓国では、お誕生日のときに振る舞われることが多いワカメスープ。誕生日にワカメスープと聞くと、なんだか不思議な気がしますが、一口飲んでみると本当に美味しい!誕生日だけじゃなくて、もっと頻繁に飲みたいスープです。滋養があるので、産前産後に飲むことも多いそう。


まずは炒めるところから

わかめと牛肉を、ごま油とすりおろしたニンニクで炒めます。この時からなんだか美味しそうな匂いが漂ってきます!


水を加えて沸騰させます

調味料は、醤油と塩、胡椒だけ。シンプルな味付けですが、旨味たっぷり。

ワカメスープは子どもにも人気!

『食べに行く教会』が終わって皆さんが帰られてから、夫が初めてワカメスープを飲んで「なにこれ!ウマ!」と一言。全ての料理の中でワカメスープが一番美味しかったそうです。確かに、材料や工程的にも、日常的な献立に取り入れてもいいなと思えるスープでした。


思い出の味を再現したい!ということで張り切って作った韓国料理。でも過去に食べていたものが美味しすぎたせいか(いずれも熟練の韓国人女性が作ってくれていたので)、正直なところもう一歩及ばずというところでした。やっぱりどんな料理も何度も作りながらコツを覚えていくものですよね。

『食べに行く教会』は家庭料理というよりは、大人数向けの料理を作ることが多くて、経験のないメニューのこともしばしば。そのため、「こんな味になってしまった!」ということも多々あるのですが、そんなハプニングも含めて毎回楽しく料理しています。

毎回、定員としている10名ギリギリの人数の方が来てくださっていますが(オーバーしていることも)、今回は若干ゆとりがあったので、それぞれおしゃべりをしたりしながら、ゆったりとした時間を過ごしていました。
普段は会うこともない職業の方々とも会いながら、「イエス・キリストって誰?」「クリスチャンってどんな人なの?」ということから始まり、一緒に礼拝の時間を持っています。
月に一度の礼拝会。ご興味がある方は一度ご連絡くださいね。
さて、来月は何を作りましょうか?


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