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在宅ワーク&育児〜スローペースで積極的に楽しむ〜

「あなたは、子どもにどんな離乳食をあげているかも知らないでしょ」
言ってから「しまった」と思う。最近こんなことの繰り返しだ。
子育てと、仕事や家庭とのバランスが未だに不安定な私は、ちょっとしたことでもイライラが溜まってしまい、そのストレスが夫に向かってしまう。

しゅんとしてしまった夫に、「イライラしてしまってごめんなさい」と謝る。「いいよ」と言ってくれる夫。でも自分の感情を、自分で思う以上にコントロールできていないことに不安が残る。
子どもが生まれて凡そ8ヶ月。在宅で働きながら子どもを見る。そしてその合間に家のことや自分のことをする。この生活はなんとかバランスを保ちながら続けられてきているが、ここ数ヶ月はちょっと危うい。子どもの成長と共に、目が離せない時間が増えたことと、仕事が楽しくてもっと仕事に時間をかけたいということが、相入れないのに気合いで乗り切ろうとして無理がきていた。

そんな体内に地雷を抱えたような生活に、「これこそが最善の解決策では」と思う方法が現れた。
それは、「子どもを保育園に預けるということ」。

働きながら子どもを育てる親であれば、あまりにも当然すぎる方法。それなのに長い間、不思議と思い浮かばなかった。
きっかけは、1歳になる子どもを持つ友人が、我が家に遊びに来てくれたこと。我が子と月齢がほとんど変わらないのにも関わらず、友人のお子さんはしっかりと立って歩いているということに「子どもの成長って何て早いのだろう!」と感動しきり。

そして、その時に友人が子どもを保育園に預けているということを話してくれた。
「初めは子どもが可哀想だと思ったけれど、子どもが楽しく通っているし、私も楽しく過ごしているよ」と話してくれた友人の姿が印象に残っていて、「保育園もいいかもしれない」と考え始めた。

そして保育園事情について調べて調べて…。なんせ「保活」なんてずっと先のことだと思っていたので、近くにどんな保育園があるのかも、認可とか、認可外とかもよくわかっていない有様。
そしてわかったことは、認可保育園の申し込みの時期は、まさに「今」だということ。申し込みのためには保育園の見学や、様々な書類が必要だということ。つまり、来年度の保育園入学は現実的に難しいということだった。

結果的に保育園に預けるということは難しかったが、子どもを保育園に預けるかどうか考えてみて、改めて「自分は何を望んでいるのか」ということを見直すことができた。

自分が望んでいることは
保育園に子どもを預けて、子どもにとって良い環境を与えこと?
保育園に子どもを預けて、仕事に打ち込みたい?
保育園に預けなくても、子どもにとって良い環境を与えたい?

私にとって、望んでいることは子どもにとって良い環境を与えたいということだった。そしてそのためには必ずしも保育園に預けなくても良いと思った。
自分にとって望んでいることがわかると、何がストレスになっているのかということも理解できた。

仕事や家事の合間をぬうように子どもを見て、子どもがおざなりになっていることが一番のストレスだった。

仕事ももっとしたいけれど、フルタイムじゃなくてもいい。在宅でできる仕事を可能な限り早くできるようにしよう。
そして、子どもとちゃんと向き合う時間を取ろう。

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自分が納得できる決断をすることが大切

保育園に預けるかどうかということも含めて、育児と仕事のバランスでジレンマを抱えていたけれど、結局のところ自分が納得できる決断をすることが一番大切なのだと思った。

私にとっては、在宅でできる仕事をして、子どもをおざなりにしない生活をすること。

そしてもう一つ、つい忘れがちなことだけど大切なこと。それは自分が喜んで生活すること。私が苦しみながら歯を食いしばって頑張っていても、きっと家族も苦しい思いをしている。でも私が喜んで生活していれば、この喜びが家族の中でも循環していくはず。

熱心な教育ママでもなければ、仕事一筋の人間でもない。
在宅ワークをしながら子どもを育てるということは、そんな曖昧な選択なのかもしれない。

でも、そのどちらにも振り切れない中途半端さを嘆く必要もないのだと思った。
自分にとって、そして家族にとって、良いバランスを探しながら毎日を楽しむことが一番。

家で子どもを見られるのだから、いっそ育児について少し学んでみようと育児関連の書籍を何冊か購入した。「娘を溺愛しているね」なんて夫にからかわれながらも、近くで子どもの成長を見ていられることも嬉しい。

仕事も育児もスローペースで。
でも、どうせやるなら積極的に。

日々、家族と一緒に過ごせることに感謝しながら、私なりのこの曖昧な選択を、心から楽しみたい。


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