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2021年シーズン振り返り「体の使い方編」

皆さんこんにちは!
この時期は気候も良くて、体が動かしやすいので練習してて気持ちいい!
古山大です。
さて、今回は今シーズン通して意識していた体の使い方について、振り返ってみようと思います。

背中

今シーズン、昨年までと意識を変えて取り組んだのは「背中」です。
広背筋、脊柱起立筋、、、といろいろありますが、細かいところは無視して「背中の使い方」を改めて見直してみました。
その中で特に重要視したのは、「3種目とも背中を中心に動きを広げていく」ことです。

背中を太い2本の筋肉が健康骨と骨盤を繋いでいるだけと考えます。
その筋肉は、骨盤と肩甲骨が回旋し、捻られることで引き伸ばされ、ゴムのように戻ろうとする力が働きます。
その戻ろうとする力を水泳のストローク、バイクのペダリング、ランのプッシュ、、、すべての動きのスイッチにする。
といったイメージです。
背中の筋肉って多分、体の中で一番大きな力が出る筋肉だと思うので、体の小さい私としてはコレを使わないわけには行かないな、という感じで、今シーズンは背中に意識をおいてみました。

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大きな課題「体が小さい」

私の身長は165cmです。
これは一般的な日本の成人男性の平均値より低く、トライアスリートに絞ると更に際立つ小ささです。
体が小さいということは、当然付いている筋肉の量も少なく、出せるパワーの絶対値は身長の高い選手たちと比べ、圧倒的に劣ります。
さらに蓄えることのできるエネルギー量も少なくなるため(活動に必要なエネルギーが少なくて済んでも)、「速く長く前に進み続ける」行為においては、どうしても体の大きい選手より劣ります。

トライアスロンを構成する、水泳、自転車は、圧倒的に身長が高いほうが有利になるスポーツです。
それぞれの種目のトップ選手をみてみると、身長160cm台の選手はまずいません。(自転車ロードレースのクライマーくらいですかね)。
「大きくてある程度重い」選手。これが水泳と自転車のトップ選手です。
そして、ランニングも近年スピード化が進むにつれて、今までの「小さくて軽い」選手から「大きくて軽い」選手が世界トップに並ぶようになってきました。
ハッキリいいます。空気抵抗とか軽さ、器用さなど色々メリットを挙げられますが、身長が低いことはそれだけでトライアスロンにおいてはデメリットです。
少なくとも17年間競技に身をおいて、私はそう感じました。

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小さいけれど大きい動きを

で。小さいことにメリットがないのなら、どうすれば自分は勝てるのか?と考えました。
答えは出ませんでした。
「体が小さいからできた!」みたいな画期的なフォームとか作戦は思い浮かびませんでした。
ですが、「体が小さいこと」のメリットはなくても、私には「昔からずっと体が小さかった。」という最大の武器があります。
「小さい体で大きい人に勝つ」ためのフォームや泳ぎ方、漕ぎ方、走り方は、トライアスロンを初めたころからずっと色々なコーチに叩き込まれてきました。
だって、生まれてから一度も人と比べて大きかったことなんて無いのですからね。
その中で、ずーーーーーっとどんなコーチにも共通して言われていたのが「大きい動き」。
「体の大きな選手が腕の長さを70しか使えないのなら、体の小さい選手は100使えるようにすればいい。大きい選手が100使うなら150使えるようになればいい」というような事をちっちゃい頃から水泳のコーチに教わっていました。

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致命的な欠点「不器用」

よし、じゃあ大きな動きを体得しよう!としたときに、立ちはだかった「古山大」としての欠点。
私は体の使い方が下手くそでした。
「運動音痴」とは違うのですが、センスがない感じです。
逆立ちはできないし、ボールはまっすぐ投げられないし、すぐ転ぶし、壁にはよくぶつかるし、、、みたいな?
新しい動きを習得しようとするとなんかぎこちなくなる。
それでも無理やり体力に物を言わせた反復練習でなんとか習得してきましたが、大きな動きってそういうわけにも行かない。
で、「じゃあ自分はなんでこんなに体の使い方が下手くそなのか?」という根本的な部分を突き詰めたときに、色々やってみて「体の芯の意識が無いのではないか?」というところに辿り着きました。

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丹田

体の芯っていうのを色々調べていって最終的に行き着いたのが「丹田」でした。
私もよくわかってないのですが、下腹部の辺りにあるの?
武術とか経絡とかそういうのに出てくる印象。
これと「腹圧」ってやつを意識できる体操をしたら、「自分の手足が思った位置に行くように」なりました。
何言ってるのかよくわかりませんが、まあそれくらいセンスが無かったということで…。

で、丹田や腹圧が何となくイメージ着くようになってからはすぐでした。
体の動きの「土台」がしっかりしたことによって、うまく体を動かせるようになり、大きな動きも無理なくできるようになりました。
で、やってくうちに、一番最初の背中の使い方に辿り着いたって感じです。


体の動きに関しては、人それぞれでしょうし、これこそ常に探求し続けないと行けない事柄だと思います。
自分の体は常に変化していってますからね。
まあ、それでも今回これにたどり着けたことは大きな収穫だったかな、といったところで今回はここまで。
体の使い方に関しては、本当に色々試して考えて失敗してやり直して、、、だったので正直これでも書ききれてないです。
というか文章じゃ無理ですね。私の文章力的に。

で、振り返ると本当に色々出てくるので、いくらでも書けてしまいそうなのですが、とりあえず次回「心」編で2021年シーズン振り返りは最後にしようと思います。

というわけで今回はここまで。

それでは!

2021年振り返りシリーズまとめました!よかったら他の回もどうぞ!



トライアスロンーーー!!!🏊‍♂️🚴‍♂️🏃‍♂️🥇