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神番組に見た不倫顔

【2011年12月21日】1歳4カ月の娘、見まくる

我が家の教育テレビの視聴率がハンパないことになっている。
娘がテレビを見るようになってから、ほぼいつも教育テレビがナウオンエアーだ。『おかあさんといっしょ』『いないいないばぁ』この辺りが神番組である。

思うに、教育テレビが長年培って来た「子供をワクワクさせる薬」がサブミナル効果として映像に盛り込まれているとしか考えられない。そうでなければ、あんなにも「どんぐりころころ」の童謡に、瞬きを忘れて見入ることはないはずである。ちなみに『アメトーーク』や『家政婦のミタ』には見向きもしていない。やはり、大人には見えない感知できない何かがあの番組にはある。

否応なく、僕もメシを食いながら、歌のお兄さんやお姉さんの奮闘ぶりを見守ることになる。見ていると、メイン2人の他に、サブにお兄さんとお姉さんがそれぞれ一人ずついることが分かった。どうやらママさん達の間で、この「サブのお姉さん」の評判が悪いらしい。何故に評判が悪いのか明確な理由はないというが、なぜか「なんとなく嫌いだ」という人が多いという。このお姉さんをフルタの観察眼で見つめること5分、一つの結論に辿り着いた。

「不倫顔」

不倫をしている人の気分を害されたなら申し訳ない。ただ、不倫をしそうな顔、いんや、不倫をして欲しい顔、佇まいっていうのがある。僕の思う所のまさにそれだった。これは同姓であるママ連中が危機感を覚える要因かもしれず、一方的な敵対心が芽生える理由かもしれない。いわば、防衛本能としての拒否か。だとしたら、サブのお姉さんにとっては迷惑な話だ。娘は、もちろんそんなお姉さんの事情などは分かっていない。サブのお姉さんが踊る謎のダンス「ゴッチャ」を恍惚とした目でうっとり見ている。「んんんん、ごっちゃ~!」という謎のフレーズは本当に意味不明だ。けど、オモロイということは理屈ではないのである。大人になっても教育テレビから学ぶことはまだまだ多い。

<文・フルタジュン>

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