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【色彩心理学】色の選択で心を掴む

こんにちは。
デザイナーのfurukawaです。
ウェブデザイナーとして、ユーザーに情報を伝えるために、何が重要か、
どうすれば伝わりやすくなるかを日々考えていますが、
情報を形にするデザイナーとして、『色』が一番早く取り入れられるかと
思います。

サイトの印象やUI・UXで欠かせない色の配色は、
見た人に大きな影響を与え、色をうまく使うことで、
マーケティングやブランディングに繋がります。

ーー 改めて、色にはどんな印象を与えるのかを調べてみました。ーー

赤:強いエネルギーを感じる色

赤色は、活動的なアグレッシブ印象を感じる色です。
また、道路標識など注意喚起などにも使用されることもあり、
警戒心を抱いたり、心拍数を上げる効果もあります。
見たときのインパクトは強く、購買意欲を促すために、
商品にあえて使っていることも多いです。
【参考サイト】
災害グッズの商品サイト。
ファーストビューが赤に近いオレンジで、どきっとさせます。


黄色:明るさや希望を感じる色

黄色は、元気、明るい雰囲気を感じる色です。
また、左脳を刺激する色で、理解力や判断力を促進する効果もあります。
この明るい印象は子どもが使用するものや、場所に使われることが多く、
子供が好む印象を作り出すことができます。
左脳を刺激する色であることも考えると、赤同様、黄色も注意喚起する時に使用されることが多く、工事現場や踏切などでもよくみる色です。
【参考サイト】
デジタルマーケティング会社のサイト。ファーストビューに出てくる自社のキャラクターをひき立てると同時に、会社の明るさも表現しています。


緑:安心感を感じる色

緑色は、自然や調和を感じさせる色です。
緑色は目に優しいとも言われています。
安心感を与えたい時に効果的です。
木や葉の色でもあるので、ずっと共存してきた人間が
一番リラックスできる色になります。
【参考サイト】
街の魅力を発信するサイト。スクロールしていくと、緑色のKVが現れ、
地方ならではの安心感を感じるサイトです。動きも面白いです。


青:爽やかさや信頼感を感じる色

青色は、爽やかさも感じますが、冷静や清潔、冷たい印象も感じさせます。
副交感神経を刺激する色なので、気持ちを落ち着かせてる効果もあります。
爽やかな印象を活かし、ブランドカラーとして使われることも多く、
冷静や落ち着きなどの印象から、信頼感を与える色味でもあります。
【参考サイト】
ブランディングを行う会社のサイト。
企業イメージをつける大事な役割を果たすので、青色が信頼感を与えています。


紫:エレガントさがありつつも、不思議な印象を感じる色

色の三原色にない紫は、深みを感じさせる色です。
色の深みから、高級感やエレガントさを感じさせます。
『動の赤』と『静の青』の相反する色が混ざった色なので、
感受性を高める色とも言われています。
状況によって変化する不思議な印象を持った色味でもあります。
【参考サイト】
過去50年の音楽が聴けるサイト。タイムスリップしているような
不思議な感覚になります。


ピンク:思いやりを感じる色

ピンクは幸せや思いやりを感じさせる色です。
女性らしいイメージを一番伝えやすい色です。
女性向けサイトにピンク色が使われることが多く、
女性に響きやすい色になります。
【参考サイト】
フェイスマスク商品のLP。肌に直接触れるものなので、
優しい印象を与え、かつ女性らしさが出ています。


黒:高級感や強さを感じる色

黒は光を反射することなくすべての色を吸収します。
他の有彩色と組み合わせることで、色を引き締めて目立たせる効果があります。強さ感じさせる色でもありますが、他の色に比べて負のイメージがあるので、うまく使用することが重要です。
【参考サイト】
で販売しているペンの公式サイト。商品が高価格なので、価格に合った高級感を感じさせます。


白:清潔さを感じる色

白色は、黒同様無彩色となります。
黒に対して、光を最も反射するので、膨張色となり、
空間を大きく見せる効果があります。
また、色がない関係でクリーンなイメージを与えるので、
病院や飲食店などの服装で白い制服が使われることが多いです。
彩度がないので、多く使用しすぎると、無機質な印象を与えてしまう場合もあります。
【参考サイト】
有名なスーツケースROMOWAのサイト。
UIで自分の好きなカラーが選べ、背景白にすることで商品をがわかりやすく、この商品ならではの無機質感を出しています。


ーーー 色関連でこんな商品も見つけました。ーーー

情緒的価値でヒットしたサインペン


鉛筆で有名な三菱鉛筆が発売したサインペンで、SNSで話題になりヒットした商品です。
情緒的価値ってどうゆうことだ?と思い、商品内容をみてみると、

1. 白で統一したシンプルなデザイン
2.『自分らしさ』を提案した商品

3.色のネーミングも「キャンディポップカラー(心弾む、新しいけど懐かしい色合い)」といった、何色かわからないけど、なんとなく楽しそう!


プロダクトを白にすることで、『自分らしさ』の色に感情移入しやすく、
色の印象をうまく使った、楽しく使える商品だと思います。
シンプルなデザインは、生活に馴染みやすく、オシャレな商品も持つことで、仕事のテンションも上がります。
数値的な説明ができない、『人間の感覚』を突いた商品です。『情緒的』という表現も納得しました。

▼気になった方はこちらから。

ウェブデザインもファーストインパクトが非常に大事になるので、
今まで以上に配色も戦略の一つとして考えていきたいと思います。


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