見出し画像

映画 | マイノリティ・レポート※面白い、濃密!

昨日、ガンヘッドだけじゃなくて、マイノリティ・レポートも観ておりました。

結果、めちゃくちゃ面白いー

2002年の作品だからもう、20年近く前の作品。
スピルバーグ監督、トム・クルーズさん、コリン・ファレルさんー。

まずー、映像。
重厚感、映し出される対象の存在感を感じます(わたしのテレビは32インチ液晶テレビなのに)。4KやIMAX作品のような解像度では表し難い、映像表現。銀残し、という技術を用いているのだそうです。アップで撮影しているシーンで光の当て方、陰翳がとても好き。

次にプロット。
主人公ジョン・アンダートンは警察官なのにヤク中なのです!
どうしてそうなってしまったのか、丁寧に人物像を掘り下げています。知的、知性だけでなくて体力、精神もタフな男がどうして、そんな"揺らぎ"があるのかー。そして冒頭から大きな障壁となるであろう、司法省調査官ダニー・ウィットワー(コリン・ファレルさん)と緊張感あふれるやり取りからの~。

そして作品の世界観を形成するセット、メカ、衣装、小物たち。
どれも凝りに凝っています。ディテールの作り込み方、時代設定が近未来だからか大変リアル。極めて実現性が高いであろうことを、本当にセットを作り上げたり、実際に作ってしまったり(レクサスにはびっくり)。

まだまだあるー。
出演されている俳優さんたちです、どの登場人物たちもモブじゃない。それぞれの人物像、出演シーンがあまりない方々もその為人を知ることのできる仕草やセリフ、シーンが散りばめられていて濃密。トム・クルーズさんが出演しているというのにタフなスタントシーンは少な目、繊細な演技が必要なシーンは盛りだくさん。目、表情、所作など繊細な演技、これまで私が観た作品の中では濃密だったように思います。

オマージュ(ほぼ、気づかなかったけど)もスポンサー(笑)どっさりー。
網膜スキャンを回避するための手術シーン「時計仕掛けのオレンジ」と一緒(ここだけ気づいた)。必死の逃走シーンだというのに、コミカルなシーンをちょこちょこと挟み、緊張感のやわらげ方は絶妙。


すっごく、楽しませていただきました。
スピルバーグ監督作品、もっと他のものも観たい、観たいです(観るー)。

この記事が参加している募集

#おすすめ名作映画

8,246件

#映画感想文

67,972件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?