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息子の誕生日にレゴ棚をディアウォールで作った話(と初めての大きな失敗)

今回の、インテリアコーディネーター・整理収納アドバイザーの林啓子さんによるコラムは、「息子の誕生日にレゴ棚をディアウォールで作った話(と初めての大きな失敗)」です。
息子さんの誕生日プレゼントに素敵な棚を作ろうとするお母さんの挑戦と失敗!
DIYの参考にもなって、少しほっこりするコラムです。


いくつになってもレゴ

いつまで経っても飽きないもの。無理に続けようと思わなくても気づいたら習慣になっているようなことや、長年の趣味になっているようなこと、ありませんか?夢中になれるくらい好きなこと。正直、私にはあまり無いのです。だからこそ、夢中になれるような好きなことがある人は素晴らしいし、羨ましいと思っています。いいなぁと。

息子は、お友達の影響を受けて大ハマりした恐竜に始まり、レゴ、歴史、お城など、面白いくらいに好きなものを見つけていきます。羨ましい限り!一番長く好きでいるのが、レゴでしょうか。小学生低学年くらいで卒業していくのかなぁと予想していたのですが、まだまだ、誕生日の度にどんどん増えていきます。

増え続けるレゴ(写真はイメージです)

限られた遊びエリアで何が出来るのか

とは言っても残念ながら、レゴ専用部屋を作る!なんてことは出来ません。せいぜい、遊びエリアの一角にレゴを飾る場所と使っていない部品の置き場所を作ってあげるくらい。

我が家はまだ、2人の子供たち専用の子供部屋というものを作っていません。家を持つ時に、2階に将来の子供部屋となる部屋を用意しましたが、今はまだ1部屋は夫の寝室・1部屋は空き部屋になっています。

当分は、1階のリビング横の和室が子供スペースの状態です。リビングとの仕切りは3枚扉の引き戸を設ける形にして、続き間のようなイメージなので、基本的にはいつも3枚扉の引き戸は引き込んだ状態で、和室はほぼリビングみたいなもので、個室感はゼロです。

和室のゾーニング

子供たちの成長に合わせて、その和室も少しずつ姿を変えてきました。5歳くらいまでは本棚がメインで、あとは息子のプラレールと娘のミニキッチンなどを壁面に置いて、部屋の真ん中に広げて遊ぶというような、読書と遊びエリアのみのゾーニングでした。

息子が年長さんになって購入したのが小学校入学準備のための学習机。実はこの時、まだ年少さんだった娘の机も購入しました。2年後には、“ほぼリビング”の和室に2つを並べて置く予定だったので、その時同じシリーズが無かったら嫌だという理由で、娘の小学校入学はまだまだ先でしたが、同時購入に至りました。そこからは、勉強エリアと遊びエリアにゾーニングした部屋となっていきます。

最初は、学習に必要な道具も少ないので勉強エリアも狭く、読書と遊びエリアが3分の2を占めていましたが、年齢が上がっていくにつれ、学習エリアを増やしていく必要が出てきました。現在は、勉強エリアと遊びエリアを分けるための棚を和室のど真ん中に設置。読書と遊びエリアは少し狭くなりましたが、勉強エリアとは完全に区別することで、遊ぶ時には遊びに完全集中している感じがします。私がいるキッチンからも、区切り棚のおかげで遊びエリアは完全に死角になっているので、2人でこそこそ何かやっていることもありますが(笑)

念願のレゴ棚

いよいよレゴの飾り棚が満席状態になってきましたが、息子のレゴ好きは変わらず。去年の誕生日もクリスマスもレゴ・お小遣いを貯めて買ったものはレゴ、そして今年の誕生日もレゴ。ということで、私の下手の横好きである、DIYの出番です。

息子の誕生日に合わせて、レゴ棚を作る!息子のリクエストは…

  • シリーズごとなどで飾れる棚

  • 物語の一場面のように色々考えて並べるスペース

が欲しいとのこと。俄然やる気の出るリクエストです。

失敗からの廃材利用と新たな部材チャレンジ

張り切ってイメージを考え、サイズを確認し、材料の調達を終え、意気揚々と作業開始したのですが、いきなり大ミスをやらかしていることが発覚!

きちんとワックスも塗って…準備万端!

一番大切な2×4木材のサイズミス!!これまでも何度も使っているディアウォールというDIYツールを使う予定にしていたのですが、これは木材をあらかじめ天井の高さから45㎜短くカットしておく必要があります。それを、まさかの450㎜カットしてしまったこと。気づかなかった自分にもびっくりです。これまで何度もやってきたことで大失敗、そして大ショック。ですが!!気を取り直して、余っていた廃材と、知ってはいたけど使ったことのなかった部材を使うことで何とか軌道修正をはかります。

廃材とジョイント部材でリカバリー!

木材と木材をジョイントすることが出来る部材になるので、強度など心配な場合は気を付けないといけないと思ったのですが、今回は棚板の数も少ないし、レゴ棚なので、本棚程の重量は考えなくて良いということで、使ってみることにしました。

「こんなのが欲しかったんよ!」

息子の誕生日当日に仕事を入れないように調整し、子供たちが学校に行っている間に完成させ、驚かせたい母、必死です。

なんとか完成!

昼食をとっている時間なんてなく、何とかギリギリセーフで完成!息子が完成したレゴ棚を見て言ってくれた一言が、「こんなのが欲しかったんよ!」って。やりました。失敗したことも白状しましたが(ジョイント部分はちょうど見えないように設置できました!)、それについても、「考えたね!」と一言。労ってもらえました。

ジョイント部材を…
有孔ボードでカバー!

大切なものを大切に扱ってもらえること

自分の大切にしているものを他の人にも大切にしてもらえると、とても幸せな気持ちになります。そう思ってくれたような気がしました。私の自己満足かもしれませんが…

棚は可動式に

教えてくれたのは…

林 啓子(はやし けいこ)
インテリアコーディネーター資格取得後、設備メーカーで換気・照明などのプランナーとして勤務後、出産育児のため退職。 子供の生活に合わせることを優先するため他業種での2年間の職務中に、整理収納アドバイザー1級、親・子の片づけインストラクター1級、家計整理アドバイザー1級の資格を取得。 4年前から住宅設備関連の仕事と兼業しながら、お片づけや家計整理のセミナー、お片づけサポートなどを行う。また月に一度、お片づけ後などの不要になった子供服リユースイベント(@ろいやるはうす)のスタッフとしてもお手伝い中。


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