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『イカれた男たち』テレビかじりつきVol.8

呼吸するようにテレビを見てしまうふぬけの番組視聴録です。

#有吉の壁 (5/19)

文化服装学院を舞台に一般人の壁。さらばのネタはいつもクオリティが頭ひとつ抜けて高い。×を出されてるのも見たことがない。マヂカルラブリーがGAGと組んで「これが大宮だ!」と言わんばかりに楽しそうにネタ披露していたのも良かった。ただこの日それ以上にハイライトになったのはブレイクアーティスト選手権。もう中学生がライス、大久保さん、ジョイマンの高木を率いてHYのAM11:00をパロディしたバンドで演奏。原曲と同じくラップパートに入ると、ドラマーだったジョイマン高木が前に出てきて往年のラップギャグを披露した。その瞬間なぜか妙な感動を覚えたし、なんなら鳥肌が立った。

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#霜降りミキXIT (5/17)

スモール版しゃべくり007だと揶揄されることもあるこの番組。個人的には本家にも劣らない面白さだと思っている。全員ちゃんとボケれるしツッコめるし、キャラも被ってない。第7世代だけのしゃべくりという意味でも"しゃべくりセブン"の冠を引き継げるね。この日のゲストは市川猿之助。思慮深くて掴みどころがない猿之助さんはバラエティ、特にクイズ番組と相性がいい。ヒールになって毒づく立ち回りもこなすので、芸人と絡んでも盛り上がる。ミキの昴生がバッサリ斬られてたのも笑った。

#人生最高レストラン (5/15)

ゲストは女優の尾野真千子。一時期、尾野真千子の顔が好きすぎて丸一日ネットで画像検索したり出演作品を漁りまくっていたことがある。当初はわりと控えめで陰のあるような役柄が多く、素のキャラクターもそんな感じだと思っていたら全然真逆の人だと知ったときの衝撃ったらなかった。もうね、完全に大阪のおばちゃん。ほぼ上沼恵美子。っていうのを番組内でも加藤浩次や島崎和歌子にイジられていた。

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#ダウンタウンDX (5/13)

女性タレントで今一番笑いの決定力が高いのは滝沢カレンか王林だろう。故郷・青森への想いが強く、東京での仕事や自分に対する扱いに納得いってない王林ちゃん。この悩みは『さまぁ〜ず論』でも語っていた。一生懸命話しても途中で笑われてしまい、いつも本当に伝えたいところまで伝えられていないのだという。これも普通であればただのネタなのに、彼女の場合はガチで悩んでいる様子に見受けられる。それがまた愛らしく、かえってバラエティでウケてしまうジレンマ。

この日の姓名診断のコーナーで結果の悪かった「王林」という名前は中国人に間違われるし、リンゴの品種にしてはメジャーでPRの必要もないからもう改名したいと語っていた。今後彼女のジレンマは解消されるのだろうか。ジレンマがウリになってしまうのも凄いが。

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#クレイジージャーニー (5/19)

大好きだった番組が一夜限りの復活。タイトル通りクレイジーな旅人に密着し、その視点を借りて世界中の摩訶不思議な場所やレアな体験に迫ることが出来るワクワクが止まらないイカした(イカれた)番組。

初期から番組に貢献してきた2人のクレイジージャーニー(丸山ゴンザレス&佐藤健寿)を久々に画面越しで見られたのは感激。米国カリフォルニア州で丸山ゴンザレスが迫ったのは「大麻の光と影」。ギャングたちとの一触即発や、薬物中毒者で溢れる街など、衝撃的な映像が続いてさすがの緊張感。まるでハンターハンターの流星街だ。
奇界遺産で有名なフォトグラファー佐藤健寿が向かったのは米国の奇妙なアートイベント"バーニングマン"。電気や水、ガスといったライフラインがないネバダ州の砂漠に約8万人が集まり、参加者が約1週間にわたって街を形成。さまざまなアートを楽しみながら8日間ほど生活を営むいうイベント。

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火を吹き上げる象徴なオブジェを佐藤さんが捉えた写真はとても印象的だった。どんな場面に出くわしてもわかりやすくエキサイトせず、常にクールな目線を絶やさない佐藤さんは相変わらずだった。でもだからこそどんなシャッターチャンスも逃さず誤らずにカメラにおさめられるのだろう。

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滅多に出会えないドキュメンタルな映像を最高にクールでクレイジーな視点と語りを持って提供してくれる素晴らしい番組の復活に大感謝。けれど欲をいって再びのレギュラー化を望むよ。

サポートが溜まったらあたらしいテレビ買います