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夢を見ていた

 今、YouTubeで限定配信されているアイカツを見ています。START DASH SENSATIONがあまりにも懐かしくて、明るく前を向ける曲なのになぜだか涙が止まらない。

 私が小学生のとき、プリパラとかプリティーシリーズのゲームしかやっていなかったけどアニメはアイカツも見ていた。両方大好き。

 土日の午前中、晴れていて何も予定がないとき、私は漠然と東京に行きたいと感じていた。
 サン宝石やパリスキッズのアクセサリーを身に着けて竹下通りを歩く自分を想像していた。ちゃおやニコ☆プチに登場するモデルみたいになりたかった。わーすたの「タピオカミルクティー」のMVみたいな放課後を過ごしたかった。
 旅行で年1くらいで行くことはあっても、そのときは両親と一緒で、私が想像する世界とは少し違っていた。
 今も時々そう思う。そのときのことを思い出すときもあるし、あるいはアイドルに憧れて、原宿や表参道のエリアに夢を見ている。

 今はもう解散してしまったけれど、Prizmmy☆というアイドルが大好きだった。ライブには一度も行ったことがない。画面の向こうからただ憧れていただけだ。
 Prizmmy☆のメンバーは私より6つくらい年上なんだけど、私はPrizmmy☆が解散したときのメンバーの年齢に追いついてしまった。
 私がPrizmmy☆を知ったときは小2だったから、メンバーは中学生だった。そのときの私は「中学生になればそんなふうにカッコよくなれるんだ」と思っていたけど、いざ中学生になってみると全くそんなことはなかった。
 今でもPrizmmy☆は私の憧れです。

 (そんなわけで今は東京ガールズブラボーが気になっています。地方住みだからライブとかは全然行けないけどね。アクスタ発送されたらしい!ワクワク)

 日プ途中から見ていました。デビューメンバーが決まってからも過去のハイライト見続けている。全員最高すぎる。
 村上璃杏ちゃんに一目惚れしてプロフを調べてみたら同い年でびっくりした。それどころか誕生日まで一緒で運命感じた。推します。海老原鼓ちゃん、山本すずちゃんも同い年らしい。

 同い年の人がこんなに頑張っていて輝いているのに私は……と思うことも多々ある。私だってスポットライトに憧れていたことがあるから。

 ニコラモデル、プリチャンファンブックの読モは応募しようとしたことがある。
 でも母親に「もし受かったら土日潰れるってことでしょ?バレーボールできなくなるけどそれでいいの?」と言われて、本当はバレーサボりたかったのにその言葉に納得してしまい諦めた。まあ所詮その程度だったって訳だが。

 アイドルにもなりたかった。声優にもなりたかった。小6の日記にはドリームガールズオーディション(プリティーシリーズが関係しているエイベックスのオーディション、2014年にあった。)がもしまたあったら絶対に参加しろという旨のメッセージが残されている。
 2021年にあった「NEXT声優アーティストオーディション」はそれに近い存在であっただろうが、見事に見逃した。
 (そこでグランプリになった藤寺美徳ちゃんも私と同い年である)
 過去の私に申し訳ないという気持ちと、もう諦めたんだという気持ちが同居している。厳密には諦めきれてはいないが、ステージに立つ自分を想像したときの解像度が明らかに悪くなっている。

 そうなんだよな、諦めきれていない。日プ見てたらまた憧れちゃった。
 文化祭で何か歌って踊ろうかな、なんて考えている。それで消化しきれる気持ちなのかは知ったこっちゃないけどな!

 ずっと抱えていたこの気持ちをようやく文章にすることができた。まだまだ全部を言えてはないけど少しだけ、成長、できたのかなぁ。

 できてないや。

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