見出し画像

質の良い仮説とは

株式会社dotbindのWebディレクターの鈴木です。
施策の元は、仮説から。良い施策は質の良い仮説から生まれます。質の良い仮説とは?を具体化しました。ここで言う仮説は、問題提議と解決策がセットになっているものとします。

なぜ、質の良さを問う必要があるのか。それは、優先度をつける必要があるからです。優先度をつける理由は、資産(時間・お金・リソース)が限らているから。働き方改革もあり、より少ない資産で大きな成果を出すことが求められています。

優先度は以下の2軸から決めます。

・効果が期待できるもの
実行容易性

基本はこの2軸のマトリクスで優先度を決めます。
このマトリクスの話はまた別の機会に。
2軸の要素をそれぞれ具体化していきます。

効果が期待できるもの

変更による反応が大きく、かつ当該サービス(ページ)のゴールと結び付きが強いかどうか
反応が大きいとは、実施する箇所のボリュームと、解決策のインパクト(現状との差分等)。なぜなら小さい反応・変化だと、結果に結びつきづらい。かつ、毒にも薬にもならず、知見にもならない。リソースの無駄になります。また別の話ですが、知見を抽象化することによって、色々な具体策に転用できる。知見はチームの財産になります。

ゴール達成との結びつきの強さも大事。

他の箇所、ページ、サービスで効果があった(再現性の条件も必要)
実績・および上述の知見に基づいているものは、当然期待も高くなります。

ユーザーが当該サービス(ページ)で得たい最高の価値との関連度が高い
何のためにユーザーは当該サービス・サイトに訪れているのか。もちろんそのサービス・サイトで得られる価値を享受したいから。
得られる/提供できる最高の価値とは何なのか、を考えるところからです。これはページや機能単位でも存在するはず。

ユーザーを動かす隠れた心理に対してアプローチする視点

人は自分の行動を正しく言語化はできず、自分でも気づいていないような隠れた心理にこそ本質の欲求がある、という考え方があります。事業提供側が望んでいる行動をしてくれるユーザーは◎◎をする、という因果への仮説が該当します。

ベンチマークとなる競合が実施している
ベンチマーク先を見極める必要はあります。頭を使っているところを選定すべき。頭を使っているところが実施しているので根拠があるはず、、、ということで期待値は当然高めになります。

主観で、実施したほうが良いはず、と思うかどうか
自分がそう思えるかは結構大事。自分が思えていると、提案力、実行力がともなってきます。

実行容易性

これは書かなくてもわかるとおもいますが、以下です。
・リソース(お金・時間)を多く使わずに実行できるもの
・チームの影響範囲で実行できるもの
・実施にともなうタスクがある程度具体化できるもの

まとめ

優先度をつけるということは、やることとやらないことを決める、つまり戦略を決めること。なので、この優先度の管理は責任者や、ビジネスセンスが高く冴えている人がすべきだと思います。

以上でした。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?