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クライアントの要望を正確に受け取る方法

株式会社dotbindのWebディレクターの鈴木です。
ディレクターの大事な仕事のひとつに、クライアントの要望を正確に受け取る、があります。これはすごく重要。なぜなら、要望を受け取って、社内に持ち帰って制作するのが制作会社の仕事の基本的な流れだからです。

要望を誤って持ち帰ってそのままつくってしまった場合、ロスが大きい。そんなロスを生まないためにも、クライアントの要望を正確に受け取る必要があります。

全集中・聞くの呼吸

全神経を集中させて、一字一句聞き逃さない姿勢が大事です。しかし、これが難しい。気を抜くと、今話している話題やワードから派生して、別のことへと意識が飛んでしまいます。

全集中・聞くの呼吸のコツは、文字通り、集中力。
集中力を高める方法は、鬼滅の刃と同じで、瞑想が効果的。瞑想をやってみると、次から次へと思考がとめどとなく巡ってくる。このことに気づいて集中を呼吸へと戻す・・・。この繰り返しでメタ認知力を身に着け、集中力を上げられるらしいです。

自分の体感としても、瞑想をするようになってから全集中・聞くの呼吸、弐の型ぐらいはつかえるようになってきました。

経緯・背景・意図を聞く

要望そのものだけではなく、その要望にいたった経緯・背景・意図を聞くことも大事。これらがわかれば、こちらからも松竹梅を提案できます。

また、これらを聞くと要望に対して自分で納得できることが多い。納得すると、モチベーションにも繋がるし、記憶への定着も良い気がします。

さらに、これらを聞くと、クライアントの隠れた真意も見えてくることもある。より良い要望へと導けることもあったりもします。

曖昧な言葉は、具体的な言葉・数字に言い換える

曖昧な言葉はたくさんあります。
期日だったら「なるはやで」、サイズ感だったら「大きめで」、色だったら、「パキッと」、など。人によってイメージするレベル感に相違が生まれます。

このような曖昧な言葉に敏感になって、正確な言葉・数字に言い換えましょう。

期日だったら何日まで、大きさだったら何px、色などの言葉で表現できないものは、次に説明するイメージで。

ただ、あまり綿密にやりすぎるとちょっとウザい感じもあるので、適度に。あれ、それ、で通用するのもクライアントからすると、仕事のやりやすさでもあるから、難しいですね。

イメージですり合わせる

ここでいうイメージは目に見えるもの。
上述の通り、言葉だけだと人によって異なる認識を持っていることがあります。目に見えるイメージは、間違いなく全員共通の認識を持つことができる必殺技。すごく優秀な手法です。

ビデオMTGであれば、画面共有によって、よりやりやすくなりました。

参考サイト、イメージなど既存のものがあればそれを共有。無ければ、iPadのノートアプリ、XD、Figma、Cacooなどのツールでミーティング中に図をササッと作成して、認識をすり合わせる。図示化のスキルは必要です。

わからなかったら、素直に聞く

多少なりとも自分側の問題でわからなかった、という姿勢でわからなかったことを素直に聞くと、好意的に再度説明してもらえることが多いです。

一度説明してもらったことだったりするので、聞くのに勇気は必要。ただ、誤った要望をもちかえって制作してやり直すコストと比べると、クライアントにとっても断然良いです。

わからない言葉、認識があったら勇気を持って素直に聞くのが吉。

さいごに

上記にまとめたこと以外にも、5W1Hを聞く、だとかの手法はまだまだありそう。実践できて、言語化できるようになればまとめます。

ここまで書いていてなんですが、クライアントとの良好な関係性や信頼してもらっている、という土台となる関係性は必要。
とはいえ、良好な関係性や信頼は、本記事に書いたようなことを愚直に実践することで築けるものだとも思います!

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