英語を教える人が「シャドウィング」をオススメする理由を説明するよ。日本人はあまり学校で習わない勉強法だけど、リスニングにもスピーキングにも一番効果あり！

シャドウイングという勉強法は、海外ではリスニングやスピーキングを学ぶのに、フツーに使われる勉強法。

なぜか、この「シャドウイング」という横文字が日本語に定着しない。

この「シャドウィング」は外国人が少ない国、日本で、一番勧めるべき勉強法なのに。

シャドウイング ＝ Shadowing = 音声と一緒に読み上げられるように練習する方法

シャドウイングが効果ないという人もたまにいる。

でも、これはやり方を間違えているだけ。

効果がない、のではなく、効果がある方法を知らない、だけ。

１）シャドウイングの重要なポイント

I) リズム感：聞こえてくる英語と同じリズム感で

II) イントネーション：抑揚と同じ

III) そして、同じ文章の長さ

よく、シャドウイングしている人が、文章の最初と最後だけ合わせているが、これはダメ。最初と最後だけあっていると、中間もあっている気になるが、これでは上手くならないヨ。

すべてを似てまねる、というのがポイント！

２）シャドウイングのメリット

①スピーキングの向上のようで、実はリスニングの向上

以前は、早すぎて何言っているかわからない・・・となっていたのが、自分が話せるようになることで、同じスピードで別の機会に聞いたとき、聞けるようになる　⇒リスニングが上達する

②イントネーション・発音の改善

自然な英語表現や言い回しの学習ができる。

生きた英語しか学ばないし、発言の内容と表情をまとめて認識できる。

文章を読んで、これ、どんなときに言うんだろ？

みたいなことが起こらない。

例）

"You are kidding me."
これ、どんなシチュエーションでどういう雰囲気で言うか、知ってる？

直訳すると、「あなたは、私をからかっている」

でも、こんな和訳で覚えたんじゃ、一生、口から出てこない。

３）どんな教材を選ぶか？

①お！ちょっと早いかな？と感じるくらいのスピードのものを選ぶ

まずは字幕を追えるくらいのスピードのものを選び、内容を把握した上で、リズムをつかんでシャドウイングする。

意味も分かるし、文章の構造も分かって、どうやって発音するのかも知ってる！それなのに、シャドウイングが上手くできない・・・というときは：

発音上の問題がある、ということになる。

無理に難しい文章をシャドウイングしなくてＯＫ。

②自分がとことん好きで、飽きないものを選ぶ。

スキな俳優の映画、アニメの映画、なんでもいい。

とにかく、とことん、何度聞いても聞いても「もう、いい！」ってならないものを選ぼう。

ちなみに、私の場合、「美女と野獣」「アラジン」の2本のディズニーアニメだった。

ランプの魔人ジーニーが、Friend Like Meを歌う箇所が、すべて言えるようになったときの感動は、恐らく、共有しきれないと思う。

だって、本人が一番感動するから。

みんなも、この感動、是非味わってね。