パースペクティブとは~世界時図編~
私が以前住んでいた、オーストラリアの世界地図はこんな感じ:
日本で見る世界地図が逆さまになっている!そりゃあ、そうだよね。自国を中心にして、書くんだもん。
だから、アフリカで見る世界地図も、アフリカが中心になっている。この方が海が場所を取らなくて、効率いいよね~
パースペクティブが、住むところで違う良い例だ。
ちょっとイジワルに聞こえるが、私は、自宅に来た人にオーストラリアの世界地図を見せる。「へぇ~そうなんだ~!」と感嘆の声を上げてくれる人とは、その後ずっと友情を続ける。それほど人と違うことに面白みを感じてくれる人は、私という「変人さ」も理解してくれるとわかっているからだ。この試金石、案外当たっている。
これに関心する人は、下の地図を見て、どう思うだろう。
「環日本海諸国図」というこの地図は、中国大陸から見た日本列島を見せる。ハッキリ言ってしまうと、、中国にとって、日本列島は邪魔でしかない、というのがよくわかる。日本さえなければ、太平洋自由に横断してアメリカに行けるのに・・日本さえなければ日本海も違う名前のはずなのに・・と、思うかも?
尖閣諸島で中国といつもモメているが、あれが日本のものか、中国のものか、モメる前に考えてほしいのだ。彼らがどんな考えなのか?
彼らの行動を肯定するつもりも、彼らの間違いを指摘するつもりもない。ただ、どんな動機や考えをもってあのような行動に出るか、歴史や経緯を考えてみると、もう少し交渉や話し合いの仕方が変わってくると思う。パースペクティブを知る、とはそういうこと。英語を話せるようになる、とは、違うパースペクティブを理解する、ということ。
本読んでるだけじゃ、わからないよ。
よろしければサポートお願いします!頂戴したサポートは、今後の記事の質向上に使わさせていただきます!