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雀荘ごはん

スーパーAで働き始めて1年近く経った頃、身体が夜勤にも慣れきっていた。
ワシの中でのビリヤードブームも去り、日曜日勤務明けである月曜日朝は、
リーチ麻雀NGへ寄るようになった。
スーパーA店でのワシの休みが月曜日だったからだ。
朝の雀荘では、9:00だったと思うが”モーニングサービス”なるものがあった。

当時のモノではありません
あくまでイメージです。実際のトーストは薄かった

8枚切りのパンをトーストしたものに、ゆで卵とコーヒー
コーヒーと言っても普段のフリードリンク。
希望者だけに提供され、ワシはいつもご馳走になっていた。
ちょっとしたサービスだが、ワシは嬉しかった。
何故なら、雀荘定番のカップ麺や焼きそばをあまり食べないからである。
そして眠くなったら帰るというのが月曜日のパターンであった。
この頃は、勤務前と月曜日朝で週4~5日麻雀していた。

時間軸はかなり現在に近くなるが、2009年前後の話
毎週金曜日にサービスカレーを出していたお店があった。
(今もこの店はあります。今も金曜日カレーがあるかは知りません)

キティちゃんではありません

店長(初代)さんの手作りカレーをサービスで出してくれていたのである。
このカレーをつくるのに、肉はハナマサで国産の豚肉を・・・
ルーはアレとアレを混ぜて、などと手間をかけていた事を聞いた記憶アリ。
当時札幌在住で、月に数日仕事で東京に来た時に遊びに行っていた。
たいがいは金曜日だったので、カレーをいつも頂いていた。

当時の店のカレーではありません
丸い皿で出されていたと思う
あくまでイメージです

そんな金曜日に、ワシが嫌いな客が来ていた。
あまりキレイじゃない、シワシワのYシャツを着て1~2Gで帰る客。
見た目が良くないのもあり、その客のイメージは最悪である。

まさしく

ワシの中では、絶対同卓したくない、不快感だけの人だった。
その人は負けない麻雀をして、カレーを食べて帰るという感じだったので、
余計にキライなのだ。
はっきり言って、カレーを食べるために麻雀打つような人だった。
ある時、午前中からメンバーが3人とも本走に入っていたため、
カレー作り開始が遅かった時があり、そのタイミングで不快感客が来た。
カレーがまだ出来ていないと判ると、なんとその男は打たず帰ったのだ。
そしてカレーが出来た頃また来店し、1Gだけ打ってカレー食べて帰った。

そんなにこの店のカレーが好きなのか?無料飯が好きなのか?
真実は判らないが、麻雀以外の部分でキライになった人はこの人が最初。
店側としても、正直なところ勘弁して欲しいと思うのでは?

この当時から10数年経っているので、この客がまだ通っているのかどうかは
ワシには判らないが、ワシはこのカレーが好きだった。

時々、この金曜日のカレーの事を想い出す事があり、当時の昼番メンバー
と楽しく麻雀していた日々を懐かしくも感じたりする事もある。
歳をとるというのは、こういう事なのかも知れない。
金曜日は店長さん、カーネルおじさん、若手女流プロの3人番だった。
店長さんは退店され、所属プロ団体も変わられて今は別のお店で店長を。
らー友でもあったカーネルおじさんは、永遠に逢えなくなってしまった。
女流の方は、プロを辞められて今は知らない。
麻雀も、人としても、とても楽しい3人だった。

このお店の周年イベント(何周年かは忘れた)があった。
ゲストは宮内こずえさんで、初めて麻雀プロのサインをもらう事になった。

宮内さんの横に写っているのがワシ
右手だけ

このイベントでサインの他に賞品を頂いた。
各曜日の常勤女流さん達が用意してくれた賞品の中で、
ワシが貰ったのは、金曜日の女流さんが選んだ賞品でクッションだった。
今思うと賞品の割り当ては、店長さんの配慮があったのだと思う。

イベントで貰った実物。
汚れたら、ネットに入れて洗濯してます。
夏場に干しておくと、フカフカで気持ちが良い
写真がイマイチ良くないですが・・・

もう10数年前のクッションだが、とても便利で重宝しています。

なぜ、こんな話をnoteにしたかというと、
昨晩、今朝とカレーを食べたからです。
ただ、それだけの理由ですが、ワシには充分な理由なのです。

駄文になりましたが、読んでいただきありがとうございました。

ぷくぷく







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