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強運 ピンチをチャンスに変える実践法


私の大好きな見取り図リリーさんが
アパホテルに泊まるとき読んでみたら
面白かったと以前言っていました。

今日は出張でアパホテルに泊まっているので
その言葉をふと思い出し
読んでみることにしました。


なるべくして社長になった人

アパホテルの社長、元谷芙美子さん。
「あの看板の、派手な帽子を被った
化粧の濃いおばさん」
というあまりにも失礼な印象しか
私の中には、正直なく
この人がどんな人なのかとか
そんなの全然知りませんでした。

個人的に、アパホテルは大好きで
特に大浴場のあるタイプのアパホテル。
大学時代、まだ東京にいた頃
都心の大浴場付きアパホテルを
転々と泊まるのが趣味でした。笑

特に西新宿(だったかな?)にある
アパホテルは、露天っぽくなっている大浴場で
もちろん外から見えない様に
格子状の壁はあるんですが
その隙間から夜に大都会を素っ裸で見下ろすのがなんとも快感でした。笑

アパホテルは客室の壁が派手なのが
どうにかならんかなと思ったりもしますが。笑
それ以外はかなり快適なビジネスホテルだと思っています。

ホテルってVODが有料でついていて
そこで映画などを楽しむというのが
一般的じゃないですか。
アパは無料で、ということに価値を見出しているのか
有料VODの他に、携帯をテレビにミラーリングできる機能を
かなり早い段階で取り入れていた様に思います。
初めてみた時は驚きました!
携帯で移したYouTubeやアマプラが
大画面テレビで見放題。

しかも今はなんとVODも無料で
提供されているようです。

ネット環境とかそういうものに
敏感なホテルだなという印象はかなり前からありました。


そして本題です。
この本を読んで思ったこと。

この人はなるべくして社長になった
そういう素質を持った女性なんだな

ということです。

この本を手に取り、ページをめくったあなたはラッキーです!
読み進めるだけで、運を掴み幸せになれる強運思考の法則を知ることができるのですから。


というなんとも怪しいまえがきから始まります。笑
なんかの宗教セミナーかよと思いました。笑

そう思ったのが当たってしまったと
最初の1章あたりは感じていましたが
2章あたりから、おや?と思い出しました。

1章はものすごくありきたりで
何番煎じもされてきた文言が連なります。

・自分をラッキーだと思う
・挨拶は一足お先に自分から

など、サブタイトルは
小学生の道徳の時間で教わる様なものばかりで
年の功を得た人はこういうことを
言いたくなるんだなと思ったくらい。笑

でも2章あたりから
そのありきたりな文言が
いかに彼女の経営方針や企業の代表としての姿勢に
反映されてきたかが書き記されていました。

キャラが強烈な分、
「これほんまに社員にやってるんやったらキツそうやな〜笑」
と思うところも私は何箇所かありましたが。笑

それでも彼女の部下や社員に対する思い
接し方。
なによりも「代表としてのあり方」に
なるほどと思う部分が多かったです。


夢はいらない

一番共感したのはこの言葉。

夢はいらない
的確な未来予想のもと、戦略人生を歩め

という言葉です。

私も使います。使ってきました。
「これが夢です。こうなりたいです。」


でもそれって確かに、どこかで
「なれればいいなぁ」というニュアンスも含んでいて
絶対になりたい!と思っていることやものでも
なれなくても最悪仕方がないという保険的精神は
少なからずどこかにある様な気がします。


彼女は「夢という言葉では足りなかった」と語っています。
この言葉に全部集約されてるなと思いました。
彼女の本気度とか、仕事にかける気概とか。

共感出来るけど、私は実践できていない。
見習わなきゃなと思う部分でした。


営業の心得

あともう一つ。
めちゃくちゃなるほどな〜と思った箇所がありました。

私の仕事は別に営業ではないです。
どちらかと言うと技術職で
映像を撮ったり作ったりするのが仕事です。

ただ婚礼の仕事なので
映像商品を結婚式をする方々に
紹介し、売る場が各会場で
定期的に設けられます。
その際はいやでも営業しなきゃいけないときがあります。

その時は私「申し訳ないな」と思って売ってることに
この本を読んで気づきました。

婚礼の映像商品なんか
決して安いものではないです。
ただでさえ費用のかさむ結婚式。
映像もこんなに高くてすみません、、、という気持ちに自然となってしまっていました。

でも社長は「お客様を信じている」というのです。

自分たちも絶対にいいもの!とか
今が絶対に買い時!と胸を張って進めていて
逆にお客さんも先見の明を持ってる方なら
良さを見抜いてるかもしれない
なのに進めないなんて逆に失礼に値する、と。

なるほど、と思いました。

「お客様の多額の出費を進めるという作業」
ではなくて
「お客様に好機を提供する場」
と捉えて何かを売るのは
売る側のモチベーションもかなり変わるなと。

私は何億とする不動産を売る様な
だいそれた仕事ではないので
社長の何千分の一の重責でいいわけですが。
それでも20万、30万の出費を決めさせるのには
それなりに負荷がありました。


申し訳ないと思うのではなく
お客様にとってこれが最善!と思って売り
思わさせるものを作る!というのが
本来のあり方ですよね。


社長!勉強になります!!笑


あんまり期待せず読み進めましたが
なかなか収穫のある、勉強になった本でした。


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