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FUNGRY's CREW #04 SEO改善に挑み続ける編集ディレクター リライトで重視するコンテンツの「骨」とは

ファングリースタッフの小山です!
 
ファングリーに関わる“人”にフォーカスしたマガジン「FUNGRY’s CREW」。4回目となる今回は、編集者としてコンテンツ制作に携わる新森さんにインタビューしました!
 
Webマーケティング・SEO領域の案件に携わるなど、ファングリーに在籍する編集者の中でもコンテンツマーケターとしての役割をもって動く機会が多い新森さん。「YouTubeのSEOではタイトルや概要欄の最適化を行って検索結果の上位表示を達成した」といった活躍も耳にします。
 
コンテンツ制作における編集者としてだけでなく、コンテンツマーケティング領域でも成果を出す新森さんに、仕事内容や基礎知識、活躍の裏に隠された努力や工夫についてインタビューしました!

新森さん
2023年1月にファングリーに入社。
編集者としてコンテンツ制作に携わる一方で
Webマーケティング領域の分析・改善もこなす二刀流社員。

前職の経験を生かしてSEO案件に取り組む


――新森さんは主にどのような業務に携わっているんですか?

所属するコンテンツ編集部(通称・コン編)での基本的な業務としては、Webサイトに掲載する記事コンテンツやメルマガ、LPなどの制作・ディレクションなどを行っています。いわゆる「編集者」としての業務ですね。ほかにも、取材対応にあたることもあります。ただ、コン編の中でも私はコンテンツマーケティングにおけるSEO領域の案件に携わることも多いのが特徴です。

――SEO領域の案件となるとマーケターのような業務ということでしょうか?

 
そうですね。ファングリー内の肩書としては編集者ですが、どのようにしてメディアや記事への流入数を増やし、コンバージョンにつなげるかを考える「コンテンツマーケター」としての役割をもって動くこともあります。SEO要件の初期設計やリライト、効果測定・分析、先方への分析結果の共有や改善の提案といった業務も多く担当しています。
 
――相応の知識やテクニックも必要だと思うのですが、どのようにして身につけたのでしょうか?
 
前職ではWebマーケティング会社にいたのですが、そこでSEOに特化した記事制作を担当していたんです。例えば、記事をアップした後にさまざまなツールを使って検索順位やPV数の変動を追い、結果をもとに適宜記事を改善していました。
 
私がファングリーに入社した時期は、会社としてもSEO施策が必要な案件に力を入れていきたいというタイミングだったと聞いています。そのこともあり、入社後はこれまでのSEO領域の経験を生かして、お客様の課題解決に向き合えていると感じています。
 
――前職の経験がファングリーでの仕事の成果につながっているんですね! ちなみに担当したSEOの案件で印象に残っているものはありますか?
 
YouTubeのSEOは初めての経験だったのでとても印象的に残っていますね。SEO関連ということで上司から私に声がかかって、不安はありましたが「やってみます!」と引き受けました。

――初めてでも果敢にチャレンジする精神!素晴らしい……。ちなみにYouTubeのSEOってどんなことをするんですか?
 
YouTubeSEOも基本的には通常のSEO対策と同じように、適切な施策を打ってYouTube上で検索上位に表示させるのが目的です。ちなみに、YouTubeの検索上位に動画が表示されると、Googleの検索エンジンでも連動してその動画が上位表示されるので、動画投稿をするのであれば欠かせません。
 
――なるほど、YouTubeはGoogleが運営してますもんね。
 
私が担当した案件では、自社でYouTubeチャンネルを運営しているクライアントから「特定のキーワードで自社の動画を上位表示させたい」という相談をいただきました。要望を詳しく聞くと、その時点ではYouTuberなどの一般ユーザーがアップした動画が検索上位を占めていて、そのクライアントの公式チャンネルが公開していた動画はほとんど見つけられなかったんです。
 
そこで、サムネイルを目を惹くデザインにする、タイトルは動画内容を意識する、概要欄にはキーワード・タイムスタンプ・関連動画・ハッシュタグなどを入れて充実させるなどの改善をしました。
 
タイトルに対策キーワードを入れたり、ハッシュタグやタイムスタンプでユーザー体験(回遊性や検索性)を充実させたりすることが上位表示につながるというのは、記事のSEO対策と共通している点です。その気付きをもとに、YouTubeSEOについて自分でもっと勉強したり、クライアントと一緒に方法を考えたりして改善を続けていきました。着手前は10位以上にランクインしていたクライアントの動画が1~2本だったのですが、結果として8本ほどに増えたんです!これはとてもうれしかったですね。

常に課題意識をもっているからこそ効果の出るSEO対策


――新森さんがSEO対策を行う際はどんなことを意識していますか?

 
SEO対策では、ユーザーニーズを満たすことが何よりも重要です。なので「この記事を読むユーザーが本当に必要としている情報は何か」を常に意識しています。
 
記事の内容を充実させる、他社記事のコピペになっていないかを確かめる、ファクトチェックをしっかりとするといった基本的な編集作業はもちろんですが、もっと根本の部分となる対策キーワードや共起語の選定、競合との差別化を図るための企画構成なども意識し、全体を通してユーザーが求める情報とのブレがないように細部を調整しています。

―― SEOは知れば知るほど奥が深いですね。
 
たしかに考えることは多いですが、突き詰めていくと「ユーザーが欲する情報を満たしたうえで上位表示させるためには」という課題を解決することに尽きるのかなと思います。そこから派生して出てくる、「キーワードは?」「構成は?」「タグは?」とさまざまな課題を解決する感じですね。
 
加えて、クライアントがメディアを通じて達成したい目標や解決したい悩みなども考慮したうえで、最適な施策を検討していきます。
 
また、SEO対策では少しの変更で効果が現れることもあれば、大きく変更しても効果が出てくるわけではありません。変更したらすぐに反映するとも限らず、成果が出るまでに時間がかかるということも……。そういった部分でも、「なぜうまくいったのか」「なぜダメだったのか」などを分析してトライ&エラーを繰り返すのはとても面白いですね。結果として自分の施策によって良い成果に導けた際に、お客様から喜んでもらえるのは本当に嬉しいし達成感があります!
 
――常にSEOに対して課題意識をもって取り組むからこそ成果が出せるんですね!
 
記事を書く、ただコンテンツを作るというだけであればChat GPTなどの生成AIでもできてしまうかもしれません。一方で、人間の思考は複雑なので、ユーザーの心理とそれに対応できるコンテンツの関係を深掘りして反映させて「人の手で作るコンテンツの価値」を発揮したいです。メディアが抱える課題を解決させるために、必要なSEO対策をしっかりと行えば効果は出やすいので、コンテンツマーケティングやSEOで悩んでいるのであればぜひご相談ください!

「SEOにおけるタグの役割」について新森さんに聞いてみた


――私もSEOの基礎は心得ていますが、見出しやディスクリプションなど、タグの設定で悩むことが時々あります。新森さんはどのようなことを意識してタグ(titleタグやh1~h4タグ、altタグなど)を吟味していますか?

 
SEOにおいて、タグは非常に重要なので、適したものを入れることが大切ですね。「もしかしたら本文よりもタグが大事かも……?」と思うこともあります。
 
Googleのアルゴリズムは正式には公開されておらず、また移り変わりが激しいため、これが正解!と言い切るのは難しいのですが、コンテンツの質だけでなく「コンテンツそのものの構造」がしっかりしていることは、SEOの基礎にして重要な点だと捉えています。
 
――コンテンツそのものの構造というと……?
 
記事を読んでいるときに、例えばページ上部にタイトルがなかったり、中見出しと小見出しの順番がバラバラに配置されていたりしたら、いくら内容が素晴らしくても読みづらいですよね。このような状態では、検索エンジンから正しい評価を得られません。
 
タグは人間の身体でいうところの「骨」みたいなもので、骨がしっかりしていなくてはいくら他を鍛えても……と思いませんか?


――なるほど。タグの重要性がよくわかりました。……ということは、タグの変更だけでSEO効果が上がることもあるんでしょうか?
 
そういったケースももちろんあります。これまでの経験の中には、本文のリライトを行わずコンテンツ内のタグの見直し・改善を行ったことで、検索順位を大幅にアップできたこともありました。使えるリソースに限りがあって、コンテンツ改善の優先順位をつけなければいけないなら、まずは特に注力したい記事のタグ改善から着手してみるのも間違いではないと思います。

私生活でも分析を欠かさない新森さん

――少し小耳に挟んだのですが、新森さんは競馬がお好きなんですか?
 
競馬は好きというか趣味ですね(笑)。重賞レースは欠かさずチェックしています!以前上野のアメ横で飲んでいたときに、たまたま近くで飲んでいた人から競馬を教えてもらったのが始まりです。そして初めて見たレースでアーモンドアイという牝馬が活躍していたのを見て一気に惹きつけられました。
 
――きっかけが特殊ですね!?度胸があるというか好奇心旺盛というか……
 
好奇心はかなり旺盛かもしれません。それまで競馬には全然興味がなかったのですが、馬によって性格や体格がまったく違うので、レースで馬の個性が出るのが本当に面白くて。レースを見れば見るほど競馬の奥深さにハマっていきました!
 
――ちなみに競馬予想ってどうやって考えるんですか?
 
出走馬ごとに過去の戦績やレース展開などを分析して、そこから独自に導き出しています! そうやって予想して、見事に的中したときはガッツポーズです(笑)。ちなみに、少し前のレースでは結構勝ちました!
 
――SEOと同じく趣味でも分析は生かされているんですね!
 
たしかにそうかも……!私はもともと分析するっていうのが好きなのかもしれませんね。なんか、仕事と趣味が「分析」でつながった気がしました!

好奇心とチャレンジで幅広く活躍!

何事にも好奇心を持ってチャレンジを重ね、課題解決のために分析をする。これは、仕事はもちろん趣味にも成果へとつながっているようです。チャレンジには不安が伴うことも多いですが、これまでの経験から解決のヒントを探し出す、新森さんの精神を見習いたいです……!
 
とりあえず、分析のスタートとして新森さんに競馬を習いたいと思います。
 
ファングリー公式noteでは、これからもファングリー社内のイベントやカルチャー、働き方に関する記事を発信していきますので、ぜひチェックしてみてくださいね!

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