過ぎ去る時間、寄り添う時間

振り返れば、自分は輝いていて

損得なんてどうでもいいと

楽しさや幸せなんて言葉に興味は覚えず

過ぎ行く今と共鳴していた。

過去に縛られて生きてはいないけれど

時おり意識を遡って

同じ緑の丘で

今とは違う景色を確かめ懐かしみ

黄ばんだフィルターをひとつづつ外していく

あの頃と同じ色の数は表現できないけれど

枯れることのないときめきを光に託して

僕はゆるりとまばたきをしよう

(359日)

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