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不幸の加減をコントロールできるのは幸せな人だけだ

こたろうは英語が割と得意だ。というか苦手意識が薄い。洋画はほとんど字幕無しでも楽しめるから、字幕にくぎ付けの僕が気づかない場面でクスクス笑ったりしていてちょっと羨ましい。オタクだけど。
街で外国人に道を聞かれたりもする。
「俺は実はあんまりしゃべれないんだけど、日本に来る外国の人は簡単な日本語ならちゃんと勉強してきてるんだよ。だから相手の言ってることさえ理解できれば、こっちは下手な英語を使わずに日本語で返してあげても十分伝わるんだ。
「ほ~なるほどね~」
すごく勉強が得意なわけではないが、分析能力はある方なのだ。そして海外発の日本語非対応オンラインゲームでロシア人とかともチームを組んだりしている。ちょっと羨ましい。オタクだけど。

むしろ日本語の放つ繊細な表現や言い回し、同音異義語の多さや伝わりづらいニュアンスなどが苦手のようである。

「あ、ちょっと待ってて電話だ」

学生時代は英語よりも、日本語でおこなわれる出題の意図が理解できず苦労したようだ。アロマテラピーを完全和訳して提出したところ『アロマテラピーでいんじゃね?』みたいな英語教師の雑な対応に腹が立った話をいまだにするし、あと和製英語やカタカナも嫌いらしい。小学校時分のカタカナを書きましょう授業で”オサマビンラディン”と回答して先生に渋い顔をされた経験が忘れられないようだ。

「だーかーらー!『何処も』ってdocomoじゃないし、秋葉にヒトデがいるかよ!」

今も日本語に苦戦している模様だ。


#最近の学び #自分にとって大切なこと #ゆるく生きよう #コント部 #エッセイ #英語苦手 #同音異義語 #僕なりの幸福論

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