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ママが大事にしてること

我が家は発達凸凹家族

我が家は発達凸凹家族です。
【家族紹介】
ママ:おそらく、多分ADHDの傾向あり(診断してない)
大学卒業後、社会に馴染めずうつ病・引きこもりを経験。
今思えばアレが二次障害ってやつだったのか?
小さなことから何かを作ることが好き。
服飾大学ビジネスコースを卒業。資料デザインが得意。

パパ:おそらく、多分ASDの傾向あり(診断してない)
博士号を持ってる本物の博士。微生物が専門。
根は優しくて家族想い。
天邪鬼・素直じゃないので優しさが伝わりにくい不器用さん(笑)
出張が多く月の半分はホテル暮らし。

長男:ADHD・ASD(診断あり)・7さい
感覚過敏・多動・あまのじゃく・衝動性・人の気持ちが想像しにくい・IQ高め
根は優しくて正義感の強いお兄ちゃん
生まれた時から寝ない・食べない・ミルク断固拒否(完全母乳)でママは困惑。2歳の頃から多動・他害・癇癪の毎日にママは必死であの頃の記憶が曖昧。その頃から発達クリニックに通院・デイサービスを利用する。
ツッパリ感とデレデレ感の差が激しいツンデレヤンキーみたいな小学生(笑

次男:ADHD・ASD(診断あり)・4さい
感覚鈍感・偏食・多動・頑固・IQ低め
愛嬌たっぷり、甘え上手な末っ子
生まれた時はよく寝て、ミルクも飲んで、あまり手がかからない子でお兄ちゃんとの違いにママ困惑(笑)
1歳半検診(コロナ禍で遅れて2歳の時に受診)で、言葉が出てないことに気づき、その頃から発達クリニックに通院・デイサービスを利用する。
気が乗らない事は絶対にやらない。保育園の時は必殺技【寝るマネ】で
外界との通信を一切遮断する頑固っぷり。

長男はトラブルメーカー

割とキャラの濃いめな我が家ですが、
その中でも長男は常にトラブルの中心人物。
小さい頃は、ママ友と遊んでても相手のお友達を泣かし、
公園に連れて行っても知らない子を泣かし、
目があっただけな子や、
目の前を通りすぎただけの子に突進して突き飛ばしたり、
歯形を付けられる被害者も多数…(謝っても謝りきれない)
エレベーターに他の人が入ってくれば「入ってくるな!」と大人を攻撃、
家でも、ねんね期の次男を踏み潰したり、
ブロック(デュプロ)で頭を叩いて流血事件も…。

そんな他害以外にも
外出先で癇癪を起こして立ち往生なんて日常茶飯事
寝起きも悪くて毎朝癇癪で始まり、
夜驚症で毎晩泣き声で起こされる。
4歳まで朝まで寝れた日はほぼなし。

とにかく彼の行動の【ワケ】がわからず
時には発狂しながらもw
ただただ毎日必死に子供達を生かすことだけを考え、
周りの大人に謝ってばかりの毎日を過ごしていました。

パッと見は元気のいいヤンチャな男の子。
IQも高いので年齢の割に言葉も達者。
特性があるなんてわからないし、生意気な子。って見られることも。
だから、
問題を起こせば心ない言葉をかけられたり、
こんなにも毎日が必死なのに
「気のせいだよ」「みんなそんなもんだよ」って言われたり、

悔しい思いや絶望を感じたこともありました。

そんな長男も今ではだいぶ落ち着いて
お友達と仲良く遊んだり、一緒にあそぼー!と誘われたり
楽しそうにお友達と遊ぶ姿を見るのが本当に嬉しい。

とはいえ、
今でも行しぶりや、感情の爆発があったり
兄弟げんかはひっきりなしに起こるし
ドタバタな毎日です。

そんなトラブルメーカな長男や
最近多動を極めている次男と向き合う中で
私が意識している「ママが大事にしていること」を3つご紹介します。

ママが大事にしている3つのこと

①一人でどうにかしようとしない

育てにくい子を育てているママの中には
「私は母親だから」と一人でどうにかしようと
頑張っているママが多くいます。
でもね、一人じゃどうにもならないよ。
特性のない子の子育てでも
ママ一人じゃキャパオーバーなのに…
ちょと癖が強くて【コツ】がいる子の子育ては
【コツ】を掴むまでに時間もエネルギーもめちゃくちゃ使う。
だからこそ、一人でどうにかしようとしたら
ママも子供も苦しくなってしまうんだよね。

私は運よく異変に早くに気づいてもらって
息子が2歳の時から
発達クリニックの主治医の先生、セラピーの先生
デイサービスの先生
地域の教育相談の先生
地域の保健士さん
支援級の先生
に関わっていただきました。

専門の知識を持った大人にママが相談できることは本当に救われた。
彼の行動の【ワケ】を理解できるようになったし、
毎日どこに向けたら良いのかわからない感情を泣きながら話しても
うんうん、って聞いてくれたり、
「お母さん、本当に頑張ってる。自信持って」って励ましてくれたり、
これからどんな関わりをしていったら良いかを一緒に考えてくれたり。
私が一人になれる時間を作ってくれたり。
本当に感謝しかない。

それに、長男のことを理解してくれた。
私がずっと長男と一緒にいなくても、
別の場所で
長男の気持ちに向き合ってくれたり、
いけないことはいけないと諭してくれたり、
良いところを見つけてめちゃくちゃ褒めてくれたり
長男が心を許せる大人が増えていった。

先生たちがいなかったら、
長男が小学生になるまで
マジで生きていけなかったと思う。
今の私たちはいなかった。

その他にも
理解のあるママ友。
ご近所さん。
通りすがりの神対応な紳士や、子育ての先輩。
にも助けてもらいました。

だから、一人で
「私の子供だから、私がどうにかしないと」
なんて思わないで。
色んな人の手を借りて
みんなでこの子の将来を守っていこう。

②18歳の我が子を想像すること

【今】だけを見てると
不安にもなるし、
心配事も増える。
できないことが目について「なんでこんなこともできないの!」と
イライラしてしまう。

それに、
色んな決断もしなきゃいけない場面だってある。
「どこかに相談した方がいいのかな?」
「発達クリニック行った方がいい?」
「発達検査ってした方がいいのかな?」
「支援級?普通級?どうする?」

そんな時に意識してることは
【18歳の我が子を想像する】ってこと。
これはデイの所長さんに言われたこと。

【今】は
他の子よりもオムツが取れるのが遅いし、
箸がうまく持てないし、
野菜も全然食べてくれないし、
言葉も少ないし
癇癪や暴言が続いて途方にくれているし、
急に道路に飛び出しそうになるし

「この子、大丈夫?」
って心配になるかもしれない。

でも、【18歳の我が子はきっと】
オムツは取れてるし
箸も持てるようになってるし
自分で食事できるようになってるし
野菜も少しは食べれるようになってるし
意思疎通ができる手段を獲得してるし
癇癪も暴言も落ち着いているし
急に道路に飛び出すようなことはしないだろう。

そんなふうに思えたらどう?

「まぁ、いいか。今できなくてもそのうちできるようになるよね」
って気持ちが楽にならない?

それに、何か決断しなきゃいけない時も
【18歳の我が子にはこんなふうに過ごしてほしい】
ってイメージできたら
逆算して「今できること」を選ぶことができると思うの。

18歳はになったら親元を離れるかもしれない
そうなった時に
【1人でも楽しく過ごすことができる力を身につけてほしい】
私はそう思った。

だから、
彼を理解したくて
発達クリニックで検査を受ける選択をしたし、

今はゆっくりでもいいから
とにかく学校に毎日楽しく通ってほしい。
例え勉強ができなくても、
お友達との関わりで色んな人がいるってことを知ってほしい。
だから
学校の生活に慣れるまでは支援級に通わせる選択をした。

この選択は
その子の特性によって一人一人違うと思う。
でも、「どうしたらいいんだろ?」と親が迷った時の
基準になると思うの。

我が子の幸せを願うから心配になるんだもんね。
そりゃ心配になるし、悩むし、考えるよ。
だからこそ
【今】だけをみて心配しすぎない
【今】だけを見て決断をしない。

ってことを意識してます。

③うちの子は「やればできる子・大丈夫」

子育てをしてると心配は尽きない…

ゲームばっかしてるし
野菜食べないし、魚食べないし、肉食べないし、炭水化物ばっかりだし…
学校休んでるし
宿題しないし
歯磨き嫌がるし
また喧嘩してるし
我慢が爆発して暴れてるし

あげたらキリがない心配のタネ。

心配・心配・心配…
うちの子これからどうなっちゃうの?
ちゃんと大人になれるの?
非行に走ったらどうしよう
このまま引きこもりになったらどうしよう


親だからね、そりゃ心配にはなっちゃうよ。

でもね、
そう思ってママが「心配」に取り憑かれると
あんまりいい事って起きなくて

心配が怒りに変わって過剰に怒りすぎて子供が意固地になったり
心配がうつって子供が臆病になったり
つい心ない言葉を言ってしまったり
こうはなりたくないって思ってたのに
口うるさい母親になっていたり…

でもね4歳くらいの時かな…
長男に言われたの
「ママ、僕のこと信用してないよね」て。

ショックだったなぁ…
私自身、母親に思っていたこと。
心配されるたびに
「余計な心配しないでよ」
「そんな心配いらないよ」
「結局お母さんは私を信用してないんでしょ?」
「できないって決めつけないでよ」
って思ってた…。

そうだよね。
子供にとってその心配は
「余計なお世話」なわけだwww

うちの子には
いいところがいっぱいある。
優しいし、
自分で決めたことはちゃんとやる力もある
困った時は友達に聞くこともできる
夢中になった時の集中力も半端ない。

そのいいところを思い出して
「うちの子はやればできる子!だから大丈夫!」
って思って信じて見守る。

親にとっては見守るって勇気がいるけど、
「信じてもらえる」ってうれしいもんね。

そりゃ心配になって口うるさくなる時だってあるし
過保護かな?って思うことだってある。

でも、できるだけ
「この子は大丈夫」って思って
送り出す。見守る。

ママの中のおまじないです。


子育てに正解がないから悩む


いくら育児書を読み漁っても、
ペアレントトレーニングや
アンガーマネイジメントなんかの講座を受けても
インスタやブログを見まくっても

「うちの子にぴったり」な正解なんてどこにもなかった。

もちろん参考や、学びにはなるけど、

これをやったら落ち着く!とか、
魔法みたいに一瞬で状況が良くなる方法!
なんてなかった。

その都度その都度
考えて
向き合って
学んだことを試して

今日は良くても
明日にはその方法は通用しなかったり…

毎日バタバタしながら
気づいたら落ち着いてた…
そんなんばっか。

おんなじ親から生まれても
長男のパターンと
次男のパターンで悩み事も困りごとも180度違うんだから

その子その子によって
向き合う【コツ】って違う。
だからこれが正解!っていう方法はないんだね。

だからこそ
ママの考え方って大事になってくるなって思う。

もしよかったら、
こんな考え方もあるんだな。って軽い感じで
この記事を参考にしてもらえたら嬉しいです。




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