【喪中の挨拶】 喪中時の「新年の挨拶」はどうすればいいのか?
喪中の期間はいつまで?
喪中という言葉は、大人の方であれば聞いたことがあると思いますが、具体的にはいつまでが喪中になるのでしょうか?
身近な身内が亡くなられた場合、その方は「喪中」となり、喪に服す期間に入ると言われます。
期間としては「1年間」とされておりますが、日本からの古い慣習であり「法律などで特に定められているわけではありません」
喪中の期間は「結婚式などの慶事を避ける人」もいらっしゃいますが、現在では「事前に決まっていた慶事であれば参加をされる傾向」が強くなりました。
喪中に新年の挨拶を「相手方」からされた場合
喪中に新年の挨拶を「相手からされた場合」は、「あけましておめでとう」という単語を使わないことが多いです。
祝いに関する言葉を使わずに「本年もよろしくお願いいたします」という表現で新年の挨拶を行うことが多いです。
相手方が「会社関係者」「取引先」などの場合は喪中であることを知らせると、「かえって気を遣わせてしまう」ため、特に自分自身が喪中であることを知らせずに「本年もよろしくお願いいたします」と伝えれば問題ありません。
喪中の「相手方」に新年の挨拶を行う場合
相手方が既に「喪中であること」がわかっている場合は、「新年あけましておめでとうございます」という言葉を使用することは、適切ではないと言われています。
その場合は「昨年はお世話になりました」「本年もよろしくお願いいたします」とお伝えすれば問題ありません。
「おめでとう」などの祝い言葉を使用しなければ、礼儀として問題はないと言われています。
自分が喪中であるが「年賀状が届いた」場合
喪中期間中に年賀状が届いた場合は「寒中見舞い」として、送ることが一般化となっております。
年賀状が届いても、年賀状を送り返すことはありません。
寒中見舞いの場合は、松の内から立春までに出すことが一般的とされており、「1月7日〜2月4日まで」に相手方に届くことがマナーとされています。
忌中との違いは?
「喪中」と似たような言葉で「忌中」という言葉があります。
これは一年ではなく「仏教の場合は四十九日」までの期間、「神道の場合は五十日祭」までの期間と言われています。
忌中の方が葬儀からの日数が経過をしていないことになります。
特に神道の場合で忌中期間の場合「神社への参拝は遠慮する傾向があります」
神道は「死」に対して穢があると言われており、忌中期間である方を避ける考えがあります。
喪中より忌中の方が、より「故人を偲び喪に服す期間」とされています。
故人との関係値により喪中期間は異なる
例として、2021年年末は秋篠宮紀子様のお父様、経済学者:川嶋辰彦さんがお亡くなりになり、紀子様や秋篠宮様、お子様の眞子様、佳子様、悠仁様が喪中の期間となりました。
実は故人との血縁関係により「喪に服す期間が異なります」
※皇室の方の場合は、宮内庁から喪に服す期間を示されていますが、一般的な喪中の期間は下記となります。
新年の挨拶について、厳格なマナーはありません。基本的には祝い言葉を使用しなければ問題はないと言われています。
昨年お世話になった方へ「本年もお願いします」としっかり気持ちを伝えれば問題ありませんので、新たな気持ちで新しい年を進んでいきましょう。
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