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【遺影写真の選び方】遺影写真はどのような写真を準備するの?

お葬式を行うにあたり、葬儀の規模に寒けなく、ほとんどの葬儀で準備を行うのが「遺影写真」となります。

祭壇や自宅用に飾る写真として準備する遺影写真ですが、遺影写真を準備するには「遺影写真を作成するための原稿写真」が必要になります。

この原稿になる写真はどのようなものを準備すれば良いのでしょうか?

故人様の顔の大きさについて

原稿となる写真の「故人様の顔の大きさ」ですが、10円玉程度の顔の大きさがあれば、引き延ばしが可能です。

そして出来る限りピントが合っている写真が理想になります。

スナップ写真から引き伸ばしは可能ですが、写真館などで撮られたお写真の方が「プロが撮影を行い、ピントや影がない写真」となり綺麗な遺影写真を仕上げることが出来ます。

故人の写真の着せ替えはするの?

昔はよく「故人の写真を袴やスーツなどに着せ替え」を行っておりましたが、現在はお写真の原稿そのままのお写真を引き伸ばすことが多くなりました。

そのままのお写真の方が「加工を行っていない自然体」で写真の作成ができること、「故人らしい洋服のまま」遺影写真を作成できることなど、個を重視する遺影写真が多くなりました。

生前の「いつ頃の年齢」の写真がベスト?

生前のお写真で「いつの年齢」の写真が良いのか?というご相談を頂くことがあります。

特に決まりもないものとなりますので、ご遺族様から見て故人のイメージされている年代の写真が一番ベストとお話をすることが多いです。

直近で一番お元気だったころのお写真を使用するのが一番ベストなのではないでしょうか。

ちなみに経験上、80代のからが亡くなり、40年以上前の写真を引き伸ばし、遺影写真を作成したこともあります。

正面を向いている写真ではないといけない?

遺影写真といえば「正面を向いている写真」が多いと思われる方も多いのではないでしょうか?

昔はほとんどが正面を向いている写真を遺影写真としていました。

しかし、現在は従来の遺影写真とは異なり、
横や斜めなどを向いている写真、
帽子を被っている写真、
趣味で遊んでいる時の笑顔の写真など、
正面で撮影されたお写真より、「動きのある写真」「笑顔のあるお写真」をご遺族は選ばれることが多くなりました。

遺影写真はお葬式が終わりましても、残るものですので、笑顔やその人らしいお写真を選ぶ方が増えております。

データで遺影写真の原稿を準備しても大丈夫?

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最近はスマートフォンの普及により、大切なお写真をスマートフォンに保存されている方が増えました。

結論スマートフォンのデータ写真であっても、遺影写真を作成することは可能です。

昔は画素数が少ないデータ写真が多かったのですが、現在のスマートフォンは画素数が多く、遺影写真を作成するために拡大を行っても問題がないほどになりました。

課題としては「故人のスマートフォンに写真が保尊されていた場合、パスワードを遺族がご存知ではない場合があり、データを取り出せない」ことがあります。

故人のスマートフォンに遺影写真の原稿データが保存されている場合は注意をしましょう。

遺影写真は黒い額の写真でなくてもいいの?

昔は「黒い額に黒いリボン」を付けた遺影写真が一般的でした。

しかし、現在は黒い色だけではなく、ピンク・ホワイト・パープル・グレーなど多くの色の額が遺影写真に使用されるようになりました。

黒い額を必ず使用するという考えは、もうほとんどありません。

リボンにつきましても同様です。

黒=暗いお葬式という印象ではなく、明るい色を使用することで故人らしいイメージの色を選んであげたいという遺族の考えが増え、選択肢が増えています。

最後まで残るお写真だからこそ、故人のためを思い良い写真を選び、遺影写真を作成しましょう😌



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